Ozzy Osbourne:Blizzard of Ozz ~凍えを通りこして熱くなれ! ~

Ozzy Osbourne:Blizzard of Ozz洋楽レビュー
洋楽レビュー

Ozzy Osbourne (オジー・オズボーン) 1枚目のアルバム「Blizzard of Ozz」。

Black Sabbathを解雇。「この頃の記憶がほとんどない」といわれるほど酒や薬物に溺れ、父の死も重なるなど、最悪な状態だったオジー。

そのまま業界からフェイド・アウトしてもおかしくないですが、ランディ・ローズという歴史に残るギタリストとタッグを組んで、ソロ活動を開始します。

記念すべき1枚目は、今から40年前のリリース。オンタイムで聞いていた人はもちろん、今から聞いても熱いハードロックの名盤です。

Blizzard of Ozz 収録曲概要

「Blizzard of Ozz」収録曲は以下の通り。

  1. I Don’t Know
  2. Crazy Train
  3. Goodbye to Romance
  4. Dee
  5. Suicide Solution
  6. Mr. Crowley
  7. No Bone Movies
  8. Revelation (Mother Earth)
  9. Steal Away (The Night)
  10. You Lookin’ at Me, Lookin’ at You (Non-LP B-Side)
  11. Goodbye to Romance (2010 Guitar & Vocal Mix)
  12. RR (Outtake from “Blizzard of Ozz” Sessions)

9曲目までがオリジナルで、以降が後から追加されたボーナス・トラック。歴史があるからこそ仕様がちょいちょい変わっていますが、今の形がいいですね。

今も重要な名曲が含まれている名盤は、これかもずっと聞き継がれていくことになるでしょう。特にギタリストは聞いておかないとダメですよ。

I Don’t Know

自分自身に問いかけているような「I Don’t Know」。(1曲目)

シンプルなのに、心が湧き上がってくるようなリフ。どうしてもランディ・ローズが注目されますが、ベースもカッコいい曲。聞けばつい弾きたくなります。

Everyone goes through changes
Looking to find the truth

「誰もが変化を経験する。真実を探して」。酒や薬物に溺れていたオジーが、ソロとして動き出す理由だったんじゃないでしょうか。

クリックを聞いていたらこうはならなかっただろうなという曲は、実にロックであり、新たな始まりとしてこれ以上はなかったことでしょう。

Crazy Train

ハードでありながらこれ以上ないポップな「Crazy Train」。(2曲目)

ギタリストであれば、多くの人が1度はコピーしてみる曲。いまだにエッセンスをもった曲が出てくるのは、影響度の高さを感じずにはいられません。

若いギタリストも弾けるようになっておくと、セッションの幅が広がりますよ。イントロが印象的ですが、ハーモニクスの入れ方とか、めっちゃカッコいい!

I’m going off the rails on a crazy train

「クレイジーな電車にのって、レールを踏み外していく」。レールなんか俺には何の役にも立たないぜ! という感じでしょうか。で、実現もしてしまう。

聞いているとギターを弾きたくなりますし、一緒に口ずさみたくなる曲です。

Goodbye to Romance

ロックバラード「Goodbye to Romance」。(3曲目)

アルバムのための最初に書かれた曲。もうキャリアが終わりと感じていて、Black Sabbathとのお別れの意味も持っていたんだとか。

本当にサヨナラにならなくて良かったのと同時に、オジーのロックバラードの良さを感じさせてくれます。他にない特徴的な歌声に、曲調が合うんですよね。

I tell ya
Goodbye to all the past

「伝えたおくよ。全ての過去にさようなら」。あえてひねくったり、包み隠さない言葉にしているからこそ、込められた思いが伝わってくるようです。

この曲はオジーの歌声があっているというのもありますが、今誰かがカバーしても面白いかも…。

Dee

インストゥルメンタル「Dee」。(4曲目)

49秒の中に魅力が詰まっている曲。クラシックスタイルにハーモニークスが気持ちがよく、ギタリストであれば気にならずにいられません。

尺が短いからこそ、コピーもしやすいのがポイント。ハードロックが根本にあるおじさんたちが、アコギやクラシックギターを試奏する時に弾くことが多い曲。

自分もでしたけれど楽器屋によく行く人は、オリジナルよりコピーしているのを先に聞くという人が多いかも…。ぜひ弾けるようになっておきたい曲です。

Mr. Crowley

大いなる野獣に宛てた「Mr. Crowley」。(6曲目)

オルガンのイントロが印象的な曲。終始寂しげな感じが、心に響いてきます。泣いているギター・ソロがまるで歌っているようで、カッコいいんです。

フェイドアウトしていくのが、寂しさをさらに深いものにしています。

Mr. Crowley, what went wrong in your head?

「クローリー。頭の中で何があったの? 」。あなたを理解できないからこその、冒頭の言葉。最後まで分からずに終わるからこそ、寂しさが強くなる。

オジーの幅広さを表現しているとともに、すごいギタリストを相棒にしたなと感じずにはいられません。40年前にこのプレイをするかった感じですよ。

RR (Outtake from “Blizzard of Ozz” Sessions)

Expanded Editionで追加された「RR (Outtake from “Blizzard of Ozz” Sessions)」。(12曲目)

曲名にも含まれている通り、ランディ・ローズが演奏したアウトテイク。短い尺の中にギターのカッコよさが多く含まれている曲。

「Dee」と同様に、これも楽器屋で聞くことが多いかも…。試奏する人というよりも、店員さんがチェックのために弾いている場合をちょいちょいみかけます。

曲を知らない人はアドリブですげ〜と思っちゃうかもですが、ランディ・ローズが元でカッコよくならないワケがないという。ギタリストあるあるです。

あとがき

アルバムを通してカッコいい、オジー・オズボーンの1枚目。1980年と40年前のリリースですが、古さではなく、時代を飛び越えてきた感じです。

復帰はしていいますが、酒や薬物に溺れていたということで、しまりのない中年体型になっているオジーの動画は逆に面白い! 今のがカッコいいですよね。

だからこそプレイだけでなく、ランディ・ローズのビジュアルの良さも際立って見えるのですから、興味深いと言わざるしかありません。

ロックが好きなら「Crazy Train」、「Mr. Crowley」は今でも聞く機会があると思いますが、全体を通してぜひとも聞いてほしいアルバムです。

 

以上、『Ozzy Osbourne:Blizzard of Ozz ~凍えを通りこして熱くなれ! ~』でした。


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JOE (ジョウ)

Guitar、F1を筆頭にモータースポーツ全般、野球(巨人)が好きな、ジャンルを問わない音楽マニア。日々記事更新中で、SNSは基本オマケ。 もっとプロフィール & あぶまいについて

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