Ozzy Osbourne：Degradation Rules ~止めることができない~

Ozzy Osbourne (オジー・オズボーン) 配信シングル「Degradation Rules (feat. Tony Iommi)」。

前作「Patient Number 9 (feat. Jeff Beck)」から1カ月。22年9月9日にリリースされる13枚目のアルバム「Patient Number 9」からのセカンドシングル。

ヘビーさとハーモニカでいなたさが両立する楽曲は、その描かれた内容から聞くほどに面白くなってきます。

この記事の目次(もくじ)

Degradation Rules 概要

全12曲収録中の10曲でフィーチャリングが付く、13枚目のアルバム「Patient Number 9」。今曲でフィーチャリングされるのは、トニー・アイオミ。

ご存知の通りBlack Sabbathでの盟友ですから相性が悪いわけがありませんし、多くのゲスト参加がある中で、いるべき1人ではないでしょうか。

そんな盟友が参加する楽曲が「Degradation Rules = 劣化のルール(法則)」というのは、タイトルからしても実にロックと言えそうです。

トニー・アイオミフィーチャリング「Degradation Rules (feat. Tony Iommi)」。

ヘビーなリフに続くのは、ハーモニカ。これがいなたさを感じるとともに、耳に強く残る音。その描かれる内容も含め、聞くほどに面白みが増していく楽曲。

実体験からなのでしょうけれど、実にオジーらしい世界観です。

Gambling with tragedy and doom, and doom
Addicted to debauchery

「悲劇。破滅を賭けたギャンブル。堕落に溺れるんだ」。その先に光は無いのに、自分から堕落に溺れる。正に「Degradation Rules = 劣化のルール」。

これは若かりし頃のオジーそのものかも…。

Masturbating fools
Watching RedTube rules

「自慰行為をする愚かもの。レッドチューブの視聴ルールを見る」。レッドチューブとは赤いチューブではなく、いわゆるポルノ動画サイト。

想像するに違法にアップされたエロ動画で、オ○ニー。それが日常で欠かせないものとなっていたら、それは「Degradation Rules」でしかなさそうです。

オフィシャルで動画として公開されているのは、MVでもリリックビデオでもなくVizualizer。この歌詞だと、その選択も納得しちゃいます。

リアルに描いてしまうと年齢認証が付くか、消されちゃいますから…。

またトニー・アイオミが参加している部分だと思われるギター・ソロ。がっつりな溜めとワウを利用したプレイは、すごく味があります。円熟味であるかも。

6月に残りの人生を左右する大きな手術を受けたという、オジー。少しずつ回復をしていると発言をしているだけでなく、今曲の配信日にサイン会に登場。

ライブが即できるような完全復活とは言わないまでも、実際にその姿を見せてくれるというのは、どんな言葉を発言するよりも安心させてくれる行動です。

いわゆる百聞は一見にしかず。それを分かっていての行動だと思いますが、妻でありマネジャーであるシャロンの手腕が出た部分ではないでしょうか。

話を戻すと、恐らく次に配信される楽曲がアルバム前の最後となるはず! 個人的に予想しているのは、エリック・クラプトン参加の「One of Those Days」。

実際は残りの11曲の中から、どの楽曲が選ばれるでしょうか? 逆に予想を反して複数のリリースや、逆にこのままアルバムに直行だったりして…。

以上、『Ozzy Osbourne：Degradation Rules ~止めることができない~』でした。

2022/7/22 release Digital Single
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「Ozzy Osbourne」を

Guitar、F1を筆頭にモータースポーツ全般、野球(巨人)が好きな、ジャンルを問わない音楽マニア。日々記事更新中で、SNSは基本オマケ。もっとプロフィール & あぶまいについて