常田真太郎(スキマスイッチ)×SHISHAMO (ときた しんたろう × シシャモ) 配信シングル「天才の種」。
この「天才の種」は2020年のシーズンを持って現役を引退する、川崎フロンターレ「中村憲剛」選手に捧げる曲。
今までの感謝の思いと、これからの新たな始まりを感じさせる歌です。
天才の種 概要
中村選手といえば、サッカーは全く疎い自分であっても知っている存在。セレモニーなどもあるのがきっかけでしょうけれど、引退ソングとは珍しい。
制作の過程は川崎フロンターレの依頼を受け、スキマスイッチ 常田真太郎が歌詞。曲はSHISHAMO 宮崎朝子の主導。コラボレーションとしても興味深い形。
楽曲の長さは7分38秒。今のJ-Popと考えるかなり長いですが、インストの部分も含めて削る部分がないからこそ、きっとこの形になったのでしょう。
SHISHAMOとして、誰かとコラボレーションをするのは初の楽曲。ピアノ、歌詞の表現も少し異なる形であるのも、聞いていて興味深く感じます。
どんな活躍をしてきたのかまではサッカーに疎すぎて知りませんが、ファンにも愛されていた選手なんだなというのは、十分過ぎるくらい伝わってくる曲です。
天才の種
「中村憲剛」選手に捧げる「天才の種」。
1人の少年が成長し、夢を現実に。そこで終わりではなく、続くその先を見ているのは、蒔いた種が広がっていくことを示しているかのよう。
本人に事実関係など確認しながら書いたという歌詞は、中村選手という人が見えるようです。
戻らない時間を 笑って返れるよう
手にした種に 水をやり続けてきたんだ
種の時点では原石。どうなるかは分からないけれど、水(練習)をやり続ける。成長することしかみていないからこそ、他の人よりも輝きを得るのでしょう。
天才と呼ばれる方は、総じて振り返らないし、努力を惜しまないですから。
それなのにそれほど キレイな花は咲ききらない
でもまで「続ける」はやめない
継続こそ力であり、決してこんなに努力しているのに…なんて言わない。最初は小さな差であっても、意識と行動によって大きな成長に続くんです。
限界を自分で決めず、諦めないからこそ、結果として天才へと成長していくのでしょう。
でも まだその上があることを
僕は それを知ってる ここからなんだ
夢を掴んで継続しただけでなく、続いていく未来を見ている。自分が頂点ではなく、もっと良くなっていくことを願っているかのよう。
選手としては終わりでも、この先を見ているのでしょうね。
「天才の種」はそのタイトル通りの才能だけでなく、努力を含めた姿。これから光を放つ選手が出てくると思うのと、想像が広がっていく歌です。
あとがき
17年間のプロ生活の全てを、川崎フロンターレ。既存の曲ではなく、新たに作られた引退ソングになったのは、なるべくしてでのことでしょう。
サッカーに限らずスポーツ選手には引退がつきものですが、自分の意思、本当に惜しまれて辞める方は一握り。多くはやり続けたくても、引退を選ぶしかない。
セレモニーだけでなく引退ソングが作られるとは、プレイヤーとしての凄さにプラスして、愛されてきた選手なんだというのが分かります。
本人としても、きっと嬉しいのではないでしょうか。まだ中村選手は40歳。これから指導者など多くの道があると思いますが、どうなるのか楽しみです。
また、「天才の種」がステキな曲だったからこそ、どんな人は活躍をしてきたのか興味津々です。中村憲剛選手、本当にお疲れさまでした。
以上、『常田真太郎(スキマスイッチ)×SHISHAMO:天才の種~ここに咲いた~』でした。
常田真太郎(スキマスイッチ)×SHISHAMO 関連記事
2020/12/27 release Digital Single
常田真太郎(スキマスイッチ)×SHISHAMO:天才の種~ここに咲いた~ ←今ココ
関連アーティスト記事一覧
SHISHAMO (シシャモ)
JOE (ジョウ)
最新記事 by JOE (ジョウ) (全て見る)
- 鈴木愛理:Apple Pie ~何気なく当たり前のように包んでくれる~ - 21年4月13日
- Aqours:smile smile ship Start! ~この先の未来には希望しかない~ - 21年4月12日
- HYDE:ON MY OWN ~罪深いことをしているのは分かっている~ - 21年4月11日
- Crossfaith:RedZone / Dead or Alive ~振り切った俺は止められない~ - 21年4月10日
- ≠ME:超特急 ≠ME行き ~君はこの列車に乗り遅れちゃダメ!~ - 21年4月9日
コメント