≠ME (ノットイコールミー) 1枚目のミニ・アルバム「超特急 ≠ME行き」。
単独もありましたが、その多くは=LOVEのシングルに間借りする形で音源を発表してきた彼女たちの、本当の意味での始まりの1枚。
まさにアイドルという、キラキラした音を聞かせてくれます。
超特急 ≠ME行き 収録曲概要
「超特急 ≠ME行き Special Edition」収録曲は以下の通り。
- Overture
- 「君の音だったんだ」
- 「君と僕の歌」
- クルクルかき氷
- 空白の花
- P.I.C.
- 自分賛歌
- ポニーテール キュルン
- てゆーか、みるてんって何?
- 秘密インシデント
- ≠ME
CDでは7曲目が異なる初回限定盤、通常盤、ノイミー盤と、3形態でのリリース。配信ではSpecial Editionの名の通り、全てがまとめられています。
盤の9曲の状態でもですが、特に配信になると曲数的にも完全にアルバム。それでも名義上はミニ・アルバム。戦略が何かあるのでしょうけれど、面白い選択。
また、既存5曲に、インスト「Overture」。音源になっていなかった「クルクルかき氷」。5曲の新曲を含め、現在に≠MEがてんこ盛りな内容。
断片ではなくそのものですから「超特急 ≠ME行き」とは、まさにその通りのタイトルではないでしょうか。既存ファンならず、新規の導入にもいい感じです。
クルクルかき氷
待望の音源化「クルクルかき氷」。(4曲目)
スカのリズムも含めて、楽しさがいっぱいのタオル曲。音源で聞く以上にライブで楽しくなるのは、間違いありません。
タオルをブンブンとくるくるも重なりますし、いいですね。つまんないことがあったとしても、忘れさせてくれるパワーを持っています。
冷やした肌に 君はもうメロンメロン
その通りだよという感じ。ダジャレのようにするのがより楽しさを増しているのですから、表現として面白いです。
聞けば夏が待ち遠しくなりますし、先行してかき氷が食べたくなってしまいます。
自分賛歌
君はちっぽけなんかじゃない「自分賛歌」。(7曲目)
頑張っても結果にならない、うまくいかないなんてのは、日常茶飯事のこと。それでも諦める必要なんてないよと、背中を押してくれる歌。
心についた その傷
サプリじゃ治らない
きっかけにはなっても、飲むだけじゃ変わらない。さらに動けるから何かが先にあると言いたいのかも。これは実際でもそうですね。
今日の君だって 頑張っていた
僕はずっと褒めるよ
うまくいかなったからといって、頑張っていなかったんじじゃない。君はすごかったよと言ってもらえるのは、サプリ以上の効果がきたいできそうです。
自分讃歌。タイトルが面白いですよね。ただ気になったのは、エンディングがシンプル過ぎること。アウトロが合ったほうが、もっといい感じになったかも…。
ポニーテール キュルン
君が好きなのは分かっている「ポニーテール キュルン」。(8曲目)
確かにキュルンって感じのポニーテール。加えて女の子がいちだんと可愛く見える髪型でもあります。毎日でなく、たまにだと余計にですね。
ゆるく巻いて キュッとする
これが好きなんでしょ?
はい、その通りですという感じ。私がポニーテールをするのは、君のことが好きだから。だからもっと振り向いてほしいというのが、かわいらしい思いです。
ポニーテールに加えて、恋する女の子はキレイになりますし、その姿を見た君がキュンとしてしまうのは、必然かもしれません。勝負の髪型ですから…。
てゆーか、みるてんって何?
本田珠由記ソング「てゆーか、みるてんって何?」。(9曲目)
メンバー曲と言えば、=LOVE「手遅れcaution」に収録「樹愛羅、助けに来たぞ」。姉妹グループであるからこそ、遅かれ早かれ必然だったと言えます。
1度聞けば覚えてしまうメロディーは、このリズムからでしょう。パターンとしてはよく使われることで耳馴染みがあるからこそ、覚えてしまうのかも…。
いろいろなジャンルで使われていて、対照的なのでいうとSlipknotの代表曲の1つ「(Sic)」も、リズムのパターンとしては一緒。
曲の表現していることは全く異なるのに、共通点がある。音楽の面白さです。
加えて、楽しいけれどアイドルだからこそ成立するであろう、歌詞がいい感じ!
