≠ME:空白の花 ~学名はなくてもそこに確実に存在していた~

≠ME:空白の花邦楽レビュー
邦楽レビュー

≠ME (ノットイコールミー) 配信シングル「空白の花」。

リリースの名義上は≠MEですが、グループで歌の中心となっている冨田菜々風のソロ。

あえて一人だからこそ、ぼやけずに伝わってくる等身大の恋の歌が聞けます。

空白の花 概要

現在の状況から≠MEの楽曲「君と僕の歌」も収録される、=LOVE 7枚目シングルCAMEO」のリリースの延期。

発売日が未定の中、5月26日に「空白の花」のMVが公開。

新たに発売日が設定された「CAMEO」のリリースと同時に、配信が開始されました。これ以上は望めない、ぴったりなタイミング。

次のCDまで待つには、ちょっと遅いですから…。

また、MVを見るのにYouTubeは手軽で便利ですが、音楽を聞くにはあまり適していないフォーマット。例え後発であっても、配信してくれるのはいいですね。

視覚的な要素が消えるからこそ、想像力が働くのもいい感じ。耳に集中できるからこそ、MVでは分からなかった要素も聞こえてきました。

空白の花

実らなくても大切だった恋の思いが聞ける「空白の花」。

好きになった彼はもちろん、誰にも言うことはなく自分の中で完結してしまった恋の歌。どこにも漏れていないぶん、失恋の中でも思いが一番強いかも…。

男女で異なっても、同じようなことはあったよねと思い返してしまう感情です。

欲のない花だったら
もっと強く咲いたでしょう

彼には彼女がいるのを知ってしまったからこその、思い。歌詞にはなくても、「彼女とケンカしたら。別れたらいいのに!」の欲を感じさせます。

見ているだけ、思いを寄せるだけでは寂しい。それでも彼には彼女がいるからこそ、伝えることは躊躇ちゅうちょしてしまう感情。

自分の思いを伝えることで現在の彼女を傷付ける、撃沈して自分が傷付きたくないのも欲なのかも…。興味深い思いです。

この恋が花だったら
学名すらないでしょう

この恋は、自分しか知らないからでしょうか。存在はしていても、誰も知らなければ名前なんてない。これは、めちゃくちゃうまい表現方法ですよね。

歌として表現する冨田菜々風ちゃんもですが、さっしーの書く歌詞は好きです。

MVでも視線の動きで思いが伝わってきましたが、音のみとなることで変わったのは、言葉の強さでしょうか。一言一言に思いがのせられています。

強弱が鮮明になり、自分の過去の恋とも重なるからこそ、リアルになる。それぞれででしてきた恋は違うからこそ、聞く人によって違った情景が見えそうです。

あとがき

単独の曲はまだ3曲の≠ME。その中でメンバーのソロ曲というのは、間違いなく難しいであろう決断。アイドルグループであれば、なおさらです。

それでも出来上がったものを聞けば、ソロであるのが必然といえる曲。

また、グループの中では歌が際立つ彼女ですが、完全ではないのも分かります。Withなんちゃらでなく、他メンバーにも支えられているからこその≠ME。

不完全であるからこそ、伸びしろの多さも感じさせてくれます。単曲としても十分に楽しめますが、≠MEとしての今後がより興味津々です。

先日TBSチャンネルで放送された「アイドルのチカラ」。冨田菜々風ちゃん、他メンバーのパーソナリティもいいですし、≠MEは面白い存在になりそうです。

 

以上、『≠ME:空白の花 ~学名はなくてもそこに確実に存在していた~』でした。


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JOE (ジョウ)

Guitar、F1を筆頭にモータースポーツ全般、野球(巨人)が好きな、ジャンルを問わない音楽マニア。日々記事更新中で、SNSは基本オマケ。 もっとプロフィール & あぶまいについて

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