Novelbright:「EN.」 ~形は変わっても君に恋したのは必然だった~

Novelbright:「EN.」邦楽レビュー
邦楽レビュー

Novelbright (ノーベルブライト) 2枚目のミニ・アルバム「「EN.」」。

前作「SKYWALK」から11カ月。ベースが勇太郎から圭吾にチェンジし、現体制での初音源。進む幅は大きくなくても、着実な前進を聞かせてくれます。

バンドとして進化の途中という感じが、逆に興味を引く内容です。

「EN.」 収録曲概要

「「EN.」」収録曲は以下の通り。

  1. Revive
  2. the Eternal oath
  3. ふたつの影
  4. フォーリン・ヴィーナス
  5. parade-Я-
  6. Rain Dancer
  7. Heart voice
  8. 拝啓、親愛なる君へ

面白く感じたのは、インストゥルメンタル「parade-Я-」を5曲目に持ってきていること。内容的も1曲目でいいでしょうし、意図は不明でも興味深い選択。

もし持っていくと「Rain Dancer」ほどは流れがよくないかもですから、「Revive」から始めたい思いがあったのかも…。実際はどうなんでしょうね。

気になるアルバム・タイトルの「EN.」。”えん“でもあり、ジャケットを見ると”engage”の意味もありそう。メンバーチェンジ、曲順も縁なんでしょうか。

Revive

イントロ無しで始まる「Revive」。(1曲目)

「Revive = 復活」。言葉のイメージからくる再開ではなく、別れの歌。誰もが最初に耳にする始まりとして、この曲を持ってくるのが面白い。

ここでの再開が永遠の約束だった
なのにどうして突然離れていくの?

すれ違う思いが寂しく感じます。気持ちが一緒にならなければ、同じ時を過ごすことはない、恋ならではの複雑さでしょうか。

それでもまだ好きの思いを残しているのが、男性のならではの恋の気がしました。

ふたつの影

過去とこれからの恋の歌「ふたつの影」。(3曲目)

男性ならではのずるさを感じる曲。女性の恋の歌はよくありますが、包み隠さない男性ならではの思いは、聞いていて気持ちが分かるなと感じてしまいます。

涙流す君を 抱きしめることができない
こんな僕を赦して

お互いのこれからためと言っても、別れる選択をしたのは自分。それでも忘れずに君のことを思っているだけでなく、お互い幸せにというのが正に男性。

別れてもいい人でありたいというのは、ちょっとずるいですよね。客観視して見たら「おいっ! 」と思うことも、実際にはしてしまうもの。

恋の歌は多くありますが、男性こそ共感をしてしまうのではないでしょうか。逆に女性は理解ができない…。なんて人も多いかもしれません。

Rain Dancer

インストゥルメンタル「parade-Я-」から間髪を入れずに始まる「Rain Dancer」。(6曲目)

「EN.」のハイライトといっていい曲。これをなんでもっと前に持ってこないんだ? と思っちゃいます。他の曲よりも、明らかにいい形に聞こえました。

目の前の真実を先へ
鮮やかな羽をひろげて踊りたいんでしょ?

自分の心へ問いかけているような思い。雨に打たれてうなだれるのではない、強い気持ち。この先は自分で変えるしかないというのが、正にロック!

ライブでも映えそうですし、この路線はバンドの大きな武器になるのではないでしょうか。楽器を弾く人であれば、間違いなく引っかかる曲。カッコいい!

Heart voice

英詩のラブソング「Heart voice」。(7曲目)

恋ではなく、愛を歌った歌。日本語が合いそうなメロディーですので、英詩にしたのは、一種の照れなのかも。伝えたい思いがストレートですから…。

I’m scared of nothing
When I’m with you

「キミといると何も怖いことなんてないんだ」。1人でなら乗り越えるのが難しいことでも、キミがいるから大丈夫だと思える。特別な人だからことの感情。

英語で歌えるのであれば大変ですが、アルバムの際は日本語、英語盤の両方がリリースできたら、バンドの大きな強みになるかもしれませんね。

サブスク、ストリーミングが主体になると、1国で勝負は厳しくなるので…。

上モノの音がハイファイだからこそ、バンドとの音に差があったりなど気になる点もありますが、可能性を広げられるのかな? と想像させてくれます。

拝啓、親愛なる君へ

大切な人に送る歌「拝啓、親愛なる君へ」。(8曲目)

「EN.」の最後を締めるのは、ありがとうの思いを感じる曲。演奏が大分怪しいのですが、より素直になった気持ちに聞こえるのだから、音楽は面白い!

恥じらいもなく素でいられる場所
やっと見つけたよ

親愛なる君がいるからこその”場所”。自分たちにとって特別となるのには理由があるんだというのが、素直さを感じさせます。

回りくどいことをしなくても、思いを率直に伝えたんだという感じでしょうか。聞いていて清々しさえ感じる曲。ライブとしても本編のラストに似合いそう。

あとがき

前作「SKYWALK」ほどではないですが、デモっぽさと、未完成な部分がある内容。演奏の危うい部分が多くて、聞いていて引っかかる場面もあります。

ボーカルが突出しているからこそ演奏の粗さ、未完成さが目立つのは、逆にかわいそうかも…。それでも、よくなったと思わせてくれる部分があるのも特徴!

所謂いわゆるライブアイドルと呼ばれる子たちが少しずつ良くなっていくことがあるのですが、Novelbright にはそれと近いものを感じさせます。

中心となって引っ張る子がいて、周りが少しずつ階段を上げっていくという感じ。ライブアイドルと同様に、この感じは好きな人が多いかもしれません。

現在はデビューし、大きな進捗しんちょくが求められる存在。もみくちゃにされることで一気に成長し、ガツンと階段を上がった音聞けることをを期待しちゃいます。

こちらの想像を越えるような、面白い存在に成長してくれますように!

 

以上、『Novelbright:「EN.」 ~形は変わっても君に恋したのは必然だった~』でした。


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JOE (ジョウ)

Guitar、F1を筆頭にモータースポーツ全般、野球(巨人)が好きな、ジャンルを問わない音楽マニア。日々記事更新中で、SNSは基本オマケ。 もっとプロフィール & あぶまいについて

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