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Official髭男dism :ミックスナッツEP ~人は色々な顔を持っている~

Official髭男dism :ミックスナッツ邦楽レビュー
邦楽レビュー

Official髭男dism (オフィシャルヒゲダンディズム) 4枚目のEP「ミックスナッツEP」。

3枚目のアルバム「Editorial」から10カ月。結果的に先行して配信されていたタイトル曲「ミックスナッツ」「Anarchy」を含む形となり、1枚のEPに。

その手法としては3枚目のEP「HELLO EP」と同様ですが、本作で追加されたカップリングの2曲も含めて面白い手法が取られていて、実に興味深く聞けます。

ミックスナッツEP 収録曲概要

「ミックスナッツEP」収録曲は以下の通り。

  1. ミックスナッツ
  2. Anarchy
  3. Choral A
  4. 破顔

「ミックスナッツ」「Anarchy」は配信済みですから、やっぱり今作の注目どころは新たに追加されたカップリングの2曲。

「Choral A」は歌詞の感じが少し違うなと思ってクレジットを見ると、ベース楢﨑誠が作詞。また、「破顔」も含めて後ノリが印象的です。

また、この2曲はクリックを聞いてレコーディングをしなかったのかな? と思えるような、いい意味で揺れているリズムが面白く感じてしまいます。

良くも悪くも機械的な音がマジョリティーな今の音楽業界。カップリングだからこそできる試みとして、バンドならではの音を収録したのかもしれませんね。

Choral A

応えてくれ「Choral A」。(3曲目)

「Choral = 合唱、声をそろえて」。タイトルの意味を踏まえて考えると、考えていることが一緒になればいいなということかなと。

“A”は 恐らく「answer = 答える」でしょうから、そう考えるとしっくりときます。実際のところはどうなんでしょうか? 想像すると面白くなりますよ。

「もうやめにしようか」「まだやれそうさ」

一人じゃやっぱり、挫けそうになる時もあるもの。それは、本当はこうしたしなと思っている考えがあったとしても。人は想像している以上に弱いですから…。

それでも、一緒の考えがある人がいたら頑張れちゃうもの。これは一人では成立しないバンドも同様。きっちりなリズムでないのは、行うのは人だからかなと。

また、日本人の一般的な考えとしては、「Chorus = コーラス」と表現をしてもよかったはず。親しみがあって分かりやすいし、その意味もほぼ一緒ですから。

それでも「Choral」と表現したのは、「Chorus」は音楽的に言えばサビ。少しそれだと意味合いが異なるからこそ、「Choral」としたのかも…。

ヒゲダンのメインとなるタイプの曲ではないでしょうけれど、制作過程も含めて色々と想像ができる面白い楽曲です。

破顔

ついしてしまうよ「破顔」。(4曲目)

顔をほころばせて笑うことを指す「破顔」。にっこりのが分かりやすいかも。知りませんでしたが、印象とは意味合いが違う言葉は面白く感じます。

恐らくこの「破顔」という言葉ありきで、作成された楽曲でしょうか。その理由は作り手として、イメージをふくらませるのは間違いがないでしょうから。

あなたが居るなら人生は今日も平和だ

他の誰かではない、僕にとって特別なあなた。そんな存在がいれば確かに破顔になってしまうのは、避けられないのは至極当然のことなのかもです。

幸せだなという思いが、じわじわと温かく伝わってきます。

全てのライト おやすみありがとう
届いてるちゃんと ちゃんと

あなたからもらえるのは、僕にとっての希望の光。ライトと表現をしているのは文章的な意味もあるでしょうけれど、ある意味では照れ隠しなのかも。

大きな箱というよりも、こじんまりとしたバーが似合いそうな曲。生感がより伝わってくるところで聞いたら、よりぐっとくるものがありそうです。

と同時に、特定の誰かが対象にあるであろう世界観。彼女やパートナーと二人きりの時にカラオケでなんかで歌ったら、いい感じになるのではないでしょうか。

あとがき

収録された4曲それぞれの色が、大きく異る今作。あえてのことだとは思いますが、既存の作品の中でもバリエーションの広さは随一と言ってよさそうです。

聞かれ方にもよりますが、時として楽曲がどれも似ているとも言われるヒゲダン。だからこそ、そんなことないぜ! と見せつけてくれたのかもですね。

それでいて今作の表現の幅は広めですが、EPとして一つにまとまっていてもおかしくない形。このことも通して聞いていて、面白いなと思ってしまいます。

これがまとまらない状態だと途中で疲れてしまい、全体で聞くのがしんどくなるのは必然。そうなっていないのは、バンドとしてのセンスでしょうね。

単曲が良ければいいとしていない姿勢は、見習うべきアーティストは今は多いことでしょう。ヒゲダンはその存在と表現も含め、面白いバンドです。

 

以上、『Official髭男dism :ミックスナッツEP ~人は色々な顔を持っている~』でした。

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JOE (ジョウ)

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