miwa:リブート ~難しく考えなくたっていい~

miwa:リブート 邦楽レビュー

miwaの25枚目のシングルである「リブート」。

長かった髪は去年の時点で短くなっているのですが、ショートヘアーになったジャケットがとても印象的です。見たら「おっ! 」となってしまいます。

髪が長くずっと女の子というイメージが強かったですから、少しボーイッシュな感じがするのはとても新鮮です。今さらですが、バッサリいきましたよね。

出てくる音を聞けば変わらないmiwaが聞けるというのは、面白いです。

素直な気持ちのままで

「リブート」の収録曲は以下の通りです。

  1. リブート
  2. すべて捨てても
  3. タイトル
  4. RUN FUN RUN
  5. リブート (Instrumental)

曲名だけを見ても、これ以上はないだろう? とようなシンプルさです。

英文字にしてもいいところをカタカナ英語にしているのは、曲を聞いてみるとなぜカタカナ英語にしたのか分かる感じがしますよ。

やり直してしまえばいい

シングルのタイトル曲で、テレビドラマ『凪のお暇』主題歌でもある「リブート」。

「リブート = 再起動」をすることで、悩みやうまくいかないことをやり直してしまえ! という、うじうじしている自分の背中を押してくれる応援ソングです。

miwa 特有の歌詞の使い方が、とても面白く感じます。多く使われているカタカナ英語の部分に、伝えたい意味が強くある部分だと思うんです。

英語や日本語ではなく、カタカナ英語を選択することで意味は込められているんですけれど、言葉を重く感じさせないようにするということをしています。

この言葉の使い方のうまさは、miwaが支持される理由の1つですよね。

また、miwaはもともとがフィルターがかかっているような特徴的な声の持ち主ですが、この曲はいつもと違うフィルターのかかり方が印象的です。

輪郭がぼやけるような深みが増えている感じが、面白く感じました。

今こと時を大切にしたい

日本テレビ「ぶらり途中下車の旅」のエンディングテーマである「タイトル」。

イントロのボトルネック奏法が印象的な、シンプルで優しい曲です。今この時にタイトルを付けて、大切な時にしたいというのはいですね。

自分の君を想う気持ちが、君の記録の中にもあって欲しいという承認要求なのですが、もしあったらいいなという感じなのが、女性らしさを感じる曲です。

細かい部分を除けばとてもシンプルな曲ですから、弾き語りをする女の子がコピーして歌ってみるのをオススメしたい曲になっています。

同じリズムと感覚で

「名古屋ウィメンズマラソン2019」の公式応援ソングである「RUN FUN RUN」。

聞き流してしまいそうな曲ですが、よく聞いてみると面白い曲です。歌詞を見ないと走るための曲なのが分かりづらいですが、見ると分かるという…。

「RUN RUN RUN」でなく、真ん中に「FUN = 楽しい」を入れて「RUN FUN RUN」という曲名にしたのもポイントですよね。

リミッターで上の音を抑えて打ち込み風で同じリズムなのですが、長い距離を走る時はペースを一定で走ることがとても大切なんです。

ペースが早くなったり、遅くなったりするのはものすごく疲れて大変になるので、この同じリズムと感覚で聞こえる曲は、走ることを考えられています。

今回のシングルの中で聞いていて、とても面白く感じた曲です。

リブート あとがき

どうしてもジャケットに目に行ってしまう今回のシングルですが、タイプが異なる4曲がどれを聞いてもmiwaというのもポイントですね。

4曲中3曲がタイアップ付きの曲ということで、聞いてもらえる機会が増える反面、制限が付くという自由度もなくなっているはずなんです。

その中で自分を出すというのは難しくなるはずなのに、miwaという存在はしっかりと出しているのは、聞いていて面白さと同時にスゴイなと感じました。

タイアップが付くことが多いからこそ、自然にできているんでしょうね。いろいろなことをしていますが、自然体なシングル。聞き応えがありますよ。

 

以上、『miwa:リブート ~難しく考えなくたっていい~』という記録でした。

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