Maroon 5 (マルーンファイヴ) 配信シングル「Nobody’s Love」。
前作「Memories」から10カ月。前月にベーシスト ミッキー・マデンがDV容疑で逮捕、一時離脱するという一悶着あった中でのリリース。
美しいバラードは多くの観点と、愛についての深さがある曲です。
Nobody’s Love 概要
「Nobody’s Love」は、現在も続くパンデミック。ジョージ・フロイド死亡事件に触発された曲。だからこその、メッセージの強さがあります。
誰もが手にすることができるはずの平和と、行ってしまったことの反省。
また、MVではマリファナ所持法について、メッセージが込められたもの。この部分は賛否両論がありそうですが、今あえてしたという感じでしょうか。
MVラストのメッセージを見てもらうというのが1番ですが、日本のアーティストではできない部分まで踏み込んでいるのは、興味深いところです。
Nobody’s Love
![]() | 「Nobody’s Love」 フルMVをApple Musicで観る |
恋ではない人を愛するということ「Nobody’s Love」。
愛を問いかけるからこそですが、「Love」が63回も出てくるという多さ。それでも数えてみて、そんなにあるんだという感じになっているのも特徴です。
If my love ain’t your love
It’s never gonna be nobody’s love
「俺の愛が君のの愛でなければ、誰の愛にもならない」。ときめきの恋ではなく、特別な人だからこその愛。自分にとっても、君にとっても大切な人。
素直に思いを伝えることが、愛に取って必要なことなのかもしれません。
And if you ever leave, then I’m never gon’ want
Nobody, nobody’s love
「もし、君が去ってしまったら欲しくないよ。誰も、誰の愛も」。特別な人がいれば、相手の気持ちも分かるというもの。一方通行ではありません。
自分には知らない、または関係がなかったとしても、その人に特別な存在がいる。当たり前のことに気付くことで、人は傷付けることはなくなりそうです。
MVの丸刈りもですが、最後のメッセージとともにマリファナ所持法に対してというのは、やっぱりインパクトがありますね。
あとがき
音のみで聞くと、美しいバラード。ここに至る経緯と、MVに込められたメッセージを知ると、少し違った聞こえ方になってくるのも印象的です。
結果としては争いをなくし、平和でありたいということなのでしょうけれど、問題提議を曲の中に含めてくるのは興味深く感じました。
ただ、意図を知らなくても楽しめますし、分かってから聞くと深さのあるものになる。音楽だからこそできる部分が含まれた、意欲作ではないでしょうか。
ジャケットのカラーも印象的なこの曲。いろいろな面から見て、聞いてみることをオススメします。
以上、『Maroon 5:Nobody’s Love ~誰にこの愛を届けますか? ~』でした。
Maroon 5 関連記事
2019/9/20 release Digital Single
Maroon 5:Memories ~この先も君のことをずっと忘れない~
2020/7/24 release Digital Single
Maroon 5:Nobody’s Love ~誰にこの愛を届けますか? ~ ←今ココ
2021/3/3 release Digital Single
Maroon 5:Beautiful Mistakes ~あなたはもう僕の元にはいない~
JOE (ジョウ)
最新記事 by JOE (ジョウ) (全て見る)
- HYDE:ON MY OWN ~罪深いことをしているのは分かっている~ - 21年4月11日
- Crossfaith:RedZone / Dead or Alive ~振り切った俺は止められない~ - 21年4月10日
- ≠ME:超特急 ≠ME行き ~君はこの列車に乗り遅れちゃダメ!~ - 21年4月9日
- Holly Humberstone:Haunted House ~私たち家族の大切な家~ - 21年4月8日
- BlooDye:Where you are ~強く想っても君の温もりには届かない~ - 21年4月7日
コメント