Skillet:Awake ~この世界と自分の中で何かが起きている~

Skillet:Awake洋楽レビュー

Skillet(スキレット) 7枚目のアルバムである「Awake」。

2009年にリリースされたアルバムで、6枚目のアルバム「Comatose」と同じく、Skilletを語る上で絶対的に外すことができないアルバムです。

Skilletはクリスチャン・メタルバンドと呼ばれていて、メンバーがクリスチャンです。だからこそ歌詞に特徴があるので、他のバンドとは少し異なります。

とはいえ宗教っぽくはないので、他にないバンドの個性といえます。リアルタイムで聞いたのはこのアルバムからですが、今も聞きたくなるアルバムです。

アルバム収録曲概要

「Awake」の収録曲は以下の通りです。

  1. Hero
  2. Monster
  3. Don’t Wake Me
  4. Awake and Alive
  5. One Day Too Late
  6. It’s Not Me It’s You
  7. Should’ve When You Could’ve
  8. Believe
  9. Forgiven
  10. Sometimes
  11. Never Surrender
  12. Lucy
  13. Dead Inside (Bonus Track)
  14. Would It Matter (Bonus Track)
  15. Monster (Alternate Radio Version)

リードギタリストがこのアルバムのリリース当時とは変わっていますが、メンバーが女性2人、男性2人という構成は変わっていません。

女性がメンバーにいるからこそコーラスの美しい曲もありますが、このサウンドで女性が2人いるというのは、Skilletの独自な部分ではないでしょうか。

本来のアルバムの形である「Lucy」で終わるのが一番ですが、ボーナス・トラックもいい感じの曲なので、聞いていて気に入ってしまいましたよ。

自分が今まで聞いたことがなかったのは、当時CDを取り込んだものを聞いていたので、ボーナス・トラックがない状態で聞いていたからでした。

年月をたつことでボーナス・トラックが聞けるのも、配信の良さですね。

Hero

アルバムのオープニング曲である「Hero」。(1曲目)

自分は特別な能力は持っていないけれど、ヒーローになりたいと歌った曲です。なりたい理由は、今この世界がヒーローの助けを必要としているから。

誰かを守りたいからヒーローになりたいというのは、戦隊モノヒーローで見る本質のような感じがします。男女のコーラスっていいなと思う曲です。

漫画「ワンパンマン」のC級ヒーローに無免ライダーという弱いけれど、誰かを守りたいという志の高いヒーローがいますが、彼のための曲かも…。

自分が無免ライダーのテーマ曲を選ぶのなら、間違いなくこの曲です。

Monster

曲名に負けないインパクトがある曲の「Monster」。(2曲目)

よく自分の中に天使のような自分と悪魔の自分がいるなんて表現をしますが、「悪魔の自分 = モンスター」がいるような気がすると歌った曲です。

モンスターは小悪魔ではなくかなりヤバそうなものだというのが、自分をモンスターのように感じるという「I, freel like a Monster」の部分に感じます。

大げさに表現するよりも、小さく表現した方が、怖さが増す気がしますね。

シンプルなギターリフなんですけれど、カッコいいなと感じる曲です。Skilletの多くある曲の中でもコピーがしやすい曲で、しかも気持ちよく弾けます。

Forgiven

ロックバラード曲である「Forgiven」。(9曲目)

許しを請う人と、許す2人が出てくる曲です。キリスト教の祈りは許を請うものでもありますから、クリスチャンのバンドらしい曲でもあります。

ひざまずいて永遠にあなただけ…。とあるので、歌詞にはその人の名前は出てはきませんが、キリストのことを言っているといっていいのかもしれません。

この曲で自分が気になったのは、上モノの鍵盤の音が無機質で少し冷たいようにも感じるところです。許してはいるけれど、怒りは大きかったのかなと。

自分の考えすぎかもしれませんが、聞いていていろいろな思いを感じる曲です。

Lucy

悲しくも美しいメロディーが特徴の「Lucy」。(12曲目)

曲目の「Lucy」とは名前で、中絶について歌った曲です。キリスト教では中絶は殺人と見なしますが、クリスチャンであるバンドが中絶を歌うという…。

とはいえ中絶を避難する曲ではなく、「Lucy」のことを忘れないし、また別の人生で会いましょうという、切ないけれど優しい思いが詰まった曲です。

いろいろな事情はあるのでしょうけれど、人間としてなる前に強制的に最後を迎えるのは、決して最善の行いだと自分も思いません。

Skilletがこの曲で歌っているのは、切ない思いをさせてごめんねではなく、中絶が必要なことをしないで! ということではないかなと感じています。

リアルタイムで聞いていた時は英語が今よりも未熟だったので単に美しいメロディーの曲に聞こえましたが、徐々にですが聞いた印象が変わってきた曲です。

悲しむ人がいなくなりますように。悲しい結果になる行為が行われませんようにと願わずにいられないんだと、この曲を聞くとより思ってしまします。

あとがき

単純にバンドとしてのカッコいい曲が集まったアルバムであり、歌詞に目を向けると、いろいろな思いも感じずにはいられないアルバム内容になっています。

10年前にリリースのアルバムですが、全く色あせないアルバムです。このアルバムと今で変わったのは、ボーカルとベースのJohn Cooperの髭ですね。

短髪で今もじゃもじゃの髭はこのアルバムのMVではないし、見た目の時代の原価は感じられるというのも、今回まとめていて面白かったです。

最新作の「Victorious」もよかったですが、「Awake」オススメですよ。

 

以上、『Skillet:Awake ~この世界と自分の中で何かが起きている~』でした。

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