YOSHIKI (ヨシキ) シングル「Red Swan (feat.HYDE)」
テレビアニメ「進撃の巨人」Season 3 オープニングテーマとしてリリース。
Season 3から放送局が民法からNHKに変更。第1話目の時点ではこの曲がどうこうではなく、Linked Horizonじゃないのかよ!と、物議をかもしだしました。
2話目以降はエンディング・テーマにLinked Horizonの曲が挿入。だからこそ本来の曲としての評価は始まりの時点ではなく、2話目以降になったはず…。
結果として魅力のある曲は、紅白歌合戦にも出場。リリース前から後まで含め、いろいろとドラマがある曲です。
Red Swan (feat.HYDE) 収録曲概要
「Red Swan (feat.HYDE)」収録曲は以下の通り。
- Red Swan (feat.HYDE)
- Red Swan (feat.HYDE) [Instrumental]
- Red Swan – TV Edit – (feat.HYDE)
シンプルにタイトル曲とインストゥルメンタル。TV Editは本来は別の盤となりますが、便宜上まとめた形で表記しています。
YOSHIKI、HYDEどちらもビックネームとはいえ、アニメをきっかけで触れる方も多いはず。放送上、尺に制限があるからこそ印象も思い入れも異なります。
本来の形で、放送のままを聞きたい。どちらの要望にも応える、シンプルですけれど、できる中でのベストの提供方法と言えるのではないでしょうか。
Red Swan (feat.HYDE)
テレビアニメ「進撃の巨人」Season 3 オープニングテーマ「Red Swan (feat.HYDE)」。(1曲目)
聞いて感じるのは、ピアノの単音で始まるこれ以上ないシンプルなイントロで始まりからアウトロの最後の音まで含め、よく考えられて作られている曲だなと。
ミディアムテンポというと長く感じる場合もありますが、4分24秒があっという間に過ぎていきます。YOSHIKIだからこそ、当然といえる部分なのでしょう。
プラスして、HYDEとのコラボがハマっているのも、理由の1つ。YOSHIKIといえば近年は展開が多い場合もありますが、この曲はとてもシンプルな構成。
続きを感じさせる部分を含め、X 1枚目のアルバム「Vanishing Vision」に収録「Unfinished(UN-FINISHED…)」のような感覚がしました。
また、TV Editを先に放送で聞いいた時はまさか入るとは思わなかったのですが、シンプルなギターソロが曲の華を添えているのもいい感じ!
It’s so far away to reach out to the sky
「空は手を伸ばにはとても遠い」。例え届かないとしても、手を伸ばすことに意味がある。繰り返すことで、最後は届きそうな気さえ感じさせます。
自分が考えるに、1番キーとなるのは、この部分ではないかなと。この一節があるからこそ、エンディングの歌詞がより生きてくるような気がしました。
永遠を
Fly into heaven
Heavenをそのまま天国と受け取るか、空とするのかでも変わってくると思いますが、どちらにせよ高く飛ぶことで見えてくる景色が変わってきそう。
未来を感じさせる曲。いつか進んだ先の物語も聞いてみたいですね。
Red Swan – TV Edit – (feat.HYDE)
その名の通りテレビでの放送バージョン「Red Swan – TV Edit –」。(3曲目)
人によってはこちらの方が馴染みがある形。自分もアニメをANIMAXでの再放送を含めて何回も見ているため、耳が覚えているのはこっちかも…。
1分30秒の中に濃縮された音。聞いていて、心が動かされます。それと同時に「進撃の巨人」の行動も見えてくるのですから、いいタイアップの形です。
また、曲を作ったYOSHIKIですが、もう1つスゴイなと思ったのはHYDE。
日本語も含まれても、この曲の大半は英詩。日本人だと意味が直接わからなくなることで特に拒絶する方がいますが、英語が多さを感じさせない歌い方。
難しい言葉が入った英詩ではないとしてもカタカナ英語にならず、かつ多さ感じさせないのは、HYDEならではかなと。ソロでの活動が生きている感じ!
あとがきでも触れますが、本来の形、TV Edit曲を聞いていると、結果としてボーカルにHYDEを起用した理由がわかったような気がしました。
あとがき
進撃の巨人に提供されるという情報はリリースよりも大分前に出ていましたが、当初はX JAPANの新曲予定となっていた「Red Swan」。
途中で何らかの理由でYOSHIKIのソロとなり、最終的にはfeat.HYDEと二転三転してからリリース。すんなりとは行かないのが、実に”らしい”感じ。
コラボでいえば、V2も同様。本来は小室さんではなく、Extasy Records所属の誰かが歌う予定が、企画倒れで変わったそうですし…。それでも結果は大成功!
「Red Swan」は結果的に今がベストの形になったんでしょう。とはいえ、もし仮の状態だとしても、TOSHIのボーカルでもレコーディングはしていますよね。
なんとなく想像できるような気もしますが、もし存在するのであれば聞いてみたいなと考えてしまうのは、音楽、そしてXファンだからでしょうか?
「Red Swan」はリピートして聞いてしまう同時に、X JAPANとしても早く新しい曲、アルバムを期待してしまうのは、当然な思いではないでしょうか。
以上、『YOSHIKI:Red Swan (feat.HYDE) ~美しく見える空はそう遠くはない~』でした。
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