The Struts:Kiss This EP ~あの最後のキスを僕は忘れない~

The Struts:Kiss This EP洋楽レビュー
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The Struts (ザ・ストラッツ) 1枚目のEP「Kiss This EP」。

期間を開けずにリリースされるアルバム「Everybody Wants」のプロローグ的な内容でありながら、バンドの始まりとなる1枚。

アルバム同様に未完成さが目立っても、原石の光る一部を感じさせてくれます。

Kiss This EP 収録曲概要

「Kiss This EP」収録曲は以下の通り。

  1. Kiss This
  2. Matter of Time
  3. Royals
  4. Doin’ Time

タイトル曲「Kiss This」は「Everybody Wants」にも収録されますが、その他が聞けるのはこのEPのみ。ですから、聞き所は2曲目以降と言えます。

「Kiss This」が主要なものとなるのは事実ですが、「あれっ! これはもしかして」となるのは、カップリングの3曲だと思うのではないでしょうか。

Kiss This

お別れのキス「Kiss This」。(1曲目)

女性目線というのも興味深い曲。さよならでも、もうあなたとできることはないわでというのが、悔いを残さない感じ。男性目線なら、違う曲になりますね。

So kiss this one last time
And I’m gone for good

「だらか最後にキスをして、私は永遠にいなくなる」。恋から冷めてしまったからその別れであるけれど、思いが過去にあったからこその最後のキス。

恋愛をして思うのは数をたくさんしても、最初と最後のキスはやっぱり特別な行為。忘れたくても消えることない記憶を、曲にするというのはロックですね。

彼女はどう思って自分から去っていったのかな? と想像して書いているのが目に浮かびますし、きっと現実にあった別れを曲にした気がしました。

Matter of Time

タイトル曲を食っちゃうんじゃないか? という雰囲気さえある「Matter of Time」。(2曲目)

初めでも聞いたことがある気がするのは、影響されたバンドの色が見えるからでしょうか。あえて隠さない形が潔いよいし、逆にリスペクトを感じさせます。

あえてタイトル曲にしなかったのは、オリジナリティーとセクシーの観点でいえば、「Kiss This」のあったからなと想像しちゃいました。

So plain to see, so blatantly
It’s just a matter of time

「見ての通りだけど、それは時間の問題だから」。自分たちがバンドとして開花するのことを言っているのだと考えると、より世界観が面白くなります。

一緒に歌えて、手拍子ができる曲。ライブでこそ進化を発揮することでしょう。

Royals

タイトルのイメージとは印象が違って聞こえるであろう「Royals」。(3曲目)

流れる血の違いがあるから、俺は王族にはなれない。贅沢も似合わないし、住む世界が別だからと、後ろ向きな面の感じる曲。だたそれだけじゃのもポイント!

Life is great, without a care
We aren’t caught up in your love affair

「特別なことはなくても人生は楽しい。俺たちはあなたの恋愛にも巻き込まれていないし」。血として特別ではないからこそ、決してしばれることもない。

自由にしたいことをできるんだ! それって、最高じゃない? と言っているかのよう。それでも、自分が王族だったらどうだろう? と想像しているのも面白い!

悲観的な感情の前向きに切り替え、妄想も聞かせる。欲張りすぎる思いの曲です。

Doin’ Time

時間への考え方の変化が聞ける「Doin’ Time」。(4曲目)

何かをするためには、失われていく時間。誰かのためにと考えるほど、疲れてしまうから、俺は自分のために使うぜの思い。結果は同じでも、考え方の変換。

I’m selling my soul for you
I’m doing my time

「俺はあなたのために魂を売っているけれど、自分の時間だから」。無理してではなく、やりたいからやっている。そうでないと、疲れちゃうからの感情。

最初聞いた時は何を言っているのかよく理解ができなかったのですが、聞くほどになるほどねと感じる思い。ロックならではなの、考え方の置換。面白い!

あとがき

現在は見た目が垢抜けたメンバーも、この時は始まりだからこそ単にロック好きのお兄ちゃん様な感じてあるのも面白い! 頑張ってカッコつけている感じ。

多くの人に見られること、バンドならではの曲ができてくることで音と同じく進化をしていく。ロック・バンドならではの面白さであり、必然な変化です。

この時点から知っている人はやっぱりきたね〜ですし、アーカイブとして聞く人には、ここから変化してきたんだなぁと感じさせてくれますよ。

2枚目のアルバム「Young & Dangerous」で一気に進化を迎えたのは、不完全さはあっても、最初から光が隠されていたというのが理由ではないでしょうか。

必聴ではないかもですが、聞いていた方がザ・ストラッツを楽しめます。

 

以上、『The Struts:Kiss This EP ~あの最後のキスを僕は忘れない~』でした。


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2014/4/7 release 1st EP
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2014/7/28 release 1st Album
The Struts:Everybody Wants ~俺たちはその存在になるぜ! ~

2018/10/26 release 2nd Album
The Struts:Young & Dangerous ~突き抜けた音を聞かせてあげる~

2019/6/28 release Digital Single
The Struts:Dancing In The Street ~さぁ、一緒に踊ろうか~

2020/10/16 release 3rd Album
The Struts:Strange Days ~この変わった日々だからこそ残す音~

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JOE (ジョウ)

Guitar、F1を筆頭にモータースポーツ全般、野球(巨人)が好きな、ジャンルを問わない音楽マニア。日々記事更新中で、SNSは基本オマケ。 もっとプロフィール & あぶまいについて

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