教えてあげない♡
「にゃ!!」
よく分からないからこそ、知りたい。それでも不明なことがあるからこそ、魅力が増すアイドル。オブラート部分があり、分からないからこそいいんです。
みるてんの妹にしたい感じもいいですし、中毒性のある曲です。
秘密インシデント
「超特急 ≠ME行き」リード曲「秘密インシデント」。(10曲目)
他の人は知らない、君の秘密のできごと。距離が縮まって、さらに深くなっていく瞬間。この曲があるなしでは、印象が大分変わっていたことでしょう。
きっと僕だけじゃない
君もインシデント
僕だけではない、君との秘密の出来事。これからもっと楽しくなることを予感させます。MVのメンバーの笑顔とリンクする感じなのは、いい相乗効果。
ただ、個人的に気になったのは、ラスト約6秒の無音。何かしら意味はあると思うのですが、単独で聞いた時は特に気になりますね。これはなんなんでしょう?
MVで何か描かれているかと言えば、そうでもない。すごく気になります。「なんだこれ?」と気にならせるためだとしたら、完全にしてやられてますね。
あとがき
内容と関係なく興味深かったのが、ソニーからキングレコードにレーベルが変わっていること。その経緯は知らないですが、これで変わることがあります。
=LOVEは変わらずソニーですから、今までのスプリット盤の形は基本的になくなるということ。気が早いですが、今作に続くのは≠ME単独での音源でしょう。
テレビ番組などは一緒に行うのが新たに始まりますし、姉妹関係であるのは変更がなくても、いい意味でのライバル関係へと変わっていきそうです。
≠ME、=LOVEのどちらにも、いい刺激となるのではないでしょうか。キラキラしたアイドルは笑顔を生みますから、今後の活動も楽しみです。
以上、『≠ME:超特急 ≠ME行き ~君はこの列車に乗り遅れちゃダメ!~』でした。
≠ME 関連記事
2019/8/4 release Digital Single
≠ME:≠ME ~ずっと同じではない変化を確かめて~
2019/10/30 release 6th Single ※「君の音だったんだ」収録
=LOVE:ズルいよ ズルいね ~でも君にありがとうと想っているんだ~
2020/4/15 release MV
=LOVE/≠ME:次に会えた時 何を話そうかな ~想いを温めておいて~
2020/7/8 release 7th Single ※「君と僕の歌」収録
=LOVE:CAMEO ~私がいつも同じだと思ったら違うんだから!~
2020/7/8 release Digital Single
≠ME:空白の花 ~学名はなくてもそこに確実に存在していた~
2020/11/25 release 8th Single ※「P.I.C.」収録
=LOVE:青春”サブリミナル” ~私がする恋は君だからいいんだ~
2021/4/7 release 1st Mini Album
≠ME:超特急 ≠ME行き ~君はこの列車に乗り遅れちゃダメ!~ ←今ココ
関連アーティスト記事一覧
=LOVE (イコールラブ)
JOE (ジョウ)
最新記事 by JOE (ジョウ) (全て見る)
- HYDE:ON MY OWN ~罪深いことをしているのは分かっている~ - 21年4月11日
- Crossfaith:RedZone / Dead or Alive ~振り切った俺は止められない~ - 21年4月10日
- ≠ME:超特急 ≠ME行き ~君はこの列車に乗り遅れちゃダメ!~ - 21年4月9日
- Holly Humberstone:Haunted House ~私たち家族の大切な家~ - 21年4月8日
- BlooDye:Where you are ~強く想っても君の温もりには届かない~ - 21年4月7日
コメント