Tremonti:Cauterize ~全てはここで何度でも焼灼される~

Tremonti:Cauterize洋楽レビュー
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Tremonti (トレモンティ) 2枚目のアルバム「Cauterize」。

Tremonti はALTER BRIDGECreedのギタリストであるマーク・トレモンティのソロ・プロジェクトです。これがまた、めちゃくちゃにカッコいいんです。

1枚目のソロ・アルバム「All I Was」もカッコいいのですが、なぜか配信がされていませんので、2枚目のアルバムからオススメとして紹介していきます。

ALTER BRIDGEでもCreedでもない、Tremontiが聞けるアルバムです。

Cauterize 収録曲概要

「Cauterize」の収録曲は以下の通りです。

  1. Radical Change
  2. Flying Monkeys
  3. Cauterize
  4. Arm Yourself
  5. Dark Trip
  6. Another Heart
  7. Fall Again
  8. Tie the Noose
  9. Sympathy
  10. Providence

10曲で44分の中にストーリーが感じられるアルバムになっています。聞いているだけで楽しめますが、歌詞の世界観を感じるとより楽しめるのも特徴です。

がっつりなギターは、ギタリストは特に楽しめるアルバムになっています。プラスして、ギターだけでなく歌のうまさにはきっとびっくりしますよ。

Radical Change

オープニング曲「Radical Change」。(1曲目)

弾いたら手がつりそうな高速バッキングから始まる、ゴリゴリのメタル曲です。特にCreedだけを聞いていた人には、びっくりする曲だと思います。

根本的な変更と付けられた曲名は、意味深長な歌詞が多いです。

Please just one more chance, i’ve just failed again

「もう1度チャンスをくれ。再び失敗したんだ」な感じになる冒頭の歌詞ですが、再結成してまた止まってしまったCreedのことだと思わせる歌詞です。

もう1度チャンスをくれ! とありながら、もう1度はないことを悟っているからこそ、内なる怒りがゴリゴリのメタルソングになっている気がしました。

単純に聞くだけでカッコいい曲ですが、歌詞を見ると面白みが増す曲です。

Cauterize

アルバムタイトル曲「Cauterize」。(3曲目)

「Cauterize = 焼灼」。焼灼 (しょうしゃく)とは焼くことで、特にお医者さんが電気や薬品で病組織を焼いて治療することを指します。

ですから焼灼ということは、取り除かなければならないということです。焼灼の意味を知ると、「Radical Change」を含めて、歌詞に興味を引かれます。

この曲の歌詞も、Creedに当てはめることができそうです。私たちを再び清めるとあるので、焼灼されるのは自分たちをCreedから焼くとなる気がしました。

Creedを知っているからこその解釈ですが、聞く人によっていろいろな解釈ができる歌詞です。怒りではなく切なさを感じるのは、焼灼されるからかも…。

Arm Yourself

武装することで弱さと決別をする「Arm Yourself」。(4曲目)

同じ武装でもMyselfではなく、Yourselfというのが興味深い曲です。歌詞を見るとあなたではなく、自分自身に向けての歌詞に感じるんですよね。

「Will be done = するつもり」なんて、特に自分自身だからこその言葉に見えました。

自分を客観的に見た弱い自分に対してだからこそ、Yourselfになっている気がします。曲もカッコいいですけれど、歌詞も面白い曲です。

途中でゆったりとなるパートは、自分自身に俺はもう武装して強いんだ! 恐怖なんてないんだ! と言い聞かせているようにも聞こえます。興味深い曲です。

Another Heart

静かなる重さを感じる「Another Heart」。(6曲目)

うそをついて心を売ってしまって後悔し、代わりになる新しい心を探しているからこそ、悩みや不安が混じっているように感じる曲です。

歌詞とともに曲調も展開していくので、より歌詞に込められた思いが伝わってくる気がしました。ガツッとくる曲ではないですが、じわじわとくる曲です。

Sympathy

ボーカリストとしてもうまさを見せつけられる「Sympathy」。(9曲目)

ギタリストは歌がうまい人が多くいますが、マーク・トレモンティもその1人だと分かる曲です。勢いだけならまだしも、このタイプの曲も歌えちゃいます。

歌詞をなぞるだけではこの歌詞の思いは伝わってこないので、マーク・トレモンティは歌もすごいなと感じる曲です。ギターだけじゃないんですよ。

Again now you’re gone

「再びあなたはいなくなった」。アルバムの中での曲の流れから、これはスコット・スタップと考えると自然に感じます。離れたけれど、今も友人でもある。

今も友人であるために、離れた。そして、スコット・スタップに向けたマーク・トレモンティの思いのような曲に感じました。

1曲ではなくアルバムを通してだと、聞く人の受け取り方次第ですけれど、歌詞に込められた思いを勘ぐってしまいます。単純に曲としてもいい曲です。

あとがき

マーク・トレモンティの実力が、いかんなく発揮されているアルバムです。

根本にあるメタルなギターだけでなく、歌のうまさも光るアルバムは、聞き所が満載になっています。ギタリストはもちろん、聞いて楽しめるアルバムです。

歪んだ音はかなり歪んでいるのですが、音がつぶれていないのは参考になるギタリストは多いのではないでしょうか? ギリギリのラインのクリアさです。

ギターに歌、歌詞も興味深いTremonti。経歴にしては日本では過小評価されている気がしますが、大注目のギタリストですよ。オススメします。

 

以上、『Tremonti:Cauterize ~全てはここで何度でも焼灼される~』でした。


『Tremonti』をApple Musicで

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JOE (ジョウ)

Guitar、F1を筆頭にモータースポーツ全般、野球(巨人)が好きな、ジャンルを問わない音楽マニア。日々記事更新中で、SNSは基本オマケ。 もっとプロフィール & あぶまいについて

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