The Dark Element:セルフタイトルアルバム ~2人の融合が新たな要素を生む~

The Dark Element:セルフタイトルアルバム洋楽レビュー

The Dark Element (ザ・ダークエレメント) セルフタイトルアルバムである「The Dark Element」。

2017年にリリースされた、バンドの1枚目のアルバムです。

バンドは元Nightwishのボーカルであったアネット・オルゾンと、元Sonata Arcticaのギターのヤニ・リーマタイネンが中心となって、結成がされました。

Nightwishを大きく意識した部分もありますが、聞いて楽しめるアルバムです。2人の融合は1枚のプロジェクトではなく、継続がされています。

間もなくリリースの2枚目のアルバムの前に、聞いておきたいアルバムです。

アルバム収録曲概要

セルフタイトルアルバム「The Dark Element」の収録曲は以下の通りです。

  1. The Dark Element
  2. My Sweet Mystery
  3. Last Good Day
  4. Here’s to You
  5. Someone You Used to Know
  6. Dead to Me
  7. Halo
  8. I Cannot Raise the Dead
  9. The Ghost and the Reaper
  10. Heaven of Your Heart
  11. Only One Who Knows Me
  12. Dead to Me [Acoustic Version]

12曲目は日本盤のバージョン違いのボーナス・トラックです。EPやミニ・アルバムではなく、フルアルバムであるのが、功を奏している感じがします。

2人でやりたいということが、しっかりと見えて聞こえたからです。単曲でなく全曲を聞くとNightwishの幻影を追っているだけでないのが分かりますよ。

The Dark Element

オープニング曲、タイトル曲で、かつバンド名でもある曲の「The Dark Element」。(1曲目)

ミディアムテンポの曲は、単語を並べてそのまま歌うサビが特徴的な曲です。文章でない単語を連続で歌うというのは、特徴的で印象が残ります。

私たちの要素であると歌った曲は、曲名の通り「The Dark Element」となっている要素なんだよなと、聞いていて納得してしまいました。

追いかけて弾くような要素はヤニ・リーマタイネンのギタースタイルにはなかった気がしますので、ギターだけを中心に聞いても面白く感じます。

この曲はバンドをする上で、絶対的に必要な1曲だったのではないでしょうか?

My Sweet Mystery

完全にNightwishの新曲ですか? と思わせる「My Sweet Mystery」。(2曲目)

少し似せたではなく完全に狙って作った曲だと思われます。狙ったものであったとしても曲のクオリティは高いので、納得して聞けてしまいます。

ギターのスタイルもエンプ・ヴオリネンに似せていますけれど、ギターソロになるとヤニ・リーマタイネンがちゃんと出ているのも、この曲のポイントです。

「My Sweet Mystery」と曲名を付けたのも似ているのも神秘的な感じがしていいでしょ? と言っているような気がしてしまいました。

ツォーマス・ホロパイネンは、おいっ! とツッコミたくなる曲かもしれません。

Dead to Me

私は死にましたと強烈な曲名の「Dead to Me」。(6曲目)

この曲もNightwishぽさはありますけれど、アネット・オルゾンの歌い方そう感じるだけで、演奏はよく聞くと違うことが分かる曲です。

鍵盤の連弾する部分はNightwishぽさがありますが、曲中のブレイクの仕方は全く異なるもになっているのが分かります。カッコいい演奏です。

「Dead to Me」というのは自分が死んだ、死にゆくというのではなく、過去の自分は今の私には価値がないから、死んだといってる気がしました。

歌詞にはありませんが、前に進んでいくために過去の自分はいらないというのは、聞き方によっては希望の曲とも思える曲になっています。

聞く人によって解釈が異なりそうな曲は、聞いていて面白く感じました。

Halo

光輝はどこにあるんだと歌った「Halo」。(7曲目)

この曲はThe Dark Elementならではの曲で、バンドの中の色になっていきそうが気がする曲です。光輝はどこ? というのに、切なさを感じます。

アネット・オルゾン、ヤニ・リーマタイネンの2人とも成功したバンドから解雇、脱退していますから、2人の経験を歌った曲のようにも聞こえました。

シングルやリード曲にはならないかもしれませんが、自分がこのアルバムの中で一番気に入った曲です。このバンドならではを、感じさせてくれる曲です。

The Ghost and the Reaper

幽霊と死神とは面白い曲名の「The Ghost and the Reaper」。(9曲目)

特にイントロにSonata Arcticaの感じがする曲は、ギタリストは特に気になる曲だと思います。シンプルな構成の曲なのですが、スルメ曲です。

なぜこの曲がMVまで作られるの? と最初聞いた時は思っていたのですけれど、聞いているうちにハマってしまう曲は、後からなるほどねと感じました。

歌詞も面白いですし、コーラスもいい感じなポップな曲です。最初はあれ? と感じても、何回か聞いてみてください。きっと気になる曲になりますよ。

あとがき

アネット・オルゾンと、ヤニ・リーマタイネンの融合は、想像している以上に面白いプロジェクトになっています。

Nightwishに似ている部分はありますけれど、在籍したボーカリストがいるのだから当然だと考えると、より自然に楽しめるアルバムになると思います。

それにしてもヤニ・リーマタイネンが女性のボーカルと組むというのは少し意外な気がしました。少しギタースタイルを変えているのも、興味深かったです。

子ティモとのCain’s Offeringの活動も、また聞いてみたいですけどね。

音楽のことではないですけれど、アネット・オルゾンがまるっきりターヤ・トゥルネンのような見た目になっているので、髪形は変えた方がいいかも?

音楽が似た部分があるのに、見た目でやっぱりねと思われるのは、もったいない気がしました。音楽は音が大切ですけど、見た目もやっぱり重要です。

このThe Dark Elementは1枚では終わらずに、2019年11月に2枚目のアルバム「Songs the Night Sings」のリリースも決まっています。

先行配信曲を聞くとNightwishぽさも残しつつ違う面も聞けたので、アルバムの全体で聞ける全貌がどうなるのか楽しみです。

 

以上、『The Dark Element:セルフタイトルアルバム ~2人の融合が新たな要素を生む~』でした。

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