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伊藤美来:No.6 ~全てのことを誰かと比べる必要なんてないよ~

伊藤美来:No.6邦楽レビュー
邦楽レビュー

伊藤美来 (いとう みく) 8枚目のシングル「No.6」。

前作の3枚目のアルバム「Rhythmic Flavor」から4カ月。路線変更というか、今だからこそのチャレンジ路線から、既存のイメージする表現に戻った今作。

可愛らしく、少し気の抜けた感じが、実に彼女らしいサウンドです。

No.6 収録曲概要

「No.6」収録曲は以下の通り。

  1. No.6
  2. 気づかない? 気づきたくない?
  3. No.6 (off vocal ver.)
  4. 気づかない? 気づきたくない? (off vocal ver.)

なんで数字の中でも「6」? と、興味を引くタイトル。加えてカップリングも「ん?」となりますから、気になるタイトルの組み合わせ。

プラスして、聞いて歌詞を見ることで、その秘密が見えてくるというのも共通です。曲数がシングルで少ないからこその、面白さを提示してくれています。

また、答えは1つではなく、受け取り方も人それぞれで変わってくるであろうというのもポイントです。リストだけ見ても、面白い!

No.6

テレビアニメ「戦闘員、派遣します!」オープニング・テーマ「No.6」。(1曲目)

ファンキーなイントロで、表現する楽しさを予感されてくます。加えてがっちりとではなく、少し緩めな彼女の歌だからこそ、曲のテーマにもピッタリです。

選んだ答えが間違えてても It’s not too late
誰かの◯は誰かの☓で 世界は回っていく

何かをすることに、遅いなんてことはない。間違いだと思うことも、目線や状況が異なれば正解になるんだというのは、実際によくあること。

要は何をするでも、気にしなくても大丈夫だよ! のメッセージなのでしょう。

Operation No.6 比べるより並べよう

自分よりも上がいるから、ダメなんじゃない。人ぞれぞれ違うように、比べなくも自分らしくあればいいというのは、心が救われるし、気持ちが楽になります。

「No.6」はどういう意味かな? と思っていたのですが、上でもなければ下でもない数字。できそうな中間の数字であるからこそ、選ばれた気がしました。

アメリカン・モータースポーツの最高峰 IndyCar。琢磨も2度勝っている世界三大レースの1つと呼ばれる「INDY500」。他のレースと異なり、勝者は一人。

かといって、勝者だけものかというと、参加すること自体が栄光と呼ばれるレース。これは多くのレーサーにとって、比べる必要なんてないということ。

勝者はいるけれど圧倒的で、後は横一列。かと言って劣ってもいないんです。

この曲で「INDY500」のことを思い出す自分も大概ですが、多くの人にとって、なんでも細かく比較しないことが、幸せになれるのかもしれませんね。

気づかない? 気づきたくない?

揺れ動く私の気持ち「気づかない? 気づきたくない?」。(2曲目)

流行りの兆しを見せているレトロ感をそのままでなく、モダンな要素も取り込んだ曲。カップリングだからこその、遊びを感じさせてくれます。

“このまま”を保つ方が良い
でも近づきたい 矛盾に従順になる for you

正に「気づかない? 気づきたくない?」の状況。分かっているのに、今が壊れるのが嫌だからこそ、先に進む勇気が持てないのはよくあることです。

It’s so easy just follow my lead.
Come on 1, 2, 3, here we go!

「私の指示に従うだけで簡単。さあ、1、2,3,行こうよ!」。前に進むことをしたい心の声でしょうか。パート的に、いわゆる韓流風の歌い方の部分です。

また、彼女は声優さんの中でも、典型的なカタカナ英語で歌う子。緩さも加わってそれが面白さにつながっているのですから、興味深いところです。

チープになるというよりも、うまくハマっる。これは彼女の特権でしょう。

「気づかない? 気づきたくない?」とは、心の中では進みたい思いがあって、リードをする本心のからの問いかけのように感じました。

あとがき

彼女の可愛らしさと、緩さがうまくハマったタイトル曲と、カップリング。さらっと聞くこともできますが、ちょっと突っ込んでも面白い内容です。

3枚目のアルバム「Rhythmic Flavor」では大人っぽく、チャレンジの面が強かったですから、余計に”らしさ”に戻ったことの面白さがあるのかも…。

こればっかりは実際にやってみないと分からないことですから、動いてみるというのは必要ですね。その部分も今作の2曲の歌詞にも、現れています。

ジャンルやアーティストによってがっちとハマるのはもちろんですが、彼女の表現する緩さも、音楽の面白さの1つです。

 

以上、『伊藤美来:No.6 ~全てのことを誰かと比べる必要なんてないよ~』でした。


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