lynch. (リンチ) 配信シングル「ALLIVE」。
前作「OVERCOME THE VIRUS」から、7カ月。バンドの生き様を表現したような、ド直球で前へと進んで生きて行くんだの思い。
変化球ではないからこその、熱さが感じられる曲です。
ALLIVE 概要
「ALLIVE」は2021年2月3日に行う予定だった「15TH ANNIVERSARY “THE FATAL HOUR HAS COME” AT 日本武道館」を記念したシングル。
“だった”となった理由。1都3県に発令された緊急事態宣言に伴い、安全を最優先に考慮した結果、1月8日に公演の中止が発表されたから。
苦難の共に活動してきたバンドのlynch.。時期的に開催が危うくなる危険性はあったとはいえ、重要な意味をなすライブの中止は悲劇でしかありません。
とはいえ、今までも数々の問題を乗り越えてきたバンド。だからこそ時間が経過することで、「Alive = 生きる」の意味がより強くなりそうです。
ALLIVE
俺たちにとっての「ALLIVE」。
デスボイスの叫びが、意思の強さを感じさせます。クリーンボイスを含め、実にlynch.っぽい曲。上モノの音を足して着飾ることをしていないのが、カッコいい!
また、ストレートな思いは、突っ切るからこそリアルな言葉になっていきます。
突き抜けろ いま この場所で
輝け この身 燃やして
楽になんとなく生きる選択肢もあるけれど、俺たちにその選択肢はない。細く長くではなく、身を燃やしてでも太くというのは、熱さを感じさせます。
微かな光ではなく、例え一瞬であっても最大限に輝く。ロックですね。
叶えられないとしても 闘うのが
“生きる” ことじゃねえの?
心理をついた言葉。見返りを求めるほど、離れてい現実。成果がすぐに出なかったらそこで諦めるの? と、問いかけているかのよう。
同時に自分への戒め。ただ生きるのではなく、最大限に俺たちらしく。言葉として提示することで、逃げるわけにはいかなりますし、ロックな生き方。
過度にこびたり、自信なさげにこんなんどうですか? は、カッコ悪いので。
この曲で表現しているのは生きる意味であり、大きな意思。今回は中止になってしまいましたが、武道館ライブで映えるのが目に浮かびます。
どういう形になるかは分かりませんが、きっとリベンジすることでしょう。
あとがき
ド直球のロックでビジュアル系ならでは要素が多く含また、非常に勢いを持った曲。自分がガッツリのめり込んで聞いて、弾いていた頃を思い出します。
だからこそその思いと勢いがカッコよく、コピーしたくなること請け合いです。
ただ自分が細かいことが気になるからこそ、気付いたことが1つ。もしかしたら合っているのかもしれませんが、歌詞の登録が多分間違っるかもです。
「we’re alive = 俺たちは生きる」が正しいと思われる部分で、いくつか「we arrived = 到着した」。聞こえる音も前者ですし、どうなんでしょうね。
でも、「alive = 生きてる」が”l”が足されて「allive」と造語のようになっていますし、 意図したものなのかも。この辺も歌詞を見ることによる面白さです。
自分は相棒の杉下右京さんばりに、細かい点に気になるたち。とはいえ曲は文句なしにカッコいいですし、心で感じるままに聞くのがきっと正しいのでしょう。
また悲劇を受けながら、続いて行くバンド。lynch.は面白い存在です。
以上、『lynch.:ALLIVE ~その願いが叶わなくても変わらずに…~』でした。
lynch. 関連記事
2020/5/13 release Live house support planning single
lynch.:OVERCOME THE VIRUS ~乗り越えた先の生き様を見せようぜ~
2020/12/23 release Digital Single
lynch.:ALLIVE ~その願いが叶わなくても変わらずに…~ ←今ココ
JOE (ジョウ)
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