Skillet:Victorious ~勝利のためなら私は諦めない~

Skillet:Victorious洋楽レビュー

Skillet(スキレット)の10枚目のアルバムである「Victorious」。

前作「Unleashed」から約3年ぶりというのはこのバンドのルーチンともいえるリリースタイミングで、やっぱりきたね〜という感じです。

バンド名の「Skillet = 鋳鉄製のフライパン」であること、男女2人ずつの4人組、クリスチャン・メタルバンドという興味深く面白いバンドですよ。

ボーカルとベースのJohn Cooper、キーボードとギターのKorey Cooperは夫婦というのも、メタルバンドでは珍しいのではないでしょうか?

バンド活動を休みなく長く継続しているSkilletですが、今回も熱い内容のアルバムをリリースしてきてくれました。

アルバム収録曲概要

「Victorious」の収録曲は以下の通りです。

  1. Legendary
  2. You Ain’t Ready
  3. Victorious
  4. This Is the Kingdom
  5. Save Me
  6. Rise Up
  7. Terrify the Dark
  8. Never Going Back
  9. Reach
  10. Anchor
  11. Finish Line
  12. Back to Life

Skilletはクリスチャン・メタルバンドということで歌詞が特徴的ですが、曲名にも独特な感じが出ています。日常ではあまり見ない単語も含まれているんです。

英語の曲名はなんとなく見てしまうことが多いですが、どんな意味だったかな? と考えてから見ると、Skilletは特に面白いことが多いのでオススメします。

Skilletとしては従来通りなのですが、コーラスが女性というのは他のバンドではあまりないので、聞いていて印象に残る曲が多くなっています。

男性のコーラスであったら、まったく違って印象になるのは間違いなしです。パワフルなドラムも女性ドラマーとは、曲を聞いただけでは気づかないかも…。

Legendary

アルバムのオープニングを飾る「Legendary」。(1曲目)

重さの中にもポップな感じもあり、聞いていて面白い曲です。

「Legendary = 伝説の」という感じですが、歌詞を見ても何が伝説なのか理解をするのは難しい歌詞です。ですが、曲を聞くと文句なくカッコいい!

理解が難しくてもカッコいいだろ? と持っていくのがロックでもあり、Skilletを聞いていて面白いなと思える要素の1つです。

よく分からないのにカッコいいは、いわゆるロックのマジックですよね。

Victorious

アルバム・タイトル曲の「Victorious」。(3曲目)

今ここで勝利をするためには、救世主が必要だと歌った曲です。現在の状況を変えるには状況を変えてくれる、希望が欲しいという気持ちが伝わってきます。

バイキングメタルで「Victorious = 勝利」というテーマの曲はよくあるのですが、この曲で伝えようとしている勝利は少し異なるものですね。

バイキングメタルの場合は、勝利を喜ぶというものですから…。

Skilletの魅力の1つであるコーラスが美しい曲で、アルバムの中でも聞いていて心に残る曲です。期待と希望の曲ですが、救世主は現れそうな気がしました。

Save Me

リフがカッコよく、思わずコピーしたくなる曲の「Save Me」。(5曲目)

今よりも光り輝く未来のためにあなたはどうする? という問いかけの多い曲ですが、また難しい歌詞ですね。だからこそ面白さにつながってはいますが…。

「Save Me = 私を救って」という曲名はよくありますけれど、力強い曲で「なぜ救わないんだ? 」というのは歌詞を見ていると面白いです。

曲目だけでいえばバラードが多いですが、他のバンドの演奏する「Save Me」という曲名の曲とは一線違う場所にある曲だと感じました。

Anchor

ロックバラードナンバーである「Anchor」。(10曲目)

バラードナンバーはSkilletの強みでもあるのですが、今作でも強力な曲を収録してきてくれました。聞いていて深みのある、バラードナンバーです。

あなたがいるから今の私がある。もっとあなたが必要なんだと言う歌詞は、今作の中で1番理解がしやすい歌詞ではないでしょうか?

重いサウンドが生きてくるのは、美しいバラードがあるからです。あえてだと推測しますが、女性コーラスを入れていないのも、 印象度を上げています。

全てが複雑ではなく、シンプルな歌詞もあるのがとっつきやすさかもですね。

あとがき

Skilletは歌詞は少し複雑で難しいですが、今回も曲は抜群にカッコいいです。

Newアルバムは期待もありますが、期待とは違う場合もありますよね。Skilletはブレないので、安定して期待を裏切らない音源をリリースしてきてくれます。

創作意欲だけでなく、やるべきことというのが、分かっているんでしょうね。

Skilletは少し変わっている部分もありますが、聞いていて楽しめるバンドです。歌が重要していてアルバムを通して聞きたい方に、特にオススメですよ。

歌詞に目を向けると選択している言葉が少しだけ難しく複雑で他のバンドと異なるのが特徴的ですので、より楽しめるバンドになるのではないでしょうか?

それにしてもボーカルとベースのJohn Cooperは、ゴツさが定着してきましたね。昔は爽やかな感じだったのですが、ひげモジャモジャはゴツいなと。

ビジュアルの印象は変わっても、音楽に芯が通っているのがSkilletです。

 

以上、『Skillet:Victorious ~勝利のためなら私は諦めない~』でした。

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