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Måneskin:Il ballo della vita ~情熱的に己をさらけ出して踊れ! ~

Måneskin:Il ballo della vita洋楽レビュー
洋楽レビュー

Måneskin (マネスキン) 1枚目のアルバム「Il ballo della vita」。

前作「Chosen」から10カ月半。カバーでも自分たちの曲としての表現を行っていましたが、全てがオリジナルソングとなることでより濃くなったのが今作。

パフォーマンスとしてだけでなく、楽曲もしっかりと作れることをこの初アルバムの中で、これでもかと示しています。

Il ballo della vita 収録曲概要

「Il ballo della vita」収録曲は以下の通り。

  1. New Song
  2. Torna a casa
  3. L’altra dimensione
  4. Sh*t Blvd
  5. Fear for Nobody
  6. Le parole lontane
  7. Immortale (feat. Vegas Jones)
  8. Lasciami stare
  9. Are You Ready?
  10. Close to the Top
  11. Niente da dire
  12. Morirò da re

タイトルからも見て取れますが、英語が5曲で残りの7曲はイタリア語。言語上の取っ付きにくさが最初はありますが、逆にそれがバンドの持つ個性に。

音楽性もロックから外れるような幅広さも見せつつ、とっ散らかることなく1枚のアルバムとして完結。このことは聞いているうちに面白さが増していきます。

言語として何を言っているかはそのままでは不明でも、分かる音のかっこよさ。いい意味であるねちっこさが、ぐいぐいと耳から頭の中に入り込んできます。

また、イタリア語の楽曲があることで、すごく分かりやすく感じる英語歌詞の曲。ペラペラは別として、自分のような勉強中の方は面白く感じるかもです。

New Song

ここに始まる「New Song」。(1曲目)

タイトルが決まっていない時によく使われる仮の曲名「New Song」。ですが、この曲は歌詞を読めば、確かにこれはそうだわ! と思わせるものがあります。

また面白いのは恋愛のようでもあり、母に向けているようにも聞こえるところ。アルバムの1曲目として、ビートも含めて興味を引かせるには十分です。

Oh, this is more than a kiss for me
You left me with no breath

「これはキス以上のもの。あなたは息を切らして俺を残したんだ」。解釈が難しいですが、これは自分を生んだというのが当てはまりそう。

キスは特別な行為ですが、それ以上というのも、納得しちゃいますし…。

Tonight I won’t be yours, baby

「今夜俺はあなたのものじゃないよ、ベイビー」。主導権を握られるのではなく、自分からあなたをものにする。結果は同じようでも異なりますよね。

また、母親にだったら、ベイビーなんて普通言いません。だからこそ、これは恋愛の始まりではないのかなと。生があり恋をすることを「New Song」。

人生において重要な始まりを描いているのは、聞いていて面白く感じてしまいます。

Torna a casa

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だから僕は「Torna a casa」。(2曲目)

翻訳しないと何を歌っているのか分からずとも、寂しさが溢れている曲。イタリア語の独特な音階が、深い感情を表しているように聞こえるのも特徴です。

Quindi Marlena torna a casa
Che ho paura di sparire

「だからマルレーナは家に変える。消えるのが怖いから」。存在あるもの、いつかは消えるもの。それがいつか分からないからこそ、怖くなる。

今日は大丈夫だったと毎日のように感じるのは疲れそうですが、それだけ存在として消えることなく、いつまでも隣にいて欲しいということなのでしょう。

何言っているか分からずとも、ボーカル ダミアーノ・ダヴィドの表現力の高さが分かる歌。この曲を歌ったのは19歳の時なのですから、末恐ろしいです。

L’altra dimensione

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これでもかと踊れ!「L’altra dimensione」。(3曲目)

アルバム・タイトルも歌詞として出てくる、重要度が高いであろう曲。Slipknotが「We Are Not Your Kind」で行っていますが、歌詞からの選択は興味深い!

他アーティストでも過去に例があるでしょうけれど、こういうのは気付くとニヤッとしちゃう部分です。

Amico mio devi essere felice
Perché il nuovo mondo sta per arrivare

「友よ。君は幸せでなければいけないんだ。新しい世界がきているから」。変化に気付くというのは、すごく重要なこと。タイミングは一瞬だから…。

その上で友の君には幸せであってほしい。なんかじわ〜とくる部分。

Ti prego Marlena, Marlena, sì portami a bailar
Il ballo della vita

「マルレーナ、マルレーナ俺を踊らせて。生命のダンス」。「Torna a casa」にも出てくるマルレーナというのは、大切な女性の名前でしょうか。

加えて生命のダンスというのは、表現として実に興味深い!

