Vandenberg:2020 ~ノスタルジックに浸らない今の音を聞け!~

Vandenberg:2020洋楽レビュー
洋楽レビュー

Vandenberg (ヴァンデンバーグ) 4枚目のアルバム「2020」。

過去にはWhitesnake。近年ではVandenberg’s MoonKingsでの活動で知られるギタリスト「Adrian Vandenberg (エイドリアン・ヴァンデンバーグ)」。

Vandenberg名義では35年ぶりとなるアルバム。本人もインタビューで語っている通り、ノスタルジックではなくタイトル通り、今の音が聞けます。

【dTV】
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2020 収録曲概要

「2020」収録曲は以下の通り。

  1. Shadows of the Night
  2. Freight Train
  3. Hell and High Water
  4. Let It Rain
  5. Ride like the Wind
  6. Shout
  7. Shitstorm
  8. Light Up the Sky
  9. Burning Heart (2020 Re-Recorded Version)
  10. Skyfall

肝心のボーカルはRainbow、Lords of Black、The Ferrymen。その他のプロジェクトにも引っ張りだこになっている、ロニー・ロメロ。

Bassはランディ・ファン・デル・エルセン、ゲストでルディ・サーゾ。Drumsにコーエン・ヘルフスト、ゲストでブライアン・ティッシー。

ゲストは予想がついても、意外性のあるメンバー構成。自分の最初そうでしたが、興味本位であっても楽しく聞けるハードロックを聞かせてくれます。

伝統とも言えるクラッシクな要素を、今のバンドになっているのもポイント!

Shadows of the Night

オープニング曲「Shadows of the Night」。(1曲目)

聞いてすぐに分かる、ハードでカッコいい曲。中域がしっかりと出ているのにこもって聞こえないギターリフは、弾きたくなるという方も多いはず。

クラッシックロックな曲であるのに、聞こえてくるのは古さでなく、今の音。

Shadows of the night
I’m gonna ride

「夜の影。乗るぜ!」。これからの始まりを感じさせるのは、1曲目としてもピッタリ! ロニー・ロメロが引っ張りだこになるのが分かる歌唱です。

Freight Train

ギターリフがカッコいい「Freight Train」。(2曲目)

ミディアムテンポであるのに、疾走感を感じる曲。歌とギターだけでなく、全てがバトルをして、うまいこと1つになっているのが理由でしょうか。

ラストのスイッチング奏法まで、聞き所がたっぷりと詰まった曲です。

Make no mistakes
‘Cause I’m here to stay

「間違えるな。俺はここにいる」。存在していることを強く歌った曲は、ロックだからこそのカッコよさじゃないでしょうか。

ギターが前面に出てくる曲は当然多いですが、このくよくのリフはしびれますよ。特にギタリストなら、聞いていたらケースから取り出したくなるはず。

Burning Heart (2020 Re-Recorded Version)

現在のメンバーで録音をし直した「Burning Heart (2020 Re-Recorded Version)」。(9曲目)

今年に入ってアルバムから最初に公開され、期待を感じさせてくれた曲。再レコーディングといっても、原型をほぼ変えていないのもポイント。

歴戦の経歴があるからこそ、変えずとも今の音で表現できるのが分かっているんでしょうね。良さはお墨付きの曲ですが、ロニー・ロメロはいいですね。

This burning heart of mine

「俺の燃える心」。歌詞の意味とは異なりますが、燃えるものがあるからこそ、今も新しい音を作り続けているのでしょう。

1982年と過去の曲ですが、ここで聞けるのは2020年現在の音です。

Skyfall

アルバムのラストを飾る「Skyfall」。(10曲目)

「Burning Heart」で終わらせることもできたはずなのに、もう1曲持ってくることに意味を感じます。あくまでも今のバンドであるのが、強くなってますね。

Still be around

「まだあるんだ」。空が落ちることはあっても、終わることがないというのが、ロック。他のジャンルでは似合わないことが、うまくあてはまります。

曲もカッコいいのですが、ロニー・ロメロのウイスパーボイスはしびれるなと言う方が無理かも…。ギタリストはもちろん、バンドを意識を上げる歌声です。

あとがき

今の主流になっている低音や、デジタルではない、王道といえるハードロックを聞かせてくれるアルバム。今に聞くからこそ、新鮮なカッコよさがあります。

その理由は66歳のヴァンデンバーグが表現するのが古さではなく、現在の音だからじゃないでしょうか。オールドを再現をする若いバンドとは逆ですね。

大御所になると止まってしまうのも表現の1つですが、常に突き進む精神だからこそ、若々しい見た目も保っている気がしました。

ロックというジャンルはどれが優れているではなく、いろいろな要素があるからこそ面白い! おまけにギターが前面にくるのが、カッコよさは倍増です。

日本に来日して新旧のVandenberg。Rainbow。Whitesnakeの曲を披露したいとインタビューで語っていますし、近い将来にライブが実現しますように!

 

以上、『Vandenberg:2020 ~ノスタルジックに浸らない今の音を聞け!~』でした。


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