【Yahoo! プレミアム】

楠木ともり:sketchbook ~あなただけが描けるパレット~

楠木ともり:sketchbook邦楽レビュー
邦楽レビュー

楠木ともり (くすのき ともり) 配信シングル「sketchbook」。

前作「アカトキ」から1カ月半。2枚目のEPが春にリリースが告知される中、早いタイミングで提示されたのは、しっとりとしたバラード。

夜に部屋の光を消した後、ヘッドホンで1人静かに聞きたい曲です。

sketchbook 概要

「sketchbook」は前作「アカトキ」と同様に、デビュー前のライブグッズCDとして販売された「■STROKE■」に収録されていた曲。

ただその時と大きく異なるのは、カタカナ表記の「スケッチブック」から英語になり、歌詞とアレンジを大きく変更したものとのこと。

オリジナル状態の曲は聞いたことがありませんが、アレンジだけでく歌詞、表記上のタイトルを変えてくるのは面白く感じました。

発売済みで現在通常には入手できないのは「クローバー」のみ。残り1曲となっているので、これもどこかのタイミングで聞ける時がくるかもしれませんね。

sketchbook

新たな表現になった「sketchbook」。

シンプルながら奥行きのある演奏に、印象に残るのはウィスパーボイス。しっとと囁くのは、誰かというよりも自分に言い聞かせているかのよう。

また、ぼやけて薄れてしまうのではなく、芯がしっかりとあるのもポイント! 幻想的な曲を聞かせきるのは難しいのですが、難なくこなしてしまっています。

聞いて、どうか話しを聞いて
あの子に会えるように

「あの子」がキーになってくると思いますが、幼い頃に自分だけに見えていた存在かなと。妖精とかは、大人になると見えなくなるなんてよく言いますよね。

“堪えた涙より 流した涙の光”

純粋だからこそ、素直に流す涙。ピュアで、混じりっ気のないもの。余計な思いが含まれていないからこそ、見えてくるものがあるのでしょう。

人は成長していくのは必然ですが、同時に失ってしまうものもあるので…。知的になるとも言えますが、失敗を恐れるからこその防御策をしてしまいます。

隙間のないパレット 私の自由の証
描きたい景色に 嘘はいらないの 約束をして

やりたいこと、夢に途切れることはないからこそ、隙間のないパレット。真っ白なキャンパスは始まりの象徴ともされますが、希望があるからこそ埋まる隙間。

使う色を含め、思いのままを景色として描いてほしい。純粋な気持ちのまま。その思いをパレットに描けるのは、あなたしかいないのだから。

最初は描いている今の自分かと思いましたが、受け取り方によっては今見えなくなってしまった存在側からの視点なのかも…。「あの子」が逆という感じ。

これは想像がふくらむ、興味深い表現です。彼女はやっぱりいいですね。

あとがき

ポテンシャルが高いのは彼女の作品を聞けば明らかですが、また新たな引き出しを提示した形。声優さんであっても、いい意味で特殊感が増してきました。

自身で作詞作曲できるだけでなく、表現できる幅も広い。1度聞いてしまったら、彼女に対して面白い! と思わない方が無理かも…。特に音楽好きは。

次に聞けるのは恐らく予定されている2枚目のEPだと思いますが、すごく楽しみです。また彼女に触れていない方は、早めにチェックをした方がいいですよ。

 

以上、『楠木ともり:sketchbook ~あなただけが描けるパレット~』でした。


Amazon【楠木ともり】関連商品

楠木ともり 関連記事

2020/8/19 release 1st EP
楠木ともり:ハミダシモノ ~この声はどこまで大きくなると思う?~

2020/12/23 release Digital Single
楠木ともり:アカトキ ~常に自分自身をアップデートしていこう~

2021/2/7 release Digital Single
楠木ともり:sketchbook ~あなただけが描けるパレット~ ←今ココ

2021/4/28 release 2nd EP
楠木ともり:Forced Shutdown ~私が保有している選択肢~

The following two tabs change content below.

JOE (ジョウ)

Guitar、F1を筆頭にモータースポーツ全般、野球(巨人)が好きな、ジャンルを問わない音楽マニア。日々記事更新中で、SNSは基本オマケ。 もっとプロフィール & あぶまいについて

コメント