フラメンコ的な曲調にイタリア語だからこそ情熱的で、単に踊りではなく、アルバム・タイトルでもある生命のダンスというのに納得してしまいます。

この曲はほぼ間違いなく邦楽アーティストでは、表現として出てこない楽曲でしょう。

Fear for Nobody

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ここに宣言するよ「Fear for Nobody」。(5曲目)

怖いことは沢山あった。生きるためにも必要なことだったから…。でも、今は乗り越える術を見つけたの宣言であり、自分に言い聞かせているかのようです。

I have no fear for nobody
I have no fear for nobody, nobody now

「誰にも恐れないよ x2 今は誰も」。無理だではなく”できる!” と思ってからすると意外に実際もできてしまうように、あえての口にする言葉。

怖さを知っているからこそ、今は違うんだという事に意味がありそう。この曲は歌詞が英語なので、表現として分かりやすいのも大きな特徴です。

Le parole lontane

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はかなくも「Le parole lontane」。(6曲目)

伝えたいことがあるのに、自分の言葉は届いていない気がする。現実よりも距離を感じてしまうのは、何よりも寂しく感じることかもしれませんね。

「Le parole lontane = 遠い言葉」。寂しさが漂う楽曲です。

Perché ti sento lontana da me

「あなたは俺から遠く離れていると感じるんだ…」。だからこそ近づいて行きたいのに、そうはならない。相手がいるからこそのことですが、寂しいです。

それでもあなたがいるからこそ、自分が存在する意味がある。遠く離れていて届かないとしても言葉を投げかけ続けるのは、もしもを期待しているからかも…。

Close to the Top

今の気持ちは「Close to the Top」。(10曲目)

アルバムの中で最もロックで、かつ歌詞が英語曲。自分もでしたが、1番取っ付きやすいのがこの曲という方は多そう。加えてもっと注目されてもいい曲です。

You’re not my baby
And you’re driving me crazy, crazy now

「君は僕のベイビーじゃない。そして僕を狂わせる。今狂うんだ」。手を伸ばせば触れられる距離にも行けるのに、手の届かない存在。

嫌われているのではなく、既に相手がいるからですが…。歌詞だけを見ると女々しさも含まれる失恋ソングとも取れるけれど、だからこそロックです。

その理由は、自分の思いを心に留めのではなく、吐き出さずにいられないから。ベースが特にカッコいいので、ギタリストであってもコピーすると面白いです。

Morirò da re

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目指すのは「Morirò da re」。(12曲目)

何か似た感じで聞き覚えのある方が多いであろうギターリフに、バンドの意思というか、あるべき姿を表現したような曲。

ベテランではなく、若いキャリア途中の若い彼らが表現するのが面白く感じます。

Ehi, it’s Måneskin yeah

「ええ、マネスキンだ。イェイ」。前作「Chosen」のオリジナル曲の頭に自己紹介がありましたが、それとは少し異なる形。

「Morirò da re = 王の様に死ぬ = マネスキン」だから。これは受け取りようによっては、バンドとして天下を取ってやるという意思にも思えます。

「死ぬ = 消滅 or 解散」するのは、それ以降でいいんだという感じで…。バンドとしての意図が本来何なのかは分かりませんが、面白い表現の曲です。

あとがき

今作で大半を占める、イタリア語での歌唱。正直そのままでは聞いていても何言っているか分かりませんし、独特な発音はロックにはあまり向かないはず。

逆にそこをバンドの個性にしていまったというのには、面白く感じてしまいます。加えてサウンドはおとなしめの曲も、実はというかロックなんですよね。

これは多くのバンドができないので、面白なと思います。よくある無駄にがなるとか、音が歪んでいるからロックかというと、実際はそうではないので…。

きっとというか翻訳を介せずせずに聞けたら、もっと面白い存在として聞けるのでしょうね。とはいえ、意味がそのままでは分からずとも面白いですが…。

既に多くの注目は集めていますが、伸びしろの終わりが見えそうにないマネスキン。音楽好きで、特にロックバンドが好きなら、チェックするべき存在です。

 

以上、『Måneskin:Il ballo della vita ~情熱的に己をさらけ出して踊れ! ~』でした。

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JOE (ジョウ)

Guitar、F1を筆頭にモータースポーツ全般、野球(巨人)が好きな、ジャンルを問わない音楽マニア。日々記事更新中で、SNSは基本オマケ。 もっとプロフィール & あぶまいについて

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