SIXX:A.M. (シックス:エイ・エム) 配信シングル「Talk to Me」。
5枚目のアルバム「Prayers for the Blessed, Vol. 2」から2年10カ月。久しぶりとなる新曲は、タイトル通り言葉を話すことの大切さを歌った曲。
それに伴ってか、ジェイムズ・マイケルの歌声が力強く感じます。聞くだけでも楽しめますが、歌詞に注目して聞いてほしい1曲です。
Talk to Me 概要
タイトル「Talk to me = 私と話して」。National Opioid Action Coalition が行っている、「#talktome」の運動から。
オピオイド(処方箋で合法的に入手可能な鎮痛剤を含む薬物)使用障害の、間違った認識をあらためましょうというもの。医療甩だけでなく、中毒者も多い薬物。
11分に1人は過剰摂取により死亡。自分も含め普通に生活している人には馴染みのないものだからこそ、実際とは異なるイメージも持っていることも…。
孤独であるからこそ、手を出してしまう人もいる薬物。「Talk to me」は話してでもありますが、取り返しのつかなくなる前に相談をしても含まれていますね。
ニッキー・シックスは実際過去に薬物中毒になっていますし、経験者だからこその思いがあるのでしょう。どの国にとっても難しい問題。
曲、歌にのせてというのはメッセージも強くなりますし、ロックなら尚更。無理やり感がないのも、思いが伝わりやすい表現方法ではないでしょうか。
Talk to Me
![]() | 「Talk to Me」 フルMVをApple Musicで観る |
SIXX:A.M. からのメッセージソング「Talk to Me」。
君は1人なんかじゃない。すぐそばに俺たちがいるじゃないか。迷うことがあるなら、1人で塞ぎこむのではなく、話してごらんよという優しさ。
受け止めてくれる人がいるというのは、安らぎを与えてくれます。
Don’t be afraid to survive
「生き残ることを恐れないで」。自暴自棄になるからこそ、薬物に手を出してしまう人もいる。使用している人だけでなく、未然に防ぐ思いもありそうです。
メッセージ・ソングであるからこそ、歌を支えるような演奏も優しい。バチバチな感じでなくても、ちゃんと成立するのもロックの面白さでしょうか。
ジェイムズ・マイケルの歌は強力なのですが、MVで気になったのはその髪型。丸刈りは一気に老け込んだように見えました。ちょっとおっちゃん風。
薬物中毒者は見た目が老けると言いますから、もしかしたらそこまで考えて表現しているのかも…。いや、多分違うな。以前にように戻ってほしいですね。
あとがき
「Talk to me」は歌詞に薬物についての内容もあるように、オピオイド使用障害の間違った認識をあらためてほしい思いのある曲。
話すということだけでいえば、他の問題も緩和、解決につながるもの。人は強いように見て弱いからこそ、1人でダメなら頼ることも必要じゃないでしょうか。
SNSで中傷なども問題になっていますが、傷つけるだけでなく、勇気づけることもできる言葉。会話にはいろいろな方法があるからこそ、適切にですね。
同じ内容でも文章やニュースであれば右から左へ流れてしまう言葉も、曲としてであれば受け止められる。特にロックであれば余計にという感じ。
歌詞として自然と覚えちゃいますし、やっぱり音楽はいろいろな表現方法の1つとして面白いなと感じちゃいました。
以上、『SIXX:A.M.:Talk to Me ~君は1人で孤独なんかじゃない~』でした。
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