Revolution Saints:Revolution Saints ~歌と曲で革命を起こす~

Revolution Saints:セルフタイトルアルバム洋楽レビュー
洋楽レビュー

Revolution Saints (レヴォリューション・セインツ) セルフタイトルアルバム「Revolution Saints」。

ディーン・カストロノヴォがJourney (ジャーニー)のドラマーとして在籍時にリリースされた、新しいバンドとしての1枚目のアルバムです。

最初はソロ・プロジェクトの企画が、ジャック・ブレイズ、ダグ・アルドリッチが参加して、3ピースのバンドとなった経緯も興味深いバンドとなっています。

ダグ・アルドリッチは後にThe Dead Daisies (ザ・デッド・デイジーズ)も一緒に活動するようになるなど、いろいろきっかけになる1枚です。

本職はドラマーでも並のボーカルより断然に歌えるディーン・カストロノヴォが中心となったバンドのアルバムは、期待通りのメロディアスな曲が聞けますよ。

3人の関係は良好だからこそ、バンドとして今も継続しています。始まりとなった1枚目は、特にご機嫌なアメリカン・ハードロックが聞けるアルバムです。

【MUSIC PLANET】
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Revolution Saints 収録曲概要

セルフタイトルアルバム「Revolution Saints」の収録曲は以下の通りです。

  1. Back On My Trail
  2. Turn Back Time
  3. You’re Not Alone (feat. Arnel Pineda)
  4. Locked Out of Paradise
  5. Way to the Sun (feat. Neal Schon)
  6. Dream On
  7. Don’t Walk Away
  8. Here Forever
  9. Strangers to This Life
  10. Better World
  11. How to Mend a Broken Heart
  12. In the Name of the Father (Fernando’s Song)

聞けばソロ・プロジェクトではなく、バンドに変化したのが分かるアルバムです。メロディアスなハードロックが好きな人は、ノックアウトされますよ。

フューチャリングで2曲。ジャーニーのアーネル・ピネダ、ニール・ショーンが参加しているのも特徴です。在籍時だからこそのフューチャリングですね。

バンドはいろいろあるとはいえあまりいい辞め方ではなかったので、リリースが遅れることがあったら、聞けなかったかも…。2曲とも聞けて良かったです。

それぞれの曲は濃いですが、飽きることなく繰り返し聞けるアルバムですよ。

Back On My Trail

オープニング曲の「Back On My Trail」。(1曲目)

一度聞いたらすぐに耳に残る、メロディアスなロックナンバーです。アルバムのオープニング曲として、心をつかむには十分過ぎる曲になっています。

始まりのバンドで1曲目であるのに「Back on my trail = 通ってきた道に戻る」と歌っているのは、聞いて育ってきたロックへの回帰である気がしました。

最初の曲だからこその、これが俺たちなんだ! というのがカッコいい曲です。

Turn Back Time

サビを一緒に歌いたくなってしまう「Turn Back Time」。(2曲目)

「Back on my trail」のインパクトの強さから最初は控えめな曲かなと感じるのですが、徐々に温めてサビで一気に花が開く曲です。

「Don’t just  turn back time = 時間を元に戻さないで」。前に進んでいく新しいバンドだからこそ、前に進んで行くんだという決意を感じます。

MVがハードロックバンドの個人をフューチャーをしながらの古典的な手法の撮影なのですが、この曲にはピッタリです。ラストに3人になるのもいいですね。

You’re Not Alone (feat. Arnel Pineda)

アーネル・ピネダをフューチャリングしたロックバラードの「You’re Not Alone (feat. Arnel Pineda)」。(3曲目)

アーネル・ピネダが歌っているからこそ、この1曲だけを聞いたらジャーニーの新曲かと思ってしまいそうです。よく聞くと特にギターは違うのです…。

No, you’re not alone
You don’t to feel no pain

「いいえ。君は1人じゃないよ。痛みを感じる必要はないんだ」。だって周りには俺たちがいるんだから…。男性ならではの優しさで、”たち”がいいですね。

声質が似ているだけでなく、この表現力の高さだからこそアーネル・ピネダがジャーニーに抜擢されたというのも分かります。背中を押すいい曲ですね。

デラックス番にディーン・カストロノヴォが歌い直したバージョンがボーナス・トラックで収録されていますが、この曲はアーネル・ピネダのがいい感じです。

Locked Out of Paradise

メロディアスの中に切なさが混在する「Locked Out of Paradise」。(4曲目)

