Maggie Lindemann (マギー・リンデマン) 配信シングル「Obsessed」。
前作「Pretty Girl」から1年2カ月。直前にThe Vamps「Personal」にフィーチャリング参加を挟みつつ、久しぶりにリリースされた新曲。
音としてはポップですが、描かれている世界観は独特です。
Obsessed 概要
彼女の楽曲の4曲目の前作「Pretty Girl」がヒット。Remixが数パターンリリースされていますが、新曲がリリースされるまでにかかったのは1年2カ月。
思わぬヒット曲が出ると前倒しでリリースが続く場合が多いですが、それをしない選択。楽曲での独特な世界観もですが、面白いことをしてきます。
今作以降も定期的ではあってもリリースが多いわけではないですし、状況によってブレることのない彼女。これが支持される理由の1つであるのかも…。
表現する音楽性が変わっても、彼女なら分かるという感じなのでしょう。
Obsessed
これが私の「Obsessed」。
タイトルのObsessedを訳すと”執着”。その意味は「一つのことに心をとらわれて、はなれないこと」。この時点で面白いテーマを曲にしてきています。
特にポップ系だと、類をみない感じではないでしょうか。
You’re so obsessed with yourself
「あなたは自分自身にすごく夢中」。誰かに憧れるのではなく、自分に夢中。自身を好きになれるというのは、悪いことではなくすごくいいこと。
行き過ぎてしまうと自己陶酔になるので、気持ち悪いかもですが…。
‘Cause I’m obsessed with myself too
「私も自分に夢中だから」。自分が好きをいうと心配になってしまう人もいるかもですが、私も同じだから当たり前のことだよと言葉を投げかける。
自分だけじゃないんだ! と思ったら、安心できる方も多そうです。
自己陶酔まで行くと気持ち悪いですが、自分を好きになるからこそ周りにいる人にも優しくなれるし、時と場合によっては愛することもできる。
自分なんて…と悲観的に思うよりも、よっぽど好意的な思考に感じます。
浅く見るとエゴが強くにも思える曲ですが、実際は異なる気がしました。
あとがき
個人的に彼女の存在をしっかりと知ったのは20年以降で、EP「PARANOIA」に向かっている時。後から「Pretty Girl」を聞いたことある! ぐらいでした。
だからこそ軽視していた部分もあったのですが、Apple Musicでも彼女の中で「Pretty Girl」に次ぐTop Songs (再生数)となっている今作。
気になって改めて聞いてみたら、面白い曲だなと。聞かれる曲というのは、やっぱりというかそれなりの理由があるのかなという感じでした。
現在とは異なるポップなサウンドも、逆に印象的。存在自体が面白いです。アイテム数も多すぎない今こそ、まとめて聞いてみるのがいいかもしれませんよ。
以上、『Maggie Lindemann:Obsessed ~ブレることなく一心に~』でした。
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JOE (ジョウ)
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