陰陽座:一輪一滴 ~かたくなに率直で澄んだ直向きさは歴史となる~

陰陽座:一輪一滴邦楽レビュー

陰陽座(おんみょうざ)の配信限定シングルである「一輪一滴」。

いろいろな試みをする陰陽座ですが、配信限定の曲はこの曲が初めてです。初の配信限定曲は、越乃寒梅のイメージ楽曲という、興味深いコラボとなりました。

ヘビーメタルバンドと、日本酒を飲まない人でも多く人が名前だけは知っているであろう越乃寒梅とのコラボは、心に響く澄んだ曲となっています。

歴史はつながっていく

陰陽座と越乃寒梅のコラボが生み出したイメージ曲は、黒猫の優しく透明な歌声が心に響く、「一輪一滴」と名付けられた美しいバラード曲です。

この曲を聞いた時に最初に思い出したのは、陰陽座の1枚目のアルバム「鬼哭転生」収録されている「氷の楔」でした。

「氷の楔」も美しいバラード曲で、20年の前の曲とは感じない魅力があります。

陰陽座は結成20年。創業110周年の石本酒造株式会社が生産している越乃寒梅のイメージ楽曲というのは、何か運命的なものを感じずにはいられません。

自分が見たインタビューでは「氷の楔」に触れてはいませんでしたが、面白いことを考えるリーダーの瞬火であれば、関係を考えているかもしれませんね。

また、石本酒造代表取締役社長の石本達則氏はヘビーメタル好きで、陰陽座と20年前に出会っているというのは、いろいろなつながりを想像させてくれます。

一輪一滴

越乃寒梅のイメージ楽曲となった「一輪一滴」。

公開されている越乃寒梅のブランドムービーで製造工程が見られますが、厳選された原料を丁寧に時間をかけたからこそ、生まれているのが伝わってきます。

陰陽座の歌詞は少し難しい言葉を使うので歌詞の字幕を付けてしまってもいいのに、あえて字幕を付けていないのことが功を奏している感じがしました。

酒蔵の技術者と黒猫の歌声だからこそ、イメージも深まりますし、逆に伝わってくることがあります。プラスをするのが、いいわけではないという感じですね。

越乃寒梅という日本酒がどうやって製造されているのか分かりますし、日本酒を普段は飲むことがない自分でも、飲んでみたいなと感じさせるムービーです。

「一輪一滴」は心に響くだけでなく、繰り返し聞きたくなる曲となっています。

あとがき

陰陽座というとヘビーメタルバンドですから、激しい曲がメインです。だからこそ、時折聞かせてくれるバラード曲には、より引かれるものがあります。

その中でも「一輪一滴」は、特に心が引かれる曲です。CDではなく配信で聞けますから、多くの人に聞いて欲しい曲だなと感じました。

陰陽座は確か3枚目のアルバム「煌神羅刹」がFOOL’S MATEの裏表紙めくった一面広告になっていたのがきっかけで、一時期ガチはまりをしていました。

今も所有していますけれど、ギターの狩姦と同じIbanezのRGを買ったりしていたんです。限定モデルだったので、すごく探した思い出があります。

ギターが難しくて、鬼のように練習をするきっかけを陰陽座はくれました。

今も変わらずにクオリティの高い音楽を続けている陰陽座。「一輪一滴」は既存や新規のファンだけでなく、過去に聞いていた人の復活の曲になるかもですね。

「一輪一滴」は越乃寒梅を飲みたくなるだけでなく、心に響きますよ。

 

以上、『陰陽座:一輪一滴 ~かたくなに率直で澄んだ直向きさは歴史となる~』でした。

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