That Poppy:Bubblebath ~汚れはしっかり落とさないとダメよ~

That Poppy:Bubblebath洋楽レビュー
洋楽レビュー

That Poppy (ポピー) 1枚目のEP「Bubblebath」。

アーティストとしての始まりの1枚で、頭に付いている”That”は今作のみ。言葉の響きもない方がポップになりますし、早い段階でのナイスな決断。

名前が異なるだけでなく、リリースごとに音楽を含めて変化していくPoppy。彼女の面白さの1片がしっかりと聞ける、最初のアイテムです。

Bubblebath 収録曲概要

「Bubblebath」収録曲は以下の通り。

  1. Lowlife
  2. Money
  3. Altar
  4. American Kids

ポップな音のアーティストとは思えない曲名。他のアーティストとは異なる視点で楽しませてくれるPoppyですが、最初から独特。突然変異じゃないです。

「Bubblebath = 泡風呂」というEPのタイトルも、世界は汚れていて恩恵を受けるからというも面白い。クセのあるのは曲名だけでなく、全てでした。

活動を経ての表現でなく、最初の1枚目でというのが驚かされます。

Lowlife

レゲイとポップが融合した「Lowlife」。(1曲目)

組み合わせだけでも面白く聞こえるのに、曲名と歌詞を含めて興味深い曲。始まりとなる1曲目にこれができるのは、いい意味で変わってます。

Baby, you’re the highlight of my lowlife, lowlife

「ベイビー、あなたは私のローライフのハイライト」。ローライフはきれいな言葉じゃないのに、ポップで楽しく聞こえちゃうのが面白い!

MVの途中からワンカメラでノンストップでの撮影も、興味深い。歌詞の意味が分からなくても、レゲイとポップが融合しただけじゃないと分かりますよ。

1度気になってしまったら、面白みがどんどん増していく曲です。

Money

お金について1度は誰もが気になる思いを歌った「Money」。(2曲目)

何が正しいというわけではなく、疑問としているからこそ視点が面白い曲。大人になると忘れちゃいますが、聞いていて確かに! と思う人は多いはず。

If money can’t buy happiness then why is it so fabulous?

「お金で幸せが買えないなら、なぜ素晴らしいの?」。なくても困るし、欲しくておかしくなってしまう人もいるからこそ、純粋なお金に対しての疑問。

MVで目が一切笑っていないのは、お金の闇を表しているかのよう。面白い曲。

Altar

幸せなようで実は異なる「Altar」。(3曲目)

「Alter = 祭壇」。特別な場所に立っているのに、幸せとは異なる感情。

The getaway car is waiting and we’ll ride into the blue

「逃走車が待っているので、青にのるよ」。”blue”をどう解釈するかでも変わってきますが、逃走車であることには変わりがない場面。

2ビートは軽快ではなく、早く逃げ出したい思いのように聞こえます。

You’re standing at the altar, I’m coming for you

「あなたは祭壇に立っています。私はあなたのために行くよ」。ドラマでありがちですけれど、結婚式の当日の花嫁略奪みたいな感じなのかも…。

流して聞くのと、歌詞をみながら聞くのでは印象が変わる曲。いろんな想像、妄想が浮かんできて面白いです。

American Kids

ミレニアル世代について歌った「American Kids」。(4曲目)

1995年生まれでギリギリですが、世代に入るPoppy。こんな風に子どものころに育ったんだよという感じだと思いますが、聞いて寂しく感じる生活。

日本ではあまりないような状況が切なくもあり、興味深く感じます。

I don’t wanna be like American kids

「アメリカの子どもになりたくない」。自分だ育ってきたことだけど、なりたくないというのが寂しい…。本来は子どもといえば、希望しかないですから。

それでもこの曲で歌っているのは、反面教師にして繰り返さないで! ということなのかもですね。優しさでしょうか。浮遊感のある不思議な曲です。

あとがき

アーティストとして重要になる最初の1枚。ポップな聞きやすさの中に問題定義が含まれているのが、興味深くなります。

これじゃなきゃいけないだと強制のようなものや、無理やり突っ込んできたわけではないのもポイント! どう感じるからは、人それぞれでいいんだという感じ。

現時点でEP、アルバム、サウンドトラックをそれぞれ3枚づつリリース済みのPoppyですが、最初から面白かったんだなと感じるには十分の1枚です。

その活動は独特ではあっても壁があるのではなく、ウェルカム状態であるのもポイント! 1度聞けばよく分からない部分も含めて、はまっちゃいますよ。

 

以上、『That Poppy:Bubblebath ~汚れはしっかり落とさないとダメよ~』でした。


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JOE (ジョウ)

Guitar、F1を筆頭にモータースポーツ全般、野球(巨人)が好きな、ジャンルを問わない音楽マニア。日々記事更新中で、SNSは基本オマケ。 もっとプロフィール & あぶまいについて

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