春奈るな:Dreamer ~待つのではなく、私は夢を探しに出かけるよ~

春奈るな:Dreamer邦楽レビュー

春奈るな 1枚目のミニ・アルバムである「Dreamer」。

2枚目のアルバム「Candy Lips」から約8カ月ぶりとなる次の1手は、「クリスマス」と「夢想」をコンセプトにしたミニ・アルバムとなりました。

今まではシングルとアルバムでしたので、ミニ・アルバムは今作が初めてです。コンセプト通り冬を感じますから、特に冬に聞きたい内容になっています。

「Candy Lips」で首をかしげた人も、楽しめる内容のミニ・アルバムですよ。

Dreamer 収録曲概要

「Dreamer」の収録曲は以下の通りです。

  1. Prologue ~Dreamer~
  2. Sweet Fantasy
  3. 別次元LOVE
  4. Lightless
  5. ユキノミチ

1曲目のSEである「Prologue ~Dreamer~」のハンドベルの音が、今作のコンセプトであるクリスマスと夢想を感じることができ、世界観に引き込まれます。

ミニ・アルバムであってもコンセプトを作ってきたことが、内容の良さにつながっています。前作「Candy Lips」の失敗を、しっかりと修正してくれました。

コンセプト通りであるのと同時に、聞いていい状態に戻してきた! とすぐに分かるのも、リリースをする意味のある内容のミニ・アルバムです。

Sweet Fantasy

曲名の通り甘いファンタジーを感じる「Sweet Fantasy」。(2曲目)

サビで少しシャープしているのですが、シャープしている余韻が気持ちよく感じます。必ずしも音程が合わなくても、逆に良さにつながるのが分かる曲です。

1人ではうまくないことがあったり、冬で寒い季節であっても、あなたと2人ならばハッピーエンドになるんだというのがいいですね。とても甘い曲です。

春奈るなちゃんの良い部分がたっぷりと詰まった曲は、心地がよく聞けます。この曲をシングルではなく、ミニ・アルバムとしたのが功を奏していますよ。

別次元LOVE

実際には決してかなわない恋心を歌った「別次元LOVE」。(3曲目)

どうしてもクリスマスの時期はカップルが目立ちますから、恋をしたい気持ちになります。恋をすると、初恋でない限り思い出してしまう人がいますよね。

人は一人ひとり違うのだから比べてもしょうがないのですが、恋となると比べてしまうのは仕方がないことです。恋の出来事は特に思い出に残りますから…。

ただし思い出すのは実際の人ではなく、画面や漫画の中の人で次元が異なるからこそ曲名が「別次元LOVE」。興味深い恋であり、思いの詰まった歌詞です。

本当の恋もしたいのにと葛藤する気持ちも含まれていて、どんな恋の選択したのかが気になります。完全には理解できないからこそ、興味深い恋の歌です。

Lightless

切ない恋心が痛いほど伝わってくる「Lightless」。(4曲目)

春奈るなちゃんというと、1枚目のアルバム「OVERSKY」でも聞かせてくれた切なさが、大きな特徴の1つです。明るさだけでないところに魅力があります。

「Lightless = 光がない」は光が必要ではないほどに明るいのではなく、あなたという光を失ったからこその「Lightless」です。切ないさが心に響きます。

もう出会うことも一緒になることもなくても「永遠という世界で 愛しているよ」という歌詞に、深い愛情と今小さくても少しの光を感じる曲です。

アウトロで少し早めの秒針の音が鳴っているのが、切なさを倍増させています。

ユキノミチ

寒さの中にも希望の先が見える「ユキノミチ」。(5曲目)

「Lightless」で締めて冬ならではの切ない恋もいいですが、小さく見えた光を大きくする「ユキノミチ」は、ミニ・アルバムの世界観をより高めています。

決して明るい曲ではないにも関わらず、待つのではなく自らで一歩を踏み出して星(光)を探しに行こうというのに、希望を感じさせてくれる曲です。

ハッピーエンドなのかは分からなくても。進むのが怖かったとしても、探しにいける勇気が自分にはある。前に進むからこそ、希望をつかめそうな気がします。

なんとなく、もしかしたら手が届きそうというのが、前に進む勇気をくれますよ。春奈るなちゃんは、底抜けに明るいではない曲の方が似合います。

さらっと歌っていますが、しっかりと言葉が伝わってくる希望の曲です。

あとがき

2曲目の「Sweet Fantasy」は3枚目のアルバム「LUNARIUM」にも収録されましたが、その他の曲はこのミニ・アルバムでなければ聞けません。

「Sweet Fantasy」も「LUNARIUM」の中で聞くのとは違った感覚で聞けますので、今作は聞き逃すことができないミニ・アルバムになっていますよ。

何よりもいい状態の春奈るなが戻ってきたということで、聞いて安心する人が多いのではないでしょうか? 冬がとても似合う、ステキなミニ・アルバムです。

5曲で19分と短いこともありますが、寒い季節に聞くと繰り返して聞きたくなるミニ・アルバムであることに間違いありません。通して聞けば心も温まります。

 

以上、『春奈るな:Dreamer ~待つのではなく、私は夢を探しに出かけるよ~』でした。

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