歴戦のメンバーということで、見せ方を知っているのが分かる曲です。メロディアスといっても明るさだけでなく、この曲のような切なさは必要ですよね。

ロックバラードではない切なさというのが、いいんです。この曲は、Fair Warning (フェア・ウォーニング)の雰囲気に近い気がしました。

We’ve been locked out of paradise
Victims of love without a fight

「俺たちは楽園から締め出された。戦いのない愛の犠牲者」。犠牲になる人がいなければ戦いになってしまうからこその、はじき出される人たちがいる。

理解をしてはじき出されているように捉えることもできるので、男気を感じます。いろいろな解釈をできる曲ですが、生き残るための自らの判断かなと。

ギターが凝ったアレンジになっているので、ギタリストに特にオススメです。

Way to the Sun (feat. Neal Schon)

ニール・ショーンをフューチャリングしたロックバラード曲の「Way to the Sun (feat. Neal Schon)」。(5曲目)

ジャーニーからフューチャリングで参加する2人ともが、ロックバラードという共通点が興味深いです。あえての部分が強い気がします。

「You’re Not Alone」は、あなたは1人ではないよ。「Way to the Sun」では太陽(光)に向かって1人で歩いていく。少し変えてくるのも、意図を感じます。

ニール・ショーンのギターソロが、曲に華を添えていますよ。デラックス版ボーナス・トラックはダグ・アルドリッチが弾いていますが、別物ですね。

どちらがいいというよりも、ギタリストの差が出ていて興味深いです。

Here Forever

先立っていくあなたへの思いを歌った「Here Forever」。(8曲目)

歌詞を見ると思い出しての思いではなく、今ここで先立っていくあなたに対しての思いだからこそ、強い愛があふれ出ている気がします。

もう変えられないことだからこそ、語りかける言葉が優しい愛です。

You”ll stay here forever
I’ll hold you in my dreams

「あなたはここに永遠にいるよ。夢の中で抱きしめるから…」。切ないけれど、永遠という言葉を信じたくなります。場面としては、本心の言葉ですよね。

ディーン・カストロノヴォは、バラードもめちゃくちゃにうまいです。

尺は短いですが、ダグ・アルドリッチのギター・ソロが泣いているかのようで、心にグサッときます。奇を狙わないオーソドックスであるのが、いい感じです。

How to Mend a Broken Heart

男の弱さを歌った「How to Mend a Broken Heart」。(11曲目)

「失恋から立ち治るにはどうしたらいい? 」なんて、寂しい思いです。きっと失恋することなんてないと思っていたからこその、思いなんでしょうね。

多くの男性は失恋してもあまり言わないですし、「失恋から立ち治るにはどうしたらいい? 」なんて聞きません。予想外の出来事だったんだなと感じます。

質問はしているけれど、立ち直る方法は君が自分の元に戻ってくるなんだと感じてしまうのは、深読みのしすぎでしょうか? 寂しいけれど、気になる曲です。

永遠の別れとなる「Here Forever」とは、異なる別れの曲ですね。

あとがき

カッコいいメロディアスなハードロックアルバムです。そもそもが参加メンバーから期待をしちゃう感じでしたが、期待通り以上のアルバムになっています。

1枚目のアルバムの内容もよく、バンドの関係もいいからこそ、バンドが継続しているのもいいですね。プロジェクトから、バンドになって良かったです。

メロディアスなハードロックバンドは聞いていて飽きやすい部分も持っていますが、レヴォリューション・セインツは繰り返し聞けるのもポイントです。

繰り返し聞けるのは、楽曲の幅広さからがあるからでしょうか? メロディアスなハードロックが好きであれば、特にこの1枚目は聞い欲しい1枚です。

 

以上、『Revolution Saints:Revolution Saints ~歌と曲で革命を起こす~』でした。


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Revolution Saints 関連記録

2015/2/20 release 1st Album
Revolution Saints:Revolution Saints ~歌と曲で革命を起こす~ ←今ココ

2017/10/4 release 2nd Album
Revolution Saints:Light in the Dark ~俺たちが光を照らしてみせる~

2020/1/24 release 3rd Album
Revolution Saints:Rise ~チャンスがあるならつかみ取るまで~

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