春奈るな:glory days ~「大好き」という言葉、受け取って欲しい~

春奈るな:glory days邦楽レビュー

春奈るな 3枚目のミニ・アルバムである「glory days」。

通常の音源とは少しコンセプトが異なっていて、「冴えない彼女の育てかた」の主題歌とエンディング曲の限定で収録されたコンピレーション盤です。

自身の新曲と既存曲に加えて、カバー曲を収録するという面白いコンセプトのリリース方法は、新旧の「冴えない彼女の育てかた」が1枚で楽しめます。

新しい音源のリリース方法としてありですし、聞いて楽しめるミニ・アルバムです。

glory days 収録曲概要

「glory days」の収録曲は以下の通りです。

  1. glory days
  2. 君色シグナル
  3. ステラブリーズ
  4. カラフル。
  5. 桜色ダイアリー
  6. glory days -Instrumental-
  7. カラフル。 -Instrumental-
  8. 桜色ダイアリー -Instrumental-

1〜3曲目までが自身のオリジナル曲、4〜5曲目がカバー曲となっています。どの曲も「冴えない彼女の育てかた」という共通点があるのが特徴です。

新曲とカバー曲だけではなく、既存曲の「君色シグナル」、「ステラブリーズ」の2曲は、このミニ・アルバムのコンセプトだからこそ収録されています。

どちらもシングルとしてリリース、2枚目と3枚目のアルバムにも収録がされていますが、とても良曲です。コンセプトから再度日の目を得るのはありですね。

どんな良曲も聞いたことのない音源をさかのぼって聞くというのは、よっぽど聞いた時の曲やアルバムがよくないと、多くの人は聞きませんから…。

頻繁だと異なりますが、ベスト・アルバムではなく既存の過去音源を無理なく日の目になる機会を作るのは、聞く人にもアーティストにもいいなと感じました。

glory days

タイトル曲であり、劇場版「冴えない彼女の育てかた Fine」の主題歌である「glory days」。(1曲目)

君のことが大好きで、これからずっと一緒にいたいんだという気持ちが強く伝わってくる曲です。迷いながらも一直線の大好きは、応援をしたくなります。

春奈るなちゃんの歌の魅力である、ささやきからツヤのある伸びのある声まで聞ける、彼女のよさがしっかりと聞けます。これはいい曲ですね。

言葉で解説を見るよりも、今すぐに曲を聞いて欲しいと感じてしまいました。

既存の2曲は異なりますが、新曲、カバーの2曲は「冴えない彼女の育てかた」の曲というのにプラスして、沢井美空が作詞という共通点があります。

この曲の歌詞の中にカラフルやダイアリーという言葉が出てくるのも、聞いていてニヤッとする部分であり、こういう自然なつながりはいいなと感じました。

応援をしたくなる曲であり、恋をしてる背中を押してくれるタイトル曲らしい曲ですし、春奈るなちゃんの魅力が詰まった曲です。

カラフル。

テレビアニメ「冴えない彼女の育てかた」のエンディング曲であった「カラフル。」。(4曲目)

シンガーソングライターである「沢井美空」が、2015年に7枚目のシングルとしてリリースした曲のカバー曲です。

春奈るなちゃんがインタビューでも語っていましたけれど、オリジナルに似せた歌い方をしています。それでも違いが出るのが、聞いていて面白いです。

1つの景色が見えるだけでうれしいのに、メリーゴーランドに乗って見える景色のように、いろいろな色の世界が見える。こんな思いをしてもいいの? という。

謙虚な女性の気持ちが見える歌詞だからこそ、よりかわいらしさを感じる曲です。1つだけで十分だといえる子には、きっとたくさんの景色が見えますよ。

オリジナルも、カバーも甲乙つけがたい、いい感じの曲です。

桜色ダイアリー

テレビアニメ「冴えない彼女の育てかた♭」のエンディング曲であった「桜色ダイアリー」。(5曲目)

現在は活動休止してしまったアイドルグループ「妄想キャリブレーション」が2017年に13枚目のシングルとしてリリースした曲のカバー曲です。

オリジナルは5人の声が入っていたのが、カバーでは春奈るなちゃん1人になっているので、聞いた時の曲の印象が大きく変わっています。

オリジナルはアイドルの恋の歌と言う感じでかわいらしさが全面でしたけれど、カバーでは歌詞の世界が全面に出た、思い出の曲のように聞こえました。

現在進行系のオリジナルと、日記を読み直して過去の恋を思い出すカバー曲は、同じ曲であるのに違いが感じられて興味深く聞けますね。

妄想キャリブレーションは名前しか聞いたことがなかったのですが、いい曲を歌っていたんだなと、このカバー曲を聞いて気づきましたよ。

どちらのバージョンもいいですけれど、現在進行系よりも過去を思い出す方が想像がしやすいので、春奈るなちゃんのカバーの方が共感ができました。

こういうステキな曲が今カバー曲として日の目をみるのは、いい感じです。

あとがき

今回の「冴えない彼女の育てかた」の主題歌とエンディング曲を集めたコンセプトは、聞いていて興味深く感じました。情景は異なっても、統一感があります。

アニメのタイアップ曲はアニメがあってこその曲が多いですから、アニメの中の世界感が曲に出ているんですよね。だからこそ、新旧の曲に統一感があります。

プラスでミニ・アルバムでは歌い手が多くいるのではなく、春奈るなちゃんが一人で歌っていることも、より統一感につながっています。統一感はいいですね。

過去だけを振り返るのではなく、今の「冴えない彼女の育てかた」の世界観を歌った今回のミニ・アルバムは、聞いていてとても興味深かったです。

新曲とカバー曲はもちろん、収録された既存の2曲も良曲ですので、今あらためて日の目を見られることで評価されることがありますように!

「ルパとアリエス」、「回転木馬」という2曲の配信限定曲からのこの戦略は想像とは異なったのですが、うまく戦略にのせられた気がします。いい戦略です。

 

以上、『春奈るな:glory days ~「大好き」という言葉、受け取って欲しい~』でした。

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