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Sonata Arctica:Acoustic Adventures – Volume One ~別の表現~

Sonata Arctica:Acoustic Adventures - Volume One洋楽レビュー
洋楽レビュー

Sonata Arctica (ソナタ・アークティカ) コンピレーション・アルバム「Acoustic Adventures – Volume One」。

10枚目「Talviyö」から3年5カ月。その期間的に本来は11枚目がきてもおかしくないのですが、バンドが選択したのはコンピレーション・アルバム。

タイトルからも分かるように、既存曲をアコースティックver.に再構築。お茶濁しかと思いきや、 Adventuresと付くように、思いの外に楽しめる内容です。

Acoustic Adventures – Volume One 収録曲概要

「Acoustic Adventures – Volume One」収録曲は以下の通り。

  1. The Rest of the Sun Belongs To Me
  2. For the Sake of Revenge
  3. A Little Less Understanding
  4. Alone In Heaven
  5. Tallulah
  6. Don’t Say a Word
  7. As If the World Wasn’t Ending
  8. Paid In Full
  9. Tonight I Dance Alone
  10. The Wolves Die Young
  11. Wolf & Raven
  12. On the Faultline

1枚目「Ecliptica」だけ漏れていますが、2〜10枚目までのアルバムから満遍なく選曲。それに加えて、ボーナス・トラックからも選ばれているのが特徴です。

濃いファンならいざしらず、通常は含まれていなければ聞きませんので、オリジナルよりも今作のアコースティックver.を先に聞くという国の人もいるかも…。

どういう意図で選曲したのか、メンバーのインタビューを見てみたいですね。

The Rest of the Sun Belongs To Me

3枚目のアルバム「Winterheart’s Guild」から「The Rest of the Sun Belongs To Me」。(1曲目)

スピードナンバーが、しっとりした表現へと変化。ある意味でロックナンバーがアコースティックver.となる形を、素直に表現したアレンジと言えそうです。

だからこそ続く歌詞も含め、アルバムの1曲目に持ってきたのかも…。

I wait for the day that will come
Wait for the sunlight, wait for the one

「来る日を待つんだ。待つんだ日の光を、その一つを」。この歌詞も今あえて コンピレーション・アルバムをリリースする意味を感じてしまいます。

楽曲のクオリティだけではなく、タイミングも重要な音楽。バンドからの新たなオリジナルの勝負の表現は、正常に戻った光を待っているということかなと。

さすがに2年も立つと慣れしますが、普通ではない異常な世界の状況なので…。特別な光ではなくとも、正常な日々に戻ることを期待せずにはいられません。

For the Sake of Revenge

5枚目のアルバム「Unia」から「For the Sake of Revenge」。(2曲目)

オリジナルよりも歌詞が前に出てくる分、切なさが増した形に。こちらが本来の表現したい音だったと言われても、全く違和感がありません。

You don’t trust me
So I keep on talking in every way

「君は俺を信じてはいない。だからあらゆる方法で話し続けるよ」。どんな理由があったとしても、人を傷付けることはしたくない…。

「For the Sake of Revenge = 復習のために」。そうなるための行動は、俺はしたくはないんだという思いにも感じました。

オンタイムの時よりも歌詞の意味が分かるようになったのも加味されていると思いますが、誰かを傷付けないことを願うという行為はなんとも切ないです。

本来であれば、そうはしないことがある意味で当たり前なのですから…。

Wolf & Raven

2枚目のアルバム「Silence」から「Wolf & Raven」。(11曲目)

初期の代表曲。ソナタ・アークティカと言ったら、まずこの曲を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか? これが、また面白いアレンジになっています。

変にゆっくりにしちゃうかと思いきや、オリジナルを尊重。今作の中でも聞いていてダントツで楽しい曲だと思う方は、自分だけではないことでしょう。

Entreaty, let me go

「懇願するよ。行かせて」。本来の歌詞で描かれている意味とは異なりますが、アコースティックver.でも抑えず行かせてくれ! と言っているかのよう。

音に歪みがないからこそ音が軽くなり得るのですが、そうなっていないのは、過去ではなく今の実力を持ち合わせたバンドの演奏力もあるかでしょうね。

きっとこのver.を聞くと、オリジナルも楽しみたくなること請け合いです。

あとがき

恐らく現在の世界の状況でなければ今作のようなコンピレーションではなく、オリジナル・アルバムをきっと制作していたはず。

ライブが正常にできてこそ、アルバムが完結するロック・バンド。制作時間が取れるからこそ出すバンドも多いですが、コケているのも正直に目にします。

ソナタ・アークティカはもうベテラン。無理に勝負となるオリジナル・アルバムを選択ではなく、今はあえてという選択肢を取ってきたのではないでしょうか。

とはいえ完全に止るのでなく、存在の証明はしっかりとする。その上でアコースティックであれば、通常のライブよりも演りやすい状況にもある気がしました。

実際はメンバーのみ知るところですが、意図は間違いなく存在するでしょうね。

また、タイトルにあえての”Volume One”とあるように、Volume Twoが2022年10月にリリース予定。今作を聞くと楽しみであり、より興味が深くなります。

果たしてどんな選曲がされ、オリジナルと異なるアレンジがされるのでしょうか?

 

以上、『Sonata Arctica:Acoustic Adventures – Volume One ~別の表現~』でした。


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JOE (ジョウ)

Guitar、F1を筆頭にモータースポーツ全般、野球(巨人)が好きな、ジャンルを問わない音楽マニア。日々記事更新中で、SNSは基本オマケ。 もっとプロフィール & あぶまいについて

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