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Poppy:Poppy.Computer ~私と一緒に歌って楽しくなっちゃおう~

Poppy:Poppy.Computer洋楽レビュー
洋楽レビュー

Poppy (ポピー) 1枚目のアルバム「Poppy.Computer」。

That Poppy名義でのEP「Bubblebath」から1年4カ月。サウンド・トラックを途中に挟みつつ、Poppyとしての本格的な音楽活動となる1枚。

ピコピコしたポップサウンドは、聞いているとついクセになる内容です。

Poppy.Computer 収録曲概要

「Poppy.Computer」収録曲は以下の通り。

  1. I’m Poppy
  2. Let’s Make a Video
  3. Bleach Blonde Baby
  4. My Microphone
  5. Moshi Moshi
  6. Computer Boy
  7. My Style
  8. Fuzzy
  9. Interweb
  10. Software Upgrade
  11. Pop Music

11曲で34分と、非常にコンパクト。それぞれの曲が短いからこそとも言えますが、どれもがインパクトのあるもの。それでいで、飽きずにクセになる音。

これはアーティストだけでなく、YouTuberでもあることで、見せ方を知っているセンスがなせるものでしょう。

また、今作は日本人がプロデューサーでの制作。日本語が曲中に入ってくるのは今作だけでなく後にも続くことですが、特徴と面白さにつながっています。

I’m Poppy

Poppyの紹介ソング「I’m Poppy」。(1曲目)

オープニングにして、一気に聞き手を引き込む曲。自分を紹介するというのはアイドルソングでもたまにありますが、これはそのPoppy版。

P-O-P-P-Y, I’m Poppy

「私はポピーよ」。サビ自体には多くの意味はなくても、それがまた気持ちがいい! イベントやフェスでので「名前だけでも覚えて」を、一気に物にする曲。

スーパーマリオの音がサンプリングで入っていたりと、面白い趣向。さらっとやってのけていますが、すごく計算された部分が感じられるのもポイントです。

Let’s Make a Video

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ビデオを撮ろうよ「Let’s Make a Video」。(2曲目)

「I’m Poppy」ガラッと雰囲気を変え、しっかりと歌メロのある曲。この位置にあるからこそ、より生きてくる形になっています。

Action, I’m ready
Don’t want to miss a frame

「アクション、準備ができたよ。このフレームを逃したくないの」。楽しく愛しているあなたを、ビデオに収めたい。思い出を封じ込める形でしょうか。

MVがビデオということで、わざとテープの劣化したような形。色あせる部分を表現しているからこそ、この時間が大切だと言っているかのようです。

Bleach Blonde Baby

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最初から完璧じゃない「Bleach Blonde Baby」。(3曲目)

ポップなメロディーの中に、しっかりとメッセージのある曲。恐らくというよりも、Poppyの他とは異なるだけでなく、面白さにつながっている部分です。

I’m bleach blonde, baby, that’s how God made me

「私はブリーチブロンド。それが神が私を作った方法」。私のことをみんないいと言ってくれるけれど、生まれたありのままじゃないからという思い。

金髪も漂白されたからの色で、完全な自然ではない色。今よりももっとよくなるために、していることはあるんだよと言っているかのようです。

と同時に、あなたも意識と行動ができれば変われるからのメッセージではないでしょうか。確かにPoppyを見ていると、コンプレックス部分も感じます。

だからこそ、キレイに、可愛くなりたい! がきっと強くなるのでしょう。

Moshi Moshi

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親友に向けた「Moshi Moshi」。(5曲目)

電話での「もしもし」をタイトルにした曲。歌詞にも日本語が出てくるのが、音の柔らかさにつながっています。童謡「うさぎとかめ」のメロディーも印象的。

パクリではなく、うまい表現。センスの良さを聞かせてくれます。

Have a cup of tea with my very best friend

「お茶でもどう? 親友だもん」。今日もいっしょにたくさんしゃべって、楽しいことをする。私たちの関係は特別だからという感じでしょうか。

今を楽しませてくれる関係。単なる友だちではない、親友。いい関係ですね。

サビがあるのも影響していますが、日本的なメロディー。つい口ずさみたくなること間違いありません。

Computer Boy

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パソコンを男の子に見立てた「Computer Boy」。(6曲目)

ラブ・ソングなのですが、対象がちょっと変わった表現。私の興味や知りたいことを全て知っているからこそ、男の子として興味を持ってしまう。

MVでも雰囲気は分かりますが、歌詞を見るとより面白くなる曲です。

I fell in love with the man of the future

「未来の男の子に恋をした」。実在する人物ではなく、何にでも私が知りたい、興味をあることを返してくれるコンピュータに対しての思いかなと。

人ではないことで孤独を感じるのではなく、楽しそうなのがいい感じです。

ギターはよく女性に例えられることがありますが、コンピューターは確かに男っぽいですね。たまにクラッシュしてしまうところなんか、特に。

目の付け所がさすがというか、面白い! 変わっているけれど、楽しいラブ・ソングです。

Interweb

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インターネットであなたを捕まえる「Interweb」。(9曲目)

webはクモの巣の意味ですが、聞くほどになるほどねとなる曲。ネットを見ると次々と見てしまって止まらなくなりますが、あなたを同じ状態にする思い。

ラブソングであっても、ダークな部分が多くなるのが面白い!

Well, maybe I’m a spider (Ah, ah, ah)
Or maybe I’m a fisherman (Ah, ah, ah)

「私は多分クモなの。もしくは漁師かな」。巣を張って獲物を待つのか、アミを投げ捕まえる、結果的にあなたを得ることは変わらないんです。

明るさのあるポップだけでなく、ダークさがあるのがアルバムを面白くしています。

Pop Music

私が好きな音楽「Pop Music」。(11曲目)

アコースティックで他とはイメージの異なる曲。デジタルポップな内容の中、最期にこの曲があるからこそ印象的になっています。すごくはまった曲順。

I think I like it, I think I like it

「私はそれが好きだと思う」。”それ”とは、Pop Musicのこと。だからこそ聞きたくもあり、歌いたくもなる。プラスで、新しい表現もしたくなるのでしょう。

シンプルな構成だかこそ、歌詞を含めての奥深さ。「Software Upgrade」で終わらせることもできたと思いますが、この曲が最期にあるのがいいんです。

あとがき

短さもありますが、一気に聞き終わるアルバム。収録曲概要でも記載しましたが、インパクトのある音であるのに飽きさせないどころか、クセになる音。

奇を狙った形でないというのも理由になっていると思いますが、曲作りをする人は大きな参考になることは間違いありません。バランスが絶妙なんです。

デジタルポップな音をそのまま継続する形でもいいのに、作品ごとに見せ方を変えてくるPoppy。聞いていて本当に面白いアーティストです。

日本語も歌詞に含まれてもいますし、もっと日本でも注目されたらいいのに!

 

以上、『Poppy:Poppy.Computer ~私と一緒に歌って楽しくなっちゃおう~』でした。


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JOE (ジョウ)

Guitar、F1を筆頭にモータースポーツ全般、野球(巨人)が好きな、ジャンルを問わない音楽マニア。日々記事更新中で、SNSは基本オマケ。 もっとプロフィール & あぶまいについて

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