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One Morning Left:Hyperactive ~俺たちは激しく爆発するぜ! ~

One Morning Left:Hyperactive洋楽レビュー
洋楽レビュー

One Morning Left (ワン・モーニング・レフト) 4枚目のアルバム「Hyperactive」。

前作「Metalcore Superstars」から5年1カ月。かなり久しぶりのリリースですが、相変わらずの粋がいいだけでなく、独自のサウンドを聞かせてくれます。

ポップで激しいライブ向きの内容は、聞けば熱くなること請け合いです。

Hyperactive 収録曲概要

「Hyperactive」収録曲は以下の通り。

  1. Ruby Dragon
  2. Neon Highway
  3. Sinners Are Winners
  4. Drowned God
  5. Creatvres
  6. Live Laugh Love
  7. Ruthless Resistance
  8. Downfall
  9. Worry Less, Dance more
  10. Hyperactive

ぎゅぎゅっとコンパクトな形は、既存と共通。転調など展開が多い中ですから、他のバンドと比較をすると、表現の仕方が少し特殊です。

それでいて気持ちよく聞かせきるというのは、このバンドならでは。かつ、リスナーとしても楽しめますが、つい弾きたくなる表現であるのもポイント!

一見勢いで押しているように見えて、よく考えられているサウンドです。

Ruby Dragon

今が目覚めの時「Ruby Dragon」。(1曲目)

遂に目を覚ます、ルビードラゴン。輝きを放つ存在というだけでなく、その存在をバンドに見立てているような表現。アルバムの始まりにピッタリです。

I am lost in a maze
Feels like I’ve been here for days

「迷路に迷い込んだようだ。何日もここにいる気がする」。バンドのことだと考えると、リリースがこれだけ空いたのは、迷いが出ていたのかも…。

あえて書いて表現するのは、吹っ切れたという意味も含まれていそうです。

These roads lead to great passion
Waking the ruby dragon

「これらの道はすっげぇ情熱につながる。ルビードラゴンの目覚め」。地下にこもる時間は終わり、完全復活したと宣言しているかのよう。

この曲に限らず音がぶつかりまくりなのですが、そこが面白いのも特徴です。

Neon Highway

本当に光り輝くために「Neon Highway」。(2曲目)

一見は明るいように見えて、冷酷な面も見せるネオン・ハイウェイ。そこから脱げだすのではなく、立ち向かっていく強さを感じさせます、

‘Cause heaven and hell reside in us

「天国も地獄も俺たちの中にある」。生きるも、腐るも自分たち次第。嘆くのではなく、現実を全て受け入れて立ち向かっていく。

それが俺たちにできる唯一のことだから…。強い意思を感じさせます。

If you will fix my heart
Die with me on this neon highway

「君が俺の心を治してくれるなら、このネオン・ハイウェイで一緒に死のう」。言葉そのままではなく、全力全開の死ぬ気で行く! ということなのでしょうね。

辛く犠牲もあるかもしれないけれど、光輝くために。MVに遊びがあるのでその雰囲気は和らいでいますが、めちゃくちゃに強い意思です。

Sinners Are Winners

思いの他に深さがある「Sinners Are Winners」。(3曲目)

「Sinners Are Winners = 罪人は勝者」。ヘビーメタルなサウンドに合わせて、強さをアピールするわけではありません。興味深い表現をする曲です。

they say that love will set you free
But you can’t love with a broken heart

「愛が君を自由にするというけれど、失恋したままでは愛せない」。君を愛することができることが勝者だと。罪人 = 痛みを知るからということでしょうか。

Drown your sorrows

「悲しみに溺れされて」。落ちるからこそ、喜びがあり、君を愛することもできる。一聴のサウンドと、歌詞に耳を傾けてでは、印象が変わるかもです。

彼らはアウトローな見た目だからこそ、逆にこの表現だとより良い奴のように思えてさえしちゃいます。

Creatvres

生きるために「Creatvres」。(5曲目)

タイトルは「Creature = 生き物」をもじった形だと思いますが、どういう意味があるのでしょうか。推測はできますが、面白い表現です。

Re
Born
Reborn by a kiss!

「キスで生まれ変わる!」。推測するに「Creatvres」は怪しげな生き物を指しているのかもですね。もじったのは完全な生き物ではないという感じで。

生まれ変わるからこそ、「Creature = 生き物」になるのかも…。タイトルが複数形であるのは、一人ではなくバンドであるからでしょうか。

We are glowing!

「俺たちは輝いている!」。進化の過程を、この曲では描いているように感じました。少し寂しさのある音に、想像力が働く物語。面白い表現の曲です。

Downfall

落ちるからこその「Downfall」。(8曲目)

思いもメロディーも寂しさがある曲。ただ、「Downfall =堕落」を一旦は経験するからこその湧き上がる感情。永遠に落ちるわけではない感じです。

Hey, I got a question:
Why is everyone ok with this oppression?

「ねぇ、質問。なんでみんなは、この抑圧を良しとしてしまうの?」。落ちたからこその疑問。堕落することを、単に受け入れるだけではなくなる瞬間です。

何かを改善するには、行動を起こす理由が必要ですから…。

Make me whole again

「俺を元に戻して」。こんな堕落した状態を維持するのは嫌だ! だからこそ思いだけではなく、行動を起こして変わっていけるのでしょう。

今の現状を知るからこその、意識の変化。歌詞は彼らっぽいですが、よく見てみると思っている以上に真面目なテーマを持った曲です。

Hyperactive

アルバム・タイトル曲「Hyperactive」。(10曲目)

「Hyperactive = 多動性」。好きなことにしか、興味や関心を示さない。このバンドが今までに示したことを考えると、すごくしっくりとくる言葉。

障害としても意味させることですが、決してそうではないですね。ネガティブに捉えるのではなく、だったらそれを突き詰めてしまえばいいじゃないという形。

Neon-frantic
Hyperactive
We’re Cyber-captives

「ネオンフランティック。多動性。俺たちはサイバーキャプティブだ」。開き直りというよりも、これが俺たちなんだと。

いわゆる俺は俺。ジャイアンというか、ビッグダディ的かも…。これは面白い!

We are prisoners of your light
And we are ready to be ignited

「俺たちは光の囚人。そして、点火される準備ができているぜ!」。アルバムジャケットに繋がる部分でもあり、これからの宣言のようでもあります。

火山ではなく光の爆発ですから、強い意思。今後の活動が面白くなりそうです。

あとがき

このバンドの特徴でもありますが、表現に制限を設けない。言葉にすると一見はかんたんに思えるかもしれないことも、実際に実現するのは難しいもの。

それでもやりきっていることが、面白さにつながっています。その見た目はアウトロー感やチャラさが目に入りますが、騙されてはいけません。

また、ちゃんと細かい部分まで考えられているのに、一聴はそうは聞かせない構成。能ある鷹は爪を隠すと言いますが、鋭いものを表には出していないですよ。

突っ込んでもよし、単純にも熱くなれるサウンド。面白い存在です。

 

以上、『One Morning Left:Hyperactive ~俺たちは激しく爆発するぜ! ~』でした。


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JOE (ジョウ)

Guitar、F1を筆頭にモータースポーツ全般、野球(巨人)が好きな、ジャンルを問わない音楽マニア。日々記事更新中で、SNSは基本オマケ。 もっとプロフィール & あぶまいについて

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