Official髭男dism:ラブとピースは君の中 ~幸せな優しい空気感~

Official髭男dism:ラブとピースは君の中 邦楽レビュー

Official髭男dismの1枚目のミニ・アルバムである「ラブとピースは君の中」。

コラボをしたシングルは先にリリースされていますが、純粋なOfficial髭男dismとしての音源では初の音源となるミニ・アルバムです。

バンド名にちなんだかわい髭のキャラクラーが特徴のジャケットになっていますが、初の音源としてすでに光るポップセンスが感じられるの特徴です。

1枚目で1曲がぽっとあるだけでないのはスゴイなと感じるとともに、今から聞いても楽しむことができるミニ・アルバムになっていますよ。

何気ない日常の中にある幸せ

「ラブとピースは君の中」の収録曲は以下の通りです。

  1. SWEET TWEET
  2. 恋の前ならえ
  3. 夕暮れ沿い
  4. 雪急く朝が来る
  5. 始発が導く幸福論
  6. 愛なんだが…
  7. parade
  8. ダーリン。

バンドの1枚目の音源というと力んでしまいそうなものですが、聞いていると力みがないどころか、すごく自然体であるのが感じられます。

伸びてくるバンドというのは、1枚目からの音源が違うんだなと感じさせてくれるミニ・アルバムです。完成した時にメンバーは充実感があったでしょうね。

突然変異でよくなるバンドもいますが、最初から進む方向に迷いがなかったように感じます。軽音楽部で4人が揃ったというのも、運命だったんでしょうね。

今聞きたい君の声

素直で好きという気持ちを歌った「SWEET TWEET」。

何か用事や話すこともないのに、声を聞きたくて電話をしてしまう。声は人それぞれで全く違いますから、単純に声が聞きたいという気持ちが伝わってきます。

連絡先からプッシュではなく、ダイヤルするってのがいいですね。今はダイヤルでかける電話はめったに見ませんが、1つの電話にも気持ちが入りました。

ポップな曲なのですが、ギターのフレーズが激しい曲も好きなんだなというのが分かる部分があって、聞いていてニヤッとしてしまう部分があります。

特に下降フレーズは元に激しい音楽が入っていなければ、出てこないフレーズではないかなと。出せない音もあるでしょうけれど、懐は広い感じがします。

ライブではみんなでクラップ(拍手)しているのが想像できる、いい曲です。

軽やかなステップ

踊れなくてもステップしたくなるような曲の「夕暮れ沿い」。

学生のころの片思いを歌ったこの曲。気持ちを伝えられなかったし、自分でも好きなのは分かっているのに、認めないよというのが少しいじらしいです。

君という存在に恋をすることを、楽しんでいたんでしょうね。恋かなえば当然うれしいですけれど、思うだけでも幸せになることもある。恋はステキなだと。

シンプルな構成でも、ビックバンドの構成でもセッションして合わせたら、楽しくなってしまう曲になっていますよ。この曲は特に合わせてみたいですね。

ワクワクが近づいている予感

横揺れでジャジーな曲の「parade」。

ミニ・アルバムに収録されている曲の中で特にシンプルな曲ですが、シンプルだからこそ、バンドの実力が分かる曲になっています。

このタイプの曲はいらない余計な物を入れてしまったりベテランでもよくするのに、シンプルで自然体を貫いているのにとても好感が持てました。

パレードといってもよくイメージするにぎやかすぎるものではなく、みんなが集まったらそれがパレードなんだというのが、自然体を感じます。

特別でなくても幸せはあるんだよと、伝えてくれるような曲です。

ラブとピースは君の中 あとがき

アルバムのタイトル「ラブとピースは君の中」その通りのミニ・アルバムです。刺激的な音ではないですが、愛と幸せが伝わってくるのがいいですね。

ボーカルの藤原聡のフィルターがかかっている声が、優しさを倍増しています。

Official髭男dismの今の活躍ぶりは音楽が好きであれば誰もが知る所ですが、1枚目の音源でここまでのものを出していたのに、驚かずにはいられません。

音楽が本当に好きなんだ! と聞いていて伝わってくるのも、Official髭男dismの魅力の1つです。新しい曲だけでなく、振り返って聞くのをオススメしますよ。

 

以上、『Official髭男dism:ラブとピースは君の中 ~幸せな優しい空気感~』という記録でした。

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