Steel Panther:Heavy Metal Rules ~俺たちがメタルのルールになる~

Steel Panther:Heavy Metal Rules洋楽レビュー

Steel Panther(スティール・パンサー) 5枚目のアルバムである「Heavy Metal Rules」。

前作「Lower the Bar」から約2年半ぶりのリリースとなりました。本来はもっと早くリリースされる予定が遅くなったのは、データを消失したのが理由だとか…。

レコーディングデータのバックアップを取ってないわけがないだろう! という気もしますが、Steel Pantherならネタ的にあるかもと思わせてもくれます。

予定よりも遅くはなりましたが、興味深いアルバムを作ってきてくれました。

Heavy Metal Rules 収録曲概要

「Heavy Metal Rules」の収録曲は以下の通りです。

  1. Zebraman
  2. All I Wanna Do is F**k (Myself Tonight)
  3. Let’s Get High Tonight
  4. Always Gonna Be a Ho
  5. I’m Not Your Bitch
  6. F**k Everybody
  7. Heavy Metal Rules
  8. Sneaky Little Bitch
  9. Gods of Pussy
  10. I Ain’t Buying What You’re Selling

1曲目の「Zebraman」は内容は過激ですが語りなので、実際の曲としては9曲で36分とコンパクトなアルバムです。今までのアルバムの中でも断トツの短さですね。

ヘビーメタルのアルバムは長い収録時間の場合が多いですが、このアルバムの収録時間の短さもアルバム・タイトルにかけているのかもしれません。

俺たちの作るヘビーメタルのルールは、こうなんだぜ! という感じで…。

それにしても曲名からも伝わってくる下品さは、Steel Pantherならではです。バンドのファンが期待している通りなのですが、裏切らないのはさすがですよ。

All I Wanna Do is F**k (Myself Tonight)

アルバムのリードトラックの「All I Wanna Do is F**k (Myself Tonight)」。(2曲目)

Steel Panther節がこれでもかと、現れている曲です。曲名もですが、この内容の歌詞はSteel Pantherでなければ歌えません。唯一無二なバンドです。

この曲のかけ声はライブになったらみんなが言わずにはいられないでしょうけれど、とんでもないライブの一体感になるのは間違いありません。

曲名に後ろの「Myself Tonight」が、さらに曲を面白いものにしています。歌詞はぶっ飛んでいますが、曲はカッコよくてリードトラックになるのも納得です。

Always Gonna Be a Ho

バンドには珍しいミディアムテンポの「Always Gonna Be a Ho」。(4曲目)

迷うことなく、いつもの自分になってしまえばいいじゃないという曲です。いつもが少し特殊で日本人には少しわかりずらい部分もありますが、面白いです。

曲もメロディーもそのままで歌詞さえ変えれば感動的な曲になりそうな気もしますけれど、このハチャメチャな歌詞だからこそ耳に止まるのでしょうね。

実力が本当にあるバンドの本気のふざけだからこそ、できる曲です。短くコンパクトなギター・ソロはこれしかない! というようなソロで、コピーしたくなります。

F**k Everybody

曲名はとんでもないですが、楽しいロック曲の「F**k Everybody」。(6曲目)

誰かに本当に怒っているのではなく、ついていない自分を楽しんでいるような曲です。Steel Pantherでなければ、完全に怒られてしまう曲でしょうね。

言葉通りの本気ではなく楽しい曲であるのは、MVを見るとよく分かるようになっています。他のバンドでは成立しないであろう、バンドの独自な曲です。

最初は歌詞がぶっ飛んだ曲だと思っていましたが、くだらないことで怒ってはダメよという、Steel Pantherならではの楽しもうぜ! のメッセージの気がします。

歌詞をそのままに本気で受け取る人は、少し余裕が必要かもしれません。

Heavy Metal Rules

アルバムタイトル曲の「Heavy Metal Rules」。(7曲目)

ためて重さを感じさせるこの曲は、今までのSteel Pantherにはなかった曲です。冒頭は真面目な歌詞なのですが、途中からはやっぱりあれ? っとなります。

毎度のことですけれど、怒られないのかな? と心配になってしまう歌詞です。普通に聞いているぶんには、重いロック曲にしか聞こえなんですけどね。

攻撃したいとか、けなしているのではなく、遊びがあるからこそヘビーメタルなんだと言いたいのかもしれません。聞いていて面白いし、きっとそうですよ。

I Ain’t Buying What You’re Selling

アコースティックバラード曲の「I Ain’t Buying What You’re Selling」。(10曲目)

Steel Pantherは直接的な歌詞が多いですが、この曲は珍しく直接的ではないので、歌詞を見てどういう意味なんだろう? と考えてしまう曲です。

いろいろな意味にも取れるので、聞いた人によって感じ方がアルバムの中でも変わる曲です。シンプルな曲もちゃんと聞かせられるのは、実力あってですよね。

歌詞の内容もですが、アンサーソングとして続く曲が今後聞けるかもしれません。アルバムのラストの曲ですし、次の音源には注目するべきなのかも…。

あとがき

Steel Pantherはいつになっても面白い! と見せつけたようなアルバムです。

1つ残念なのは配信は海外と同時ですが、日本のレコード会社からのリリースが同時ではないので、現時点では恒例の邦題「鋼鉄○○」が付いていません。

邦盤としてもリリースされるのであれば「鋼鉄○○」が付くのは間違いないと思いますが、どんな邦題になるのでしょうか? 思いっきりダサいのを希望します、

新しい最新のこのアルバムを聞いて思うのは、少しだけ…。いや、かなり下品な部分はありますが、下品であってこそのSteel Pantherです。

結成から通していいアルバムを出し続けているので、来日公演が見たいですね。

今回のアルバムも、シャレや冗談の聞かない英語が聞いて理解できる女性とは一緒に聞いてはいけないアルバムです。好きな女性と聞く場合は注意してくださいね。

 

以上、『Steel Panther:Heavy Metal Rules ~俺たちがメタルのルールになる~』でした。

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