OTMGirls:アグレッシブガール ~私たちはイイ子を演じてでも地上へ行く~

OTMGirls:アグレッシブガール邦楽レビュー
邦楽レビュー

OTMGirls (オーティーエムガールズ) 1枚目のシングル「アグレッシブガール」。

サンリオの中で異色のキャラクター アグレッシブ烈子。今作はシーズン3から登場する女性地下アイドル OTMGirls のデビュー・シングル。

アグレッシブ烈子 フィーチャリングのタイトル曲はもちろん、カップリングまで純粋に音楽としても面白く、要注目の1枚です。

アグレッシブガール 収録曲概要

「アグレッシブガール」収録曲は以下の通り。

  1. アグレッシブガール feat.アグレッシブ烈子
  2. ふわふわ
  3. バズりたい!
  4. アグレッシブガール feat.アグレッシブ烈子 (English ver.)
  5. ふわふわ (English ver.)
  6. バズりたい! (English ver.)

OTMGirlsは地上を目指す センターのマナカ、癒やし系のミギー、ヒダリー の3人の地下アイドル。名前がわかりやすくて、とてもいい感じ!

アグレッシブ烈子の登場キャラに、インパクトがあるのは変わらずです。

地下アイドル(ライブアイドル)に興味がある人であれば分かると思いますが、地上より顕著けんちょにカワイイ子と微妙な子が混在するのも、ちゃんと描かれています。

アグレッシブ烈子のキャラ、地下アイドルという設定の時点で面白いのですが、English ver.が3曲全てにあるのが特徴。企画物であっても、興味深い戦略です。

日本もですが、海外も視野に入れたOTMGirls。面白くないわけがありません。

アグレッシブガール

アグレッシブ烈子 フィーチャリング「アグレッシブガール」。(1曲目)

メタルの中にポップが含まれる曲。なんでこんなことをしちゃったの? と後悔や闇も含まれていますが、必ず変わってやるという力強さもある曲。

アグレッシブ烈子だけだったら、こうはならないでしょうから、アイドルの夢を見せる部分がしっかりと含まれているのもポイント! しかも曲がカッコいい!

未来が怖くても
信じるものあるなら
未知の景色見せてあげるから

かわいらしさの中に芯のある思い。自分のようなアイドルでも音楽が先にあり、いいと思っていた子たちが羽ばたくのを喜びと感じる人は、グッときますね。

地上へと攻め込んでいく姿勢は、まさにアグレッシブガールです。

English ver. の方が言葉の違いからかハードな面がアップして聞こえるのも、面白い曲! 初期BABYMETALを好きな海外の人は、きっと気に入りそうです。

ふわふわ

キュンキュンなアイドルソング「ふわふわ」。(2曲目)

恋のときめきを歌ったラブソング。使われる言葉の全てがかわいいのが、またいい感じ! 両思いではなく、片思いの心情というのがかわいさを増しています。

目と目があうたびに キュンとする
グミみたいなカラフルワールド

アイドルでなければ使えない言葉。それであって、情景が想像できるのもポイント! 男性ファンからしたら、相手を自分に見立てられるのもいいですね。

かわいらしい思いに、歌声。これにはキュンとしない理由がありません。

バズりたい!

地上へと上がってキラキラしたアイドルになりたい思い「バズりたい!」。(3曲目)

この曲のコーラス、グループ名に含まれるOTM。金融用語「Out of the money = 本質的価値を有していない状態」からだと思いますが、なるほどです。

くくりとしては同じでも開きが大きい地上(メジャー)と地下(ライブアイドル)。卑下するのではなくうまく利用をしてくるのは、センスの良さを感じます。

特別な未来なんて
フェイクでいいから
つかみとりたいその光

なんとしてでもの思い。いわゆる地下と呼ばれるアイドルの中には小遣い稼ぎみたいな子もいますが、その多くは光り輝きたいと思っているはず。

Rev. from DVL活動時の軌跡の1枚の写真がきっかけでバズった橋本環奈ちゃんのようなことは難しくても、1つのことが変わることもあるアイドル業界。

聞いて楽しいだけでなく、アイドルの子たちの応援ソングになりそうです。

あとがき

もともとアグレッシブ烈子は面白くて好きでしたが、OTMGirlsはいいですね。アイドルでキラキラもありつつ、やっぱりというか闇があるのも気になります。

English ver.もいい感じ! がっつりと比較はしていないですが、基本は同じでも英語にするとこんな表現に変わるというのも、見ても聞いても面白かったです。

ビジュアル系やガールズバンドは、海外で話題になることが今は定着してきた感があります。そこにアイドルでも地下というのは、おそらく日本特有の文化。

きっと興味深い世界だと思いますし、特に海外の人にどう受け取られるのでしょうか? もしかすると、OTMGirlsは日本よりも先に火が付くことになるかも…。

今年はオンラインでしたが、地上への登竜門のフェスティバル「@JAM」に出演したOTMGirls。地下で低迷するか、大きく花開くかの両極端になりそうです。

 

以上、『OTMGirls:アグレッシブガール ~私たちはイイ子を演じてでも地上へ行く~』でした。


『OTMGirls』をApple Musicで

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JOE (ジョウ)

Guitar、F1を筆頭にモータースポーツ全般、野球(巨人)が好きな、ジャンルを問わない音楽マニア。日々記事更新中で、SNSは基本オマケ。 もっとプロフィール & あぶまいについて

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