YOASOBI:あの夢をなぞって ~点が線としてつながった瞬間~

YOASOBI:あの夢をなぞって邦楽レビュー
邦楽レビュー

YOASOBI (ヨアソビ) 配信シングル「あの夢をなぞって」。

デビューとなった前作「夜に駆ける」から約1カ月。鉄は熱いうちに打て! の言葉の通り、間髪を入れずのリリースとなりました。

同系統ではなく、異なるタイプの曲を持ってきたことに興味深く感じます。

あの夢をなぞって 概要

YOASOBIは、ボーカロイドプロデューサー Ayase、シンガーソングライターのikura (幾田りら)による音楽ユニット。

「夜に駆ける」はボーカロイドのニュアンスに生の感覚が融合していましたが、今作では生の歌声の魅力を中心とした曲。

小説 & イラスト投稿サイト「monogatary.com」に投稿された小説を原作として作曲するというコンセプトだからこそ、曲ごとの変化でしょうか。

デビューから2作目で表現の広さを感じさせたのは、意図しているのかは分かりませんが、うまい戦略だなと。同時に柔軟性があることを感じさせます。

あの夢をなぞって

いしき蒼太 著の小説「夢の雫と星の花」を原作とした「あの夢をなぞって」。

希望だけではなく、不安も感じる夢。共感する気持ちだけでなく、想像する情景がアニメのMVとリンクするという方も多いはず。

最初は不安には思っても、希望であり、未来を見たくなるのがいい感じ!

音の無い二人だけの世界で聞こえた言葉は
好きだよ

想像を強くする、とてもうまい表現。恋をしたことがあるなら、音がなくても聞こえる瞬間というのがありますよね。

冒頭だけで十分すぎるくらい心が引かれるのですが、曲の最後に「音のない世界に響いた」変わっている。じわ〜っと良かったなと感じさせます。

ikura (幾田りら)の歌声、演奏に生の要素が増え、より感情を揺さぶる形になっている。これは音楽ファンとして、やられたと思わずにはいられません。

ギターソロによく聞くとミストーンと取れる部分もあることが、より生感であり、感情を表現しているように聞こえました。演奏もとても興味深いです。

あとがき

小説を原作にしたコンセプトだからこそ、歌詞の意味がとても重要。単に言葉を乗せるだけでなく、プラスして歌として表現ができているのも興味深い!

小説、曲のどちらから入っても想像力をわきたてる相乗効果は「1+1 = 2」ではなく、大きな広がりを感じさせます。とてもおもしろいユニット。

表現できる世界が多くあることを体験として2枚目として見せられたのは、大きな強みになっていくのではないでしょうか。

YOASOBIは音楽の新しい形を小説との相乗効果で、体験させてくれそうです。

 

以上、『YOASOBI:あの夢をなぞって ~点が線としてつながった瞬間~』でした。


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JOE (ジョウ)

Guitar、F1を筆頭にモータースポーツ全般、野球(巨人)が好きな、ジャンルを問わない音楽マニア。日々記事更新中で、SNSは基本オマケ。 もっとプロフィール & あぶまいについて

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