Steel Panther:Lower the Bar ~子供は禁制の大人のロックンロール~

Steel Panther:Lower the Bar洋楽レビュー
洋楽レビュー

Steel Panther(スティール・パンサー) 4枚目のアルバム「Lower the Bar」。

2017年にリリースされたアルバムで、邦題は「鋼鉄酒場!」です。恒例としてSteel Pantherのアルバムは「鋼鉄」が付くというの、とてもダサいですね。

連発しているので、逆にクセになってしまう感じになっていますが、現在までの鋼鉄シリーズは以下の様になっています。

1st:鋼鉄の女豹 Feel the Steel
2nd:鋼鉄の玉! Balls Out
3rd:鋼鉄の宴 All You Can Eat
4th:鋼鉄酒場! Lower the Bar

邦題はダサいのですが、今回のアルバムを含めてどれもカッコいいんです。カッコいいハードロックアルバムを求めるのであれば、聞かない理由はありません。

【KKBOX】
KKBOX

Lower the Bar 収録曲概要

「Lower the Bar」の収録曲は以下の通りです。

  1. Goin’ in the Backdoor
  2. Anything Goes
  3. Poontang Boomerang
  4. That’s When You Came In
  5. Wrong Side of the Tracks (Out in Beverly Hills)
  6. Now the Fun Starts
  7. Pussy Ain’t Free
  8. Wasted Too Much Time
  9. I Got What You Want
  10. Walk of Shame
  11. She’s Tight
  12. Red headed Step Child
  13. Momentary Epiphany
  14. Gloryhole (Live From Wacken 2016)

4枚目のオリジナル・アルバムということで大人になったのか、攻めすぎた曲名がなくっているのが印象的です。あくまでもSteel Pantherとしてはですが…。

日本版は2枚目がジャケットを含めて攻めすぎで未配信。3枚目は内容が攻めすぎで、YouTubeの曲もログイン、認証がないと見れませんでした。

らしいといえばそれまでですけれど、聞いてもらうチャンスが減るのは意図していないところでしょうから、今回の改善(変更? )の意味が分かります。

Steel Pantherとしての攻め方が変わってきたのが、少し分かるアルバムです。

Anything Goes

曲は伝統的なロックンロールな曲「Anything Goes」。(2曲目)

Steel Pantherの得意な曲調は普通に聞いているにはカッコいい曲なのですけれれど、一度歌詞に目を向けてしまうと、なんじゃこりゃ? となる曲です。

「Anything Goes = 何でもあり」ですが、正に曲名その通りという感じのSteel Pantherらしい、下品で極まりない歌詞になっています。

この歌詞をカッコいいロックンロールにしてしまうのはスゴイです。英語が聞いて分かる女の子とのデートのドライブでは、絶対に聞いてはダメな曲です。

That’s When You Came In

アコースティックから始まる、ロックバラード曲「That’s When You Came In」。(4曲目)

自分はこんなドジでさえないやつだけど、君を待っていたという、Steel Panther流のラブソングには、ドキッとしてしまうものがあります。

歌詞を深読みすると「ん?」という部分はあるのですが、素直に受け止めて聞いておいた方がよりカッコいい曲として聞くことができますよ。

こういう曲ができてしまうのは、ギャップであり、魅力的に聞こえます。こういう曲もさらっとSteel Pantherは当たり前のようにできてしまうんです。

I Got What You Want

ミディアムテンポだからこそカッコいいロックの「I Got What You Want」。(9曲目)

あなたが欲しいものを手に入れたと歌った曲は、なんていうことを歌っているんだという部分もありますが、愛するがゆえの照れのような気がします。

80年代ロックを現代の曲にアレンジした曲は、演奏を聞いていてカッコいいと思える曲です。聞きながら歌詞が耳に入ってくると、笑う部分もありますが…。

デフ・レパードとか好きな人は、この曲は好きだと思いますよ。

She’s Tight

Steel Panther節が満載のロックな曲「She’s Tight」。(11曲目)

演奏がとても楽しい曲は、バンドとして曲を合わせてみるとより楽しい感じがする曲です。アルバムの中でも特にコピーしたくなる曲ですね。

歌詞に目を向けると、すごい曲名にしたなという…。普通の人は曲名だけでは理解できなくても、歌詞を見ると何を言ってるんだ! と感じてしまう曲です。

ライブになると「She’s Tight」とオーディエンスを含めてコーラスになるんでしょうけれど、Steel Pantherのライブならではの光景が目に浮かびます。

「Anything Goes」もですが、この曲も英語が聞いて分かる女の子とのドライブ中には絶対に聞いてはダメな曲です。特に付き合い始めはダメですよ。

逆に付き合い始めなのに聞いて笑ってくれたら、これ以上はない脈アリです。

Momentary Epiphany

Steel Pantherの魅力である美しいバラード曲「Momentary Epiphany」。(13曲目)

ピアノがメインのバラード曲は、実力があるバンドであれば成り立ちません。突然のひらめきを歌った曲は、歌詞が珍しく真面目です。ひねくりもありません。

この曲だけを聞いたら、Steel Pantherだと思わないかもしれませんね。能ある鷹は爪を隠すということわざがありますが、この曲を聞くと思い出します。

一見ふざけているように見えても、この曲の歌詞にもあるように高みを目指して人一倍の努力をしているバンドですよ。そんなそぶりは見せませんが…。

あとがき

過去の3枚と比べるとハードロック、ヘビーメタルというよりも、ロックンロール色が強くなっているアルバムです。曲の変化が面白く感じました。

「Lower the Bar」とアルバム・タイトルが付いているように、ロックバーで曲がかかっていていい感じのアルバムになっています。

曲調からおとなしくなったように聞こえるかもしれませんが、よく聞いてみると全然おとなしくなっていない、新たな一面だと分かるのではないでしょうか?

ロックンロールなSteel Pantherも違った良さがあるので、聞き逃せません。

今月末には5枚目のNewアルバム「Heavy Metal Rules」がリリースされるのが決定しています。また、ヘビーメタルに回帰するということですね。

先行配信されている曲もカッコいいので、また熱いアルバムが聞けますよ!

 

以上、『Steel Panther:Lower the Bar ~子供は禁制の大人のロックンロール~』でした。


『Steel Panther』をApple Musicで

Steel Panther 関連記事

2009/1/1 release 1st Album
Steel Panther:Feel the Steel ~あなたの心をわしづかみ~

2011/1/1 release 2nd Album
Steel Panther:Balls Out ~この玉の衝撃には計り知れないモノがある~

2014/4/2 release 3rd Album
Steel Panther:All You Can Eat ~18歳未満は厳禁の食べ放題~

2017/4/5 release 4th Album
Steel Panther:Lower the Bar ~子供は禁制の大人のロックンロール~ ←今ココ

2019/9/27 release 5th Album
Steel Panther:Heavy Metal Rules ~俺たちがメタルのルールになる~

コメント