雨宮天:VIPER ~この毒に犯されたなら綺麗にバタついてみせて~

雨宮天:VIPER邦楽レビュー

雨宮天 8枚目のシングルである「VIPER」。

前作の7枚目のシングル「Defiance」から、約半年ぶりのリリースとなりました。ジャケットに意外性を感じる以上に、聞くとさらに意外性を感じます。

声優でトップクラスのビジュアルを持つ雨宮天ちゃんですが、このイメージを変えるシングルは、実験的というよりも勝負のシングルに近い気がしました。

曲調、歌詞を含めて、変化と意外性が興味深く聞けるシングルの2曲です。

シングル収録曲概要

「VIPER」の収録曲は以下の通りです。

  1. VIPER
  2. メリーゴーランド
  3. VIPER (Instrumental)

前作「Defiance」と同じように、曲名を見ただけで組み合わせが面白く感じます。ただし今回のシングルで異なるのは、2曲目の聞いたイメージの変化です。

「VIPER」も聞いた時に驚かされますが、「メリーゴーランド」を聞いたら追加でもっと驚かされたという人も多くなりそうなシングルになっていますよ。

VIPER

シングルタイトル曲の「VIPER」。(1曲目)

クサリヘビ、毒蛇の意味を持つ「VIPER」ですが、一度噛みつかれたら振りほどくことも解毒もできなくなるような曲になっています。

前作の「Defiance」も雨宮天ちゃんのイメージを変える曲でしたけれど、この曲はさらに段違いという感じで、イメージを変える曲です。

最初にこの曲を聞いた時に、ビックリしない人の方が少ないかもしれません。

私の持つ毒でどうにかしてみせるというのは、歌詞にある「もっと綺麗にバタついて」に集約されている感じがしました。毒がまわったのが分かります。

この歌詞の前にある「違うそうじゃない そんなんじゃない」が印象的ですが、さらに毒を深くつなげるための要素の一つのように感じてしまいました。

ギターの音を歪ませて毒を表現するのではなく、クリーントーンのカッティングというのが、聞いていて面白く感じます。演奏がカッコいい曲です。

メリーゴーランド

「VIPER」と同じように驚きが多い「メリーゴーランド」。(2曲目)

メリーゴランドというとキラキラで楽しいイメージを思い浮かべる方が多いと思いますので、聞いてびっくりしてしまう切なさのある曲です。

結末も分からずにだだ、眠らずに廻り続けるというのは、メリーゴーランドに乗って廻っているうち迷宮に迷い混んでしまいそうです。不思議な曲ですね。

結果が見えていなくても続けなければならないことは生活をしていてありますが、このメリーゴーランドは日常にある迷いを歌った曲に感じました。

希望の見えない切ない曲であるのに気になってしまうのは、すでに迷宮に迷い込んでしまっているのかもしれません。興味深いメリーゴーランドです。

あとがき

ジャケットもビックリしましたが、曲を聞くともっとビックリするシングルです。聞き手のイメージを変えてくるのは、面白いですよね。

続く9枚目のシングル「Regeneration」が、11月にリリースが決定しています。再建、復活、再生の意味があるタイトルは、聞く前から興味深いです。

今回以上のビックリはなかなか難しいと思いますけれど、さらに上をいくビックリを聞かせてくれるのかもしれません。リリースが今から楽しみです。

 

以上、『雨宮天:VIPER ~この毒に犯されたなら綺麗にバタついてみせて~』でした。

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