The Unguided:Royalgatory ~過去の幻影はもういらない~

The Unguided:Royalgatory洋楽レビュー

The Unguided の5枚目のEPである「Royalgatory」。

ウィキペディアではEP扱いになっていたのでEPとしましたが、収録曲は2曲ですのから、実質はシングルといえる物です。

シングルとしては2016年の「Brotherhood」以来の3年振り、アルバムとしては「And the Battle Royale」以来の2年振りとなる音源になっています。

The Unguidedというと、Sonic Syndicateにいたメンバーが母体となっていますが、スウェーデンのメロディック・メタルといったらThe Unguidedですね。

Sonic Syndicateはバンド名を変えた方がいいのではないか? というぐらい音楽性が変わってしまいましたから…。メタルではなく、ポップスですものね。

その点The Unguidedは安心してメロディックメタルとして聞けるバンドです。

シングルであるのにタイトルが違う

「Royalgatory」の収録曲は以下の通りです。

  1. Seth
  2. Gaia

The Unguidedの面白いところなんですが、シングルであっても曲名がタイトルにならないという、他のアーティストとは違う手法を取っています。

1曲収録の物だと曲名がタイトルになっているシングルはありますが、基本的に2曲以上入っていたらタイトルは違ってリリースがされています。

想像でしかないですけれど、単曲ではなく収録曲が全てが含まれてのタイトルになるんだ! といっているような気がします。

実際に今回のシングル「Royalgatory」でもつながりが見えるんです。

  • Royalgatory = 王室
  • Seth = 古代エジプトの神
  • Gaia = ギリシャ神話の大地の女神

曲がただできたからリリースではなく、リリースする物には意味があるというのがThe Unguidedの面白いと思えるところです。

音楽もかっこよく面白いことをしていますが、メンバーと話したらきっともっと楽しい人たちなんだろうなと想像をしてしまいます。

構成が面白いMV

「Seth」はMVが制作されているいるのですが、構成が面白いです。

演奏シーンがメインなのはバンドのMVではよくあることなのですが、メンバーよりもガールズバンドに見立ててのシーンがメインなんです。

ガールズバンドは当て振りなんですけれど、うまくハマっています。しかもガールズバンドのシーンの方が廃虚での撮影でかっこいいんです。

それにしてもギター・ボーカルの「Jonathan Thorpenberg(ヨナタン・ソルペンベリ)」は歌が抜群にうまいなと。

ギタリストは実は本職のボーカルよりも歌がうまい人が多いですけれど、彼は抜群にうまいボーカルですね。バンドの強みのクリーンボーカルは彼あってです。

少し惜しいのは、ビジュアルがふつうのお兄ちゃんっぽいんですよね。ギャップにはなるけれど元はいいし、もっと変えられるじゃないでしょうか。

逆にもう1人のボーカル「Richard Sjunnesson(リッカルド・スンネソン )」は個性の塊のようなビジュアルでデスボイス担当というのがピッタリです。

曲に話を戻すと疾走感とクリーンボイスとデスボイスのバランスがよくて、聞いていて気持ちのいい曲です。あっという間に曲が聞き終わります。

クリーンボイスとデスボイスがどちらも入るバンドは多いですが、The Unguidedはボーカルのバランスがいいですよね。

Royalgatory あとがき

「Seth」に続く「Gaia」はさらに疾走感のある曲で、またかっこいいです。MVを「Gaia」で作ったとしたら、かっこいい物になりますよね。

The Unguidedの過去のリリースペースから考えると、アルバムがそう遠くない時期に聞くことができそうな気がしています。

2曲を聞いただけなのでアルバムの方向性はわからないですけれど、重さよりも疾走感のあるアルバムになるのではないかと想像していますよ。

最近はのメロディックデスメタルというと、重い方向に曲が行くバンドが多いですから、The Unguidedには期待してしまいますね。

重い方向の曲がいい、わるいではなく、他との差別化のという思いですが…。

2曲で期待も含めて楽しませてくれるThe Unguidedは、恐るべしです。

 

以上、『The Unguided:Royalgatory ~過去の幻影はもういらない~』という記録でした。

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