SHIN:Good Morning Dreamer ~新しい夢を追い求めて~

SHIN:Good Morning Dreamer邦楽レビュー

SHINのファースト・アルバムである「Good Morning Dreamer」。

SHINは元ViViDで活動していた、ボーカリストでです。バンド解散後は充電期間を挟んでの次の行動は、新たなバンドではなく、ソロ活動という道でした。

ソロでは現在3枚のアルバムが発売されていますが、このアルバムはソロ活動の記念すべき1枚目のアルバムです。

ソロで心機一転というのもありますが、多くの人が考えているViViDのイメージよりもかなりロックをしていて、聞いて驚きのあるアルバムになっています。

アルバム収録曲概要

「Good Morning Dreamer」の収録曲は以下の通りです。

  1. jack the ripper
  2. why not?
  3. just going true side
  4. 4444
  5. WEAKEND
  6. TERRITORY
  7. dirty hurry
  8. restart
  9. 2015.4.29

曲名だけを見てもロック感があふれ出てくるタイトルで、ViViDとは少し異なるというのが伝わってきます。強い意気込みが伝ってくる感じです。

強い意気込みは曲名だけでなく、曲にも現れていますよ。

曲名も収録曲もよりロックになっているからといって、ViViDでの活動を否定していません。ラスト2曲を聞けばその思いが伝わってくるのではないでしょうか?

ソロとして新しい活動、夢を続けるために必要だからこそ、この内容のファースト・アルバムになったのでしょうね。意外性と勢いが感じられるアルバムです。

jack the ripper

アルバムのオープニング曲でもあり、核となる曲の「jack the ripper」。(1曲目)

SHINのイメージよりもかなりロックがな曲ですが、曲名の「jack the ripper = 切り裂きジャック」というのを見ると納得していまう内容の曲です。

夢への階段を登って行く途中だったのに、実際の存在は思っているよりも小さく、切り裂かれて上に存在が掻き消されてしまった…。

それでも立ち上がって前だけを見て進んで行くという、ソロ活動への強い思いと宣言が込められているのが聞いていて感じました。

演奏自体はシンプルであるのが、よりロック感を増している曲です。ファースト・アルバムとしてオープニングはこの曲しかありえません。

just going true side

ど真ん中でストレートな思いを曲にした「just going true side」。(3曲目)

曲もストレートな曲ですが、歌詞の内容もよく見るとストレートであることが分かる曲です。今がどんな日だっていい。君のと笑顔で前に進んで行く。

悩んでいる暇なんてないんだよという強いメッセージに、励まされる人も多いのはないでしょうか? 頑張って! ではなく、一緒に行くぜ! というのはいいですね。

この曲が1番アルバムの中で演奏がシンプルですので、楽器のコピーをするのは1番しやすい曲になっていますよ。弾いていても楽しめる曲になっています。

WEAKEND

ソロ活動を始めるまでのことを歌ったように聞こえる「WEAKEND」。(5曲目)

アルバムラストの「2015.4.29」にも通じる曲ですが、もう一度歩きだして歌を歌うというのは、少しテーマが異なります。自分自身の決意表明ですから…。

ソロでの道は他のバンドの経験者を見ていても、決して容易い道ではないのを分かっているからこそ、笑っていられるようにとなるのかなと思いました。

グループを離れてというのはアイドルがよくいわれますれど、グループを離れてからのソロが成功している人はすぐに見当たる人はいません。

バンドも同様で規模が大きくなったバンドほど、バンドの活動していた時の規模以上に、ソロで成功しているボーカリストはとても少ないです。

それでもこの道を歩きだすというのはSHINの強い意志を感じますし、成功したバンド経験者の常識を覆すソロ活動を、SHINには期待したいと思います。

最初このアルバムを聞いている時は気づきませんでしたが、力強くいい曲です。

2015.4.29

アルバムのラストを飾るのにふさわしい曲の「2015.4.29」。(9曲目)

西暦まで含んだ珍しい感じの曲名ですが、この日付はパシフィコ横浜でViVidが解散をした日。ViVidがあるから今があるという内容の、バラード曲です。

バンドは1人で行うものではないからこそ、一緒には活動ができないという場合も出てきます。離れたくなくても、離れる必要が出てくる時もある。

立ち止まらないための笑顔のサヨナラと、またこの音楽という世界で会おう! という約束は、どうして? という切なさ同時に美しさを感じさせてくれる曲です。

SHINがバンドではなくソロという活動を選択したこと、ロック感があふれる曲で新しい活動を始めたという答えが、この曲にあるのかもしれません。

ViVidのファンならずとも、この曲は特にアルバムで聞いて欲しい曲です。

あとがき

SHINのファースト・アルバムは驚きもありつつ、ソロとしてのこれからの活動が楽しみになるようなアルバムになっています。

1枚目だからこそ収録曲にも、曲順にも大きな意味が込められいるように感じがせずにはいられません。聞いていて熱くなるかっこいいロックアルバムです。

すでにリリースがされている、セカンド・アルバム、サード・アルバムもこの1枚目があるからこその出てきた内容になっていますよ。

新たなる夢へ向かうために始まった、このファースト・アルバム。曲順を変えずに通してアルバムを聞いてみてはいかがでしょうか?

SHINの活動の中で外すことのできない、アルバムになっています。

 

以上、『SHIN:Good Morning Dreamer ~新しい夢を追い求めて~』でした。

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