Motionless In White:Disguise ~どの自分が本当なのかは知っている~

Motionless In White:Disguise洋楽レビュー
洋楽レビュー

Motionless In White (モーションレス・イン・ホワイト) 5枚目のアルバム「Disguise」。

前作「Graveyard Shift」から約2年1カ月。メンバーチェンジがあるのはアルバムごとの恒例になってきていても、順調なリリースをしてくれます。

曲のヘビーな感じは上がってきても、低音で重くなり過ぎに聞ける内容です。

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Disguise 収録曲概要

「Disguise」収録曲は以下の通り。

  1. Disguise
  2. Heache
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  4. Thoughts & Prayers
  5. Legacy
  6. Undead Ahead 2: The Tale of the Midnight Ride
  7. Holding On To Smoke
  8. Another Life
  9. Broadcasting from Beyond the Grave: Death Inc.
  10. Brand New Numb
  11. Catharsis

11曲で42分と、今までの5枚の中で一番コンパクトな内容。一時期、長くなったことがありますが、これぐらいの方がバンドの思いが入ってくる気がします。

通して聞いていると、1曲目「Disguise」。11曲目「Catharsis」があり、その中を埋めていってアルバムができたように感じました。

聞く人によって異なると思いますが、あなたはどう感じるでしょうか?

Disguise

アルバム・タイトル曲「Disguise」。(1曲目)

誰もが知っているであろうチャイコフスキー”白鳥の湖”で始まる、印象的な曲。短いパートでありながら、SEのような要素もあって、なるほどなという感じ。

I’m ready to face my disguise

「私は変装する準備ができている」。歌詞から察するに、ここでの変装とは着飾ることではなく、自らを偽るためのこと。

アルバム・ジャケットの面白みが増える、さすがはタイトル曲。1曲目で思いっきりバンドの描いている世界に引き込まれます。

Thoughts & Prayers

速さと重さのどちらも持っている「Thoughts & Prayers」。(4曲目)

途中まではSlipknotか?と思わせる曲は、好きな人が多いかもしれません。自分もどれをコピーしたいかと聞かれたら、この曲を選びます。

展開も多くあり、弾いているメンバーもきっと楽しいんじゃないでしょうか。

Won’t get what you pray for, yeah
Fuck

最後のフレーズが「祈っても変わらないよ。畜生」。せっかくの考えと祈りが意味をなさないからの思い。歌詞だけで見ると、一番おもしろい曲かも…。

Undead Ahead 2: The Tale of the Midnight Ride

数字の通り、1枚目のアルバム「Creatures」に収録「Undead Ahead」の2作目「Undead Ahead 2: The Tale of the Midnight Ride」。(6曲目)

2、3と続きがあるのはバンドの曲でよくあることですが、その後の描いた世界は興味深い! 単曲でも楽しめますが、さかのぼって聞きたくなります。

Everyone that you love is dead

「愛する人は全て死んだ」。メロディだけでなく、歌詞の冒頭ですぐにつながるからこそ、印象度が上がります。面白い手法です。

二度あることは三度ありますし、まだ続きのありそうな歌詞の終わり方。今後「Undead Ahead 3」が聞ける日が来るような気がしました。

Another Life

曲全体を通して切なさが漂う「Another Life」。(8曲目)

寂しいからこそ、耳に残る曲。ただ激しかったり重さだけでない、このタイプの曲ができるのが、このバンドの強みじゃないでしょうか。

I hope that we meet in another life

「別の人生で出会えるのを願ってる…」。今も合っているのに、別の人生のなるのが切ない。実際は会えないのは分かっているからこその、思いかなと。

クリアで余韻の残る歌声だからこそ、より寂しさが伝わってきます。

Brand New Numb

アルバムの中で趣向が少しだけ異なる「Brand New Numb」。(10曲目)

バンドとして比較される Marilyn Manson。「Rock Is Dead」の雰囲気を持った曲は新機軸であり、古いファンほど何回も聞かないと違和感を感じるかも…。

I’ll be the enemy

「私は敵になる」。MVにもある、心を開放するからの思い。こじつければ「Disguise = 変装」と通じるからこそ、アルバムに必要だったのかも…。

良い悪いではなく、聞く人によって評価が大きく分かれてきそうな曲です。

Catharsis

アルバムのラストを飾る「Catharsis」。(11曲目)

最後にくるからこそ、思いが強くなる曲。単体で聞くよりも、アルバムを通して聞くからこそ意味を持ってくるように聞こえました。

Won’t hurt much longer

「ずっと傷つけない」。「Disguise = 変装」してまで変えたかったのは、この思いがあったからこそじゃないでしょうか。最後にしっくりくる曲です。

あとがき

最初にアルバム・ジャケットを見た時はえらいチープな感じなったなと感じたのですが、聞いてみると思いの他に楽しめる内容。

ジャケットもこれだからこそいいかな! と思えてくるから、不思議です。

よく比較をされるMarilyn Manson。日本でもビジュアル系を好きな人であれば、すんなりと入られるであろうバンド。平均点が高いので、オススメです。

ヘビーであり低音もありますが、行きすぎない微妙なラインで止めているのもポイント! 楽器を弾いたり、バンドをしてる人は参考になる点も多いですよ。

リリース間隔はもともとコンスタントですが、既に次のアルバムに取り組んでいるのインタビューも出ています。遠すぎない時期に新しい曲が聞けそうです。

 

以上、『Motionless In White:Disguise ~どの自分が本当なのかは知っている~』でした。


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