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the GazettE:UGLY ~あなたの存在を指す言葉~

the GazettE:UGLY邦楽レビュー
邦楽レビュー

the GazettE (ガゼット) 22枚目のシングル「UGLY」。

前作「DOGMA」から3カ月。シングルではありますが、後にリリースされる9枚目のアルバム「NINTH」には収録されない単独の音源。

仕組みとしては、続く「UNDYING」も同様。the GazettEは過去にも同じ例がありますが、通常のアーティストではしない対応も興味深く感じてしまいます。

アルルカンはもっと極端ですが、これはビジュアル系ならではかも…。

UGLY 収録曲概要

「UGLY」収録曲は以下の通り。

  1. UGLY
  2. DEPRAVITY
  3. GODDESS

曲名の並びだけ見ても、興味深い形。日本語にすると顕著ですが、「UGLY = 見醜い」「DEPRAVITY = 腐敗」「GODDESS = 女神」ですから…。

通常は同列にはならない形が、一緒になる。面白いなと思わずにはいられません。音がまず印象的ですが、歌詞も含めて、楽しめる部分が満載です。

UGLY

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あなたへ贈る言葉「UGLY」。(1曲目)

激しさと冷静な状態の怒りが絡み合う形。音の聞こえ方としては激しさの方が強く思えるのですが、実は冷静さの方が怖いかもしれません。

その場の沸点ではない、静かに怒るほど怖いものはないですから…。

忘却願うCrime

罪ではなく、犯罪が消えてほしい。あなたという存在自体が消えてくれ! という意味ではないでしょうか。シンプルだからこそ、痛さがあります。

Are you still alive?

「まだ生きてんの?」。あなたのその中も外も醜いのに、よく生きてられるなと言っているようにも聞こえます。加えて、さらっと歌うからこそ、怖いですね。

でも、相手のことを醜いと思うということは、実は自分も似たものであるのかも…。色々と想像できる形、かつ怖さのある表現が面白いです。

DEPRAVITY

自分の存在が「DEPRAVITY」。(2曲目)

一時期のビジュアル系を、象徴するような音。低音かつスピード感があり、デスボイスの入り方もカッコいい! 聞けば、思わずコピーしたくなります。

その上で表現しているのは、悲しさが残る形。この寂しさがいいんです。

その紙には写らない
理不尽な理由も葬られた事実も

何もしても記録が残ることがない。今ここに自分はいるのに、実際はいない存在。戸籍がないイメージが、近いかもしれません。

ずっと隠れていて、未来には完全にいなくなる存在というのは、実に切ない。

 望まぬ終わりに何を失う?

存在がないと同然なのだから、「失う = 死」して何も変わらない存在。頭に「?」が浮かぶのは当然のことなのかも…。

「DEPRAVITY = 腐敗」とは、どんなに醜くてもいいから、本当の意味で存在した証明を残したい思いであると、聞いていて感じました。

GODDESS

ただ一つの希望「GODDESS」。(3曲目)

生きる理由を求めてしまう、病んだ心。もう何もかもが嫌になった時に現れた、希望と現実。表現する物語が興味深い曲です。

壊れ鬱向く刻を撫でる貴女の手

浅い眠りの中で現れた貴女。実際はなんてことがないことなのかもしれないけれど、深く病んでいたからこそ、大きなことだったというのが伺えます。

壊れ鬱向く現実を認め
生きていけたら…

希望となった貴女は、現実ではなく想像だったのかもしれない。何もかもが嫌になっていると自分でも知りながら、希望も求めていたということなのかも。

気付かせてくれたのが、生きていけたら…。となったのかもですね。音として明るさはないですが、小さいけれど、大きな光を感じてしまいます。

曲には関係ないですが、個人的に「…」わりと使うは、多分ぼやかしたいという感じではなく、お化粧系、ビジュアル系をがっつりと通ってきたからかなと…。

あとがき

ビジュアル系バンドは今も数多く存在しますが、the GazettEはやっぱり独特ですね。似たサウンドはあっても、聞けばすぐに分かる違いがあります。

その上にRUKIの書く歌詞と、歌声の表現がサウンドをより興味深い形になる。やっぱりというか、面白い存在です。

先日マツコの知らない世界でビジュアル系バンドをテーマとして扱っていましたが、非現実的な存在であるのは面白いし、また盛り返してほしいですね。

通常にライブができるようになったら、ロックはかなり息を吹き返すと思っていますが、ビジュアル系も上がってくることを期待しています。

他のジャンルと同様にしょうもないのもいますが、the GazettEみたいに興味深く、存在自体が面白いバンドは今も多く存在していますから…。

 

以上、『the GazettE:UGLY ~あなたの存在を指す言葉~』でした。


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JOE (ジョウ)

Guitar、F1を筆頭にモータースポーツ全般、野球(巨人)が好きな、ジャンルを問わない音楽マニア。日々記事更新中で、SNSは基本オマケ。 もっとプロフィール & あぶまいについて

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