【Amazonアプリストア】

Måneskin:Chosen ~あなたはきっと耳を傾けたくなるよ~

Måneskin:Chosen洋楽レビュー
洋楽レビュー

Måneskin (マネスキン) 1枚目のEP「Chosen」。

今や飛ぶ鳥を落とす勢いで活きがよい、男女混合のロックバンドのデビュー作。クセがかなり強いのですが、1度気になったら抜け出せなくなるサウンド。

今作のリリース時はメンバーは全員10代。今も若いですが、勢いがあります。

Chosen 収録曲概要

「Chosen」収録曲は以下の通り。

  1. Chosen
  2. Recovery
  3. Vengo Dalla Luna (Caparezza)
  4. Beggin’ (The Four Seasons)
  5. Let’s Get It Started (Black Eyed Peas)
  6. Somebody Told Me (The Killers)
  7. You Need Me, I Don’t Need You (Ed Sheeran)

頭の2曲はオリジナルですが、残り5曲はカバー。オリジナルと聞き比べると分かりますが、完全に自分たちの曲として歌っています。

若さという勢いもありますが、モノマネでコピーみたいなのをカバーと言っている人たちに聞いてほしいかも…。これこそが正にカバーだと。

これは伸びるわ! という片鱗は、デビュー作からして完全にありました。

また、デンパーク語で「月光」を意味するMåneskin。「Vengo Dalla Luna =  私は月から来た」は、1曲目のカバーとして入れるのは必須だったのかも…。

Chosen

Apple Music Movie IconChosen
フルMVをApple Musicで観る

それはあなたがするべき「Chosen」。(1曲目)

バンドの始まりの曲は、その内容も紹介に近い形。某有名曲に近いリフが逆に耳馴染みのよい形となって、入り込んでくるのは面白い!

うまいインスパイアで、結成時がセンスが良かったことが分かります。

Mmm, I started when I was seventeen and now I’m here, brah, yeah-ah

「17歳の時に始めて、今ここにいるよ」。まさにバンドの出来事。意図しているか分かりませんが、その出来事と思いを記録して残すというのが重要。

回想した時にこそなので、5年、10年後により価値のある曲になりそうです。

Follow me, follow me now

「ついてきて、ついてきて、今」。趣味で演奏するならともかく、ファンが付いてきてこそ活動ができる音楽。聞く人への正に願いという感じ。

プラスして、付いてきてくれたら想像している以上の物を見せて聞かせるよ! というのバンドの自信なのかも…。繰り返して聞くほどに面白さのある曲です。

Recovery

俺たちの「Recovery」。(2曲目)

複数の曲にできそうなアイデアを、ギュッと1つに凝縮。いろいろな音楽に影響を受けているのが分かる、面白い曲。クセのある歌声がハマっています。

Cause I am a poor man
And I cannot read your mind

「俺は貧しい男だから、あなたの心は読めないんだ」。文字通りの貧乏というのではなく、不器用だからというのが近いように思いました。

器用になんでもではなく、できることは限られているからという感じ。

So you can follow me
Until they catch me and kill me out
It’s my recovery

「あなたは付いてくることができるよ。彼らが俺を捕らえて殺すまで。それが俺の回復なんだ」。想像が働かさないと、その意味合いが難しい部分。

「they = 彼ら(彼女ら)」にはあなたも含まれていて、殺したくなるほど追い求めてて欲しいということかなと。それが回復というなら、意味も分かります。

全身全霊をかけて行うロックバンド。全力だからこそ痛みも伴いますが、付いて来てくれる人がいるというのは、何よりもの喜びであり回復ではないかなと。

筋トレして筋肉が傷付き、超回復して大きくなっていく。この感じが表現として近いかも…。少し難解な部分もありますが、面白い歌詞です。

Beggin’

The Four Seasonsのカバー「Beggin’」。(4曲目)

相手が君にだからこそできるお願い。素直になれないことが多い男性からの愛するからこそのラブソングは、今の表現とは少し異なる表現です。

アレンジもありますが、かっこいいラブソングというのは珍しいかも…。

I’m beggin’, beggin’ you
So put your loving hand out

「お願いするよ。だから君の愛する手を出して」。何かを乞うことはためらってしまうことですが、あなたにだからこそできること。

素直になって思いを伝えるというのは、逆に男らしさを感じさせます。また、誰にもでもはなく、君だからこそをいうのがいいのではないでしょうか。

この曲のオリジナルは1967年リリース。今作リリース時は全員10代だというのに、かなり渋いところをついてきています。

ブレイクの要因「Eurovision Song Contest 2021」でこの曲を歌ったライブバージョンをリリースもしていて、今作で一番に知られている曲だそう。

既存曲も聞かせて興味を持たせ、深堀りさせる。戦略としてもうまく行っているのが、今のバンドの状態につながっているのかもしれませんね。

Let’s Get It Started

Black Eyed Peasのカバー「Let’s Get It Started」。(5曲目)

何か始める時に躊躇も理由もいらない。とりあえずやっちまおうぜ! それがスタートだからと、初期衝動を何よりも大切にする思い。

元々がロック要素がある曲でしたが、ガチなものになりました。

‘Cause everybody, everybody Just get into it and, get stupid
Get it started, get it started, get it started

「だってみんなみんな 夢中になってバカになるんだ。始まったんだx3」。あとのことは今考えなくてもいんじゃないか? という感じでしょうか。

オリジナルは当然知っていましたが、ロックでかっこいいアレンジになりました。いい意味でねちっこい歌い方が、始まり感をより高めています。

あとがき

バンドの中心人物で、ボーカルのダミアーノ・ダヴィド。顔も声も濃い〜ですが、それがバンドの色になっているのですから、実に面白い。

今作で英語でないのは「Vengo Dalla Luna」のみ。後の2枚のアルバムと比率的には異なる部分ですが、カバーであることも含めて入りやすさになっています。

ちなみに英語はもちろん、スペイン語、フランス語も話せるとのこと。曲のイタリア語はスペイン語に近い存在でも、多言語話者は憧れますね。

自分はまずは英語を早く苦することなくできるように、勉強を頑張ります。

Måneskin に話を戻すと、ガチなロックで活きがよいバンドが今現れる。打ち込み全盛の今だからこそ、楽しみな存在という方は多いのでないでしょうか。

日本でも間違いなくドカンと来ると思われますので、早めに聞いておいた方がいい存在です。

 

以上、『Måneskin:Chosen ~あなたはきっと耳を傾けたくなるよ~』でした。







Amazon【Måneskin】関連商品

Måneskin 関連記事

2017/12/8 release 1st EP
Måneskin:Chosen ~あなたはきっと耳を傾けたくなるよ~ ←今ココ

2021/3/19 release 2nd Album
Måneskin:Teatro d’Ira – Vol. I ~ずっとこのままではいないから~

2021/10/8 release Digital Single
Måneskin:MAMMAMIA ~その壁は超えるために存在する~

The following two tabs change content below.

JOE (ジョウ)

Guitar、F1を筆頭にモータースポーツ全般、野球(巨人)が好きな、ジャンルを問わない音楽マニア。日々記事更新中で、SNSは基本オマケ。 もっとプロフィール & あぶまいについて

コメント