Motley Crue:The Dirt Soundtrack ~終焉を迎えても輝きは消えない~

Motley Crue:The Dirt Soundtrack洋楽レビュー
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Motley Crue (モトリー・クルー) サウンドトラックアルバムである「The Dirt Soundtrack」。

2001年にリリースされた自伝本「The Dirt」を元に、Netflix オリジナルの自伝映画のサウンドトラックとしてリリースされました。

Netflixには加入していないのでまだ自伝映画自体は見ていないのですが、サウンドトラックがリリースされるのも分かっていたので、楽しみだったんです。

今回のアルバムの最大の注目ポイントは、モトリー・クルーは2015年12月31日で活動を停止していていますが、4曲の新曲が含まれるところにあります。

カバー曲を含む新曲4曲を聞くだけでも、聞く価値のあるアルバムです。

The Dirt Soundtrack 収録曲概要

「The Dirt Soundtrack」の収録曲は、以下の通りです。

  1. The Dirt (Est. 1981) (feat. Machine Gun Kelly)
  2. Red Hot
  3. On With The Show
  4. Live Wire
  5. Merry-Go-Round
  6. Take Me To The Top
  7. Piece Of Your Action
  8. Shout At The Devil
  9. Looks That Kill
  10. Too Young To Fall In Love
  11. Home Sweet Home
  12. Girls, Girls, Girls
  13. Same Ol’ Situation (S.O.S)
  14. Kickstart My Heart
  15. Dr. Feelgood
  16. Ride With The Devil
  17. Crash And Burn
  18. Like A Virgin

Motley Crueのおなじみの曲が並ぶなか、1、16、17、18曲目の4曲が今回初収録となる新曲です。新曲には思えないくらい、アルバムになじんでいます。

既存の曲も荒々しい感じのミックスに変わっているので、アルバム全体がそろって攻めた感じになっており、アルバム全体として楽しむことができました。

The Dirt (Est. 1981)

アルバムのオープニングを飾る「The Dirt (Est. 1981)」。(1曲目)

自伝映画のタイトル曲でもあるのに、ラッパーのMachine Gun Kellyをフューチャリングした曲とは面白い選択ですよね。

聞く前はモトリー・クルーにラッパーがというのはどうかな〜? と思っていたんですが、思いの他にしっくりはまっているんです。

ラッパーをうまくはめることができたのはニッキー・シックスのおかげといいたいとことですが、貢献度が高いのは恐らくトミー・リーじゃないかなと。

ソロアルバムでもラップを取り入れているし、ドラマーですからね。イントロから最後まで面白い曲で、ライブで見られないのが残念なぐらいです。

Ride With The Devil

ミディアムテンポで重さを感じさせる「Ride With The Devil」。(16曲目)

サビになると、モトリー・クルー流のポップな要素が聞けるという、展開が面白い曲です。「Devil = 悪」という言葉は、モトリー・クルーは好きですよね。

もっとテンポが早ければもっとカッコよくなりそうなのにと思わせておいて、曲中でテンポアップする部分が用意されているのも、にくい感じがします。

「Just  gimme the dirt = 汚れをくれ」と歌詞にもあって、「The Dirt」の曲だからこそ、この新曲を作ったと分かる曲です。歌詞が面白い曲ですよ。

Crash And Burn

グランジに近い感じの曲の「Crash And Burn」。(17曲目)

曲名の通りクラッシュして燃えるというモトリー・クルーのことを売った曲を、ハードロックの敵ともいえるグランジ風なのが、皮肉であり面白い曲です。

歌詞はもちろんですが、曲調も狙ってグランジ風にしていますよね。モトリー・クルーにはなかった曲調なので、面白いと感じる人が多いと思います。

ヴィンス・ニールが歌えばモトリー・クルーの曲にはどんなタイプの曲でも俺たちはできるんだぜ! っといっているようにも聞こえました。

Like A Virgin

マドンナのカバー曲の「Like A Virgin」。(18曲目)

なぜにこの曲を選んだ? と、感じた人も多いのではないでしょうか。

モトリー・クルーとはイメージが少し異なるだろう? と思いきや、わりとしっくりとはまっているのは、今のモトリー・クルーの力量の高さといえます。

演奏はバンドアレンジになっていますが、原曲を生かしたアレンジになっています。ディスコソングがバンド曲ですから、カバーも聞いていて面白いです。

さすがに今オリジナルのマドンナ版を聞くと古さを感じますから、このカバーは楽曲がよみがえったという感じに聞こえて楽しめました。

ですが、自伝映画のアルバムのラストに持ってくるかと…。不思議な曲です。

あとがき

2015年12月31日の活動停止ライブでライブが終わったあと、4人が目を合わせないほど険悪なムードだと聞いていましたが、今はいい関係なんですかね?

ライブではないので一緒にいる必要はないとはいえ、カバー曲を含む新曲4曲を作ったというのは快挙なのではないでしょうか。

今回のThe Dirt の自伝映画、サウンドトラックのリリースでモトリー・クルー関連の売上がかなり上がっているとニュースにもなっていました。

ライブはもうしないかもしれませんが、今回の注目度の高さに気を良くして。また新曲のリリースはそんな遠くない時期にありそうな気がしています。

モトリー・クルーの曲はバンドをする人であればだいたい知っていますので、事前準備がなくても合わせることができるのがいいですね。

ハードロック版のBeatles みたいバンドが、モトリー・クルーです。

自分はモトリー・クルーはヴィンス・ニールの1枚目のソロからのつながりで聞くという、少し変わった聞き方をしたりしています。

ヴィンス・ニールの1枚目は最強にカッコいいので、1993年のリリースと超古いのですが、別途で紹介をしたいと思います。 ←関連記事として紹介済みです。

 

以上、『Motley Crue:The Dirt Soundtrack ~終焉を迎えても輝きは消えない~』でした。

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