=LOVE (イコールラブ) 6枚目のシングル「ズルいよ ズルいね」。
前作「探せ ダイヤモンドリリー」から約半年ぶりとなるシングル。「手遅れcaution」の時のような、驚きのある内容になっています。
アイドルとして成長していくなかで、一辺倒ではなくいろいろな面を見せてくれるのは、聞いていて興味深い。=LOVEは面白いですね。
ズルいよ ズルいね 収録曲概要
「ズルいよ ズルいね」収録曲は以下の通り。
- ズルいよ ズルいね
- Sweetest girl
- 推しのいる世界
- 「君の音だったんだ」
≠ME - ズルいよ ズルいね(instrumental)
- Sweetest girl(instrumental)
- 推しのいる世界(instrumental)
- 「君の音だったんだ」(instrumental)
今までの5枚のシングルと異なるのは、姉妹グループ「≠ME(ノットイコールミー)」の曲が収録されたスプリット盤になっています。
5枚目までセンターであったひとみんこと髙松瞳ちゃんが休養に入って、11人になっていること。ジャケットの真ん中が空いているのも、意味がありそうです。
単純に姉妹グループの曲だから入れたとは、考えづらい感じがしました。
スプリット盤とは?
スプリット盤とは、2〜3組のアーティストを1枚にまとめた盤のこと。坂道グループ、48グループは、シングルでこの方式をたまにしてきますよね。
同グループ内のユニットではなくて、AKBならSKEやHKT。欅坂ならけやき坂のような、姉妹グループでも別としてカウントされる場合のパターンです。
「スプリット = split = 分裂、分割」の意味からきている、盤の名称。
サントラなどアルバムに多数のアーティストが参加する場合は、スプリット盤とは呼ばず、オムニバス盤や、コンピレーション盤と呼びます。
ちなみにオムニバス盤というのは日本だけで、コンプレーション盤というのが世界での呼び方になっています。これも音楽の面白いところですね。
コンピレーションは「Compilation = 編集、編集物」。複数の楽曲をまとめたこと。面白いので、名前や意味を覚えておきましょう。
ズルいよ ズルいね
![]() | 「ズルいよ ズルいね」 フルMVをApple Musicで観る |
タイトル曲で、片思いのままの恋を歌った「ズルいよ ズルいね」。(1曲目)
こんなに私を好きにさせておいて、私の前からいなくなんてというのは、曲名の通りズルいよ ズルいねというのがぴったり!
これだけ相手に好きに思わせるというはすごいことですけれど、最初から恋愛感情がなかったり、感情が高まらなかったことが片思いのままの理由でしょうか?
ズルいよ ズルいねと思わせながら、それでもありがとう思わせる。女性に深く恋をさせる色男には憧れるし、なってみたい願望が男なら誰でもあります。
女性からしたらかなわない片思い。男性からみると、いい男になるために頑張らなきゃダメよねと感じさせてくれる曲でした。
さっしーは、アイドルだったからこそ難しい恋もしてきたでしょうし、この歌詞はフィクションではなく、実体験が入っている気がします。
特にいいなと思ったのは、グループだから全員で歌う曲であるのに、ちゃんと個が出る個人パートが重要な箇所で含まれていることです。
個が出てこなければ全く違う意味になった気がしますし、この曲をタイトル曲に持ってきたのは、あとから意味が出てくる気がします。
よく間違いをする、アーティスト方向にシフト。アイドルの部分をしかっりと残しているのも、聞いていてさすがだなと感じました。
Sweetest girl
曲名の通りかわいらしさが満載の「Sweetest girl」。(2曲目)
みりにゃこと大谷映美里ちゃんがセンターの曲は、もろに甘いアイドルソング。現時点では公開されていませんが、MVを制作して欲しいです。
聞いているだけでもかわいらしさが満載で、絵が加わったら破壊力がさらに倍増することは間違いありません。MVの制作予定はないんでしょうか?
