Wakana:アキノサクラ EP ~あなたの1日が穏やかでありますように~

Wakana:アキノサクラ EP邦楽レビュー

Wakana (わかな) 1枚目のEPである「アキノサクラ EP」。

1枚目のセルフタイトルアルバム「Wakana」から、ピッタリ8カ月ぶりのリリースです。多くの人がご存じの通り、KalafinaのメンバーであったWakana。

Kalafinaの解散はとても残念でしたが、新たな活動の場としてのソロ活動が精力的であるのは、うれしく作動時にとても頼もしく感じています。

もう季節は冬ですが、優しい歌声で聞いていて心が休まる今回のEPです。

アキノサクラ EP 収録曲概要

「アキノサクラ EP」の収録曲は以下の通りです。

  1. eve
  2. アキノサクラ
  3. 恋はいつも
  4. オレンジ
  5. 夕焼け

5曲で16分と、コンパクトなEPです。本来は春に咲く花の桜と、1日を通してのストーリがある5曲は通じるコンセプトがあり、聞いていて興味深いです。

1曲ではなく、通して聞くことでより楽しめるEPであるのは間違いありません。

eve

オープニング曲の「eve」。(1曲目)

歌詞はなくオーケストラとハミングだけの曲なのですが、聞いていてとても心地のいい曲です。「eve = 前夜、直前」の意味の通り、EPの期待が高まります。

アキノサクラ

EPのタイトル曲である「アキノサクラ」。(2曲目)

秋の桜というとコスモスのことかと思いましたが、歌詞を見てもMVを見ても本当の桜のことなんですね。秋に咲く十月桜もありますが、異なる気がします。

異なる気がするのは「また枯葉舞い散る」の歌詞があるからです。枯葉という表現を桜でするのは、春でもなく秋のことだと思いました。

桜に実際の花は咲いてはいないけれど、心の目の中では秋の桜が咲いて満開になっているのでしょうね。とても想像をかきたてる歌詞で、ステキな曲です。

今の季節に聞くからこそ、桜という言葉がとても印象に残ります。あなたの心の中にアキノサクラは咲いていますか? と問いかけている気がしました。

MVの画面比率が4:3で撮影されているのも、この曲にはあっていますよ。

恋はいつも

ループ音源で新しさもあるのに、少し懐かしいメロディーが特徴的な「恋はいつも」。(3曲目)

誰の恋でも恋をした時の気持ちや行動が変わることを、とても爽やかに伝えてくれる曲です。この曲は聞いていて、心が弾むような気持ちが伝わってきます。

やっていることはとてもシンプルなのですが、引っかかる曲です。歌い手の実力が高いのもありますけれど、こういう手法も面白いなと感じさせてくれます。

オレンジ

穏やかな朝だからこその恋を歌った「オレンジ」。(4曲目)

朝は1日に始まりだからこそ、あなたの笑顔に会いたいというのは、大人の恋ですよね。恋というよりも包み込んであげる優しさですので、愛かもしれません。

この包み込むような優しさは、男性ではなく大人の女性だからこそですよね。

朝日をオレンジという表現は、面白く感じました。朝は時間がなくて忙しくしてしまうことが多いからこそ、この曲のような穏やかさが必要に思いました。

夕焼け

フィンガーピッキングのギターの音が優しい「夕焼け」。(5曲目)

曲中に数回のベル。ギターとバイオリンのみのシンプルな演奏であるのが、1日の終りを惜しんでいるように聞こえる曲です。

メロディーも淡々としているのが、逆に歌詞の言葉が耳に入ってきます。今日はどんな1日を過ごしてきたの? と聞いているようです。

穏やかな夕焼けを見られて1日が終われば、きっと明日も良い1日が期待できるといって間違いないでしょうね。シンプル・イズ・ベストの曲です。

このEPのジャケットのオレンジの光は、この曲からの夕焼けなんでしょうね。

あとがき

1枚目のアルバム「Wakana」もとても良かったですけれど、今回の「アキノサクラ EP」もとても内容がいいEPです。聞いていて気持ちが安らぎます。

誰もが忙しく過ごしてしまう季節だからこそ、気持ちに安らぎが必要なんだよと優しいメッセージが込められている気がしました。ゆったりと時間が流れます。

少し落ち着いて行動をする必要がある人に、特に聞くのをオススメしますよ。

 

以上、『Wakana:アキノサクラ EP ~あなたの1日が穏やかでありますように~』でした。

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