Rainych(レイニッチ) 配信シングル「Blind Curve」。
前作「真夜中のドア / STAY WITH ME」から1カ月半。熱の冷めやらぬ中、また興味深い曲をカバーしてきてくれました。
シティーポップに絡み合う彼女の歌声が、聞いていて気持ちよくなります。
Blind Curve 収録曲概要
「Blind Curve」のオリジナルは、1984年にリリースされた菊池桃子の1枚目のアルバム「OCEAN SIDE」収録曲。シングルからではないんです。
どなたが選曲しているのか分かりませんが、うまいですよね。それと同時に、アルバムの中にこれだけの曲が収録されているというのも興味深い。
今聞くと新鮮ですし、昔の歌謡曲は掘り下げてみると面白いんです。レイニッチがカバーしたのに限らずですが、古い曲を聞き直すきっかけになっています。
Blind Curve
菊池桃子のカバー「Blind Curve」。
恋する気持ちは高まっていくのに、一瞬の先は違う状況に。「Love is blind = 愛は盲目」なんて言葉もありますが、思いが強いからこそ変化も早いんです。
秋元康 作詞ですが、タイトルからして興味深い表現。さすがはやりますね。
あなたのシガレット
灰が落ちる
「Blind Curve」のリリース当時は今の煙出がれる状況とは異なり、タバコがクールと言われていた頃。この時代の変化も、聞いていて興味深く感じます。
その時の状況がそれとなく入ってくるのも、歌謡曲の面白さになる理由。
見込みちがいよ Don’t touch me
うまく行かない私
タイミングさえ違えが深い恋に落ちていたのに、触らないで! この恋はうまくいかなかったけれど、それさえも一部と思っている感じが余韻を残します。
急ぎすぎた恋ではなく、心が通じ合う愛が欲しい。大人な恋です。サビの語尾の部分とスタッカートが強めになっているのが、ちょっとセクシー!
オリジナルからの表現ではあるとはいえ、心の内が表現されているように感じますし、曲の肝となる部分ではないでしょうか。切り方が異なるのもポイント!
「Blind Curve」はいい曲ですね。だからこそカバーするのでしょうけれど…。
あとがき
個人的に少し面白く感じたのが、リリースについて。前作「真夜中のドア / STAY WITH ME」は、Sony Music Entertainmentからで、今作も同じ。
ただ「Blind Curve」の3日前に前レーベルから「The Baddest (From “League of Legends”)」をリリース。これは通常であれば、まずありえないこと。
曲とは関係ないですが、どういう契約になっているんだろう? と気になっちゃいました。日本語はソニーから、その他言語の場合は別となっているのかも…。
また、歌っている動画を見て思ったのは、レイニッチがキレイになっていること。持っていたキュートな見た目が、少し大人っぽくなっているんです。
女性は見られること、意識の変化で変わるというのはよくあることですが、動画を見ていて興味深く感じました。見ていてドキドキしちゃいました。
今回はだいぶハイペースのリリースでしたが、選曲もうまいからこそ次はどんな提示をしてくれるのかと、期待せずにはいられません。
以上、『Rainych:Blind Curve ~恋は1つの角で変わってしまうの~』でした。
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JOE (ジョウ)
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