11月8日にMVが公開されました。縦画面であることをうまく利用した、予想通りのキュンとしてしまう破壊力が抜群のMVになっています。
大谷映美里ちゃんはアキシブの頃から群を抜いてかわいかったですけれど、ペットでフェレットのバタ子、シナモンのインタビューがよかったですね。
愛情があふれていましたし、さらにラーメン好きというのもいい感じです。
曲に話を戻すと現時点で満足でなくて、毎日かわいいを更新したいからという向上心があるのいい感じ! 毎日更新するからこそ、かわいいんです。
今作の中でいちばんアイドルソングであり、キュンを誘われます。
推しのいる世界
青春パンク曲のような感じがする「推しのいる世界」。(3曲目)
アイドルファンといったら、推しがいるからこそ応援しますし、なじみの深い言葉。意味もいろいろで、単推し、箱推し、DDなどたくさんあります。
自分の場合はアイドルでも音楽から入るので、基本は箱推し。単推しというのはゆかるんこと佐々木優佳里ちゃんぐらいですかね。ぐらいって、DDかも…。
アイドルは夢を見せてくれますから、この曲で歌っている推しがいる世界というのは、気持ちがすごく分かります。
推しの君がいるから今が楽しい。つまんないことも後で声を聞けたり、会うことができるから、めんどくさくて大変なことも頑張れちゃうんです。
通常の恋愛と、アイドルを推すというのは、似ているようで異なります。
ドルオタでなくても、何か別のことでアイドルのような人はいるはず。推しは誰かになんと言われようと、なくてはならない存在ですね。
ライブで盛り上がりそうな曲は、聞いていてギターがコピーしたくなりました。
「君の音だったんだ」
![]() | 「「君の音だったんだ」」 フルMVをApple Musicで観る |
≠MEの楽曲「「君の音だったんだ」」。(4曲目)
セルフタイトル曲「≠ME」を配信でリリースしていて、YouTubeの再生も余裕で130万オーバーとなっていたので、今作に収録は予想外でした。
単独でも十分セールスは期待できると思いますけれど、2019年は地盤を築いている途中ということでしょうか。MVでの表情が段違いに変わっています。
セルフタイトル曲「≠ME」の時点でメンバーがかわいいのは分かっていましたけれど、アイドル感が出たのと、個人の個が現れてきたように感じました。
「≠ME」の時も思いましたが、少しかすれた歌声の子がとても気になります。曲の中で、いいアクセントになっているんですよね。
姉妹グループの≠MEも、=LOVEのように面白い存在になりそうです。
私が君を大好きだからこそ、鼓動が早くなるのは「君の音だったんだ」。さっしーの歌詞はどんどん進化していくので、見ていてすごく興味深いです。
直接の表現ではないけれど、ちゃんと分かる表現であること。歌詞で大切な部分です。自分も見やすい文章になるように、見習いたいですね。
あとがき
=LOVEの3曲。≠MEの1曲で4曲の今回のシングル。聞き応えがあります。姉妹グループ合わせて、これからの活動が期待せずにはいられません。
シングル収録曲概要でも少し触れましたが、ジャケットの真ん中にスペースが空いているのは、髙松瞳ちゃんが戻ってくる場所があるよというメッセージ。
今回のシングルは完全体の=LOVEではないから、姉妹グループの≠MEを紹介兼ねて含めてみたと感じてしまったのは、自分の考え過ぎでしょうか?
行動には意味が必ずあると思いますので、きっと何かはあると思います。人それぞれで解釈ができる要素を含んでいるのも、面白く感じました。
=LOVE、≠MEはもちろん、さっしーことプロデューサーである指原莉乃ちゃんに興味が深くなった今回のシングル。彼女は裏方でもやりますね。
以上、『=LOVE:ズルいよ ズルいね ~でも君にありがとうと想っているんだ~』でした。
=LOVE 関連記事
2017/9/6 release 1st Single
=LOVE:=LOVE ~私たちと一緒に夢を見よう~
2017/12/6 release 2nd Single
=LOVE:僕らの制服クリスマス ~大人になると忘れてしまう恋の気持ち~
2018/5/16 release 3rd Single
=LOVE:手遅れcaution ~まだ見せていなかった本当の私~
2018/10/17 release 4th Single
=LOVE:Want you!Want you! ~ストレートな気持ちを受け入れて~
2019/4/24 release 5th Single
=LOVE:探せ ダイヤモンドリリー ~私の中にある3つの感情~
2019/10/30 release 6th Single
=LOVE:ズルいよ ズルいね ~でも君にありがとうと想っているんだ~ ←今ココ
2020/4/15 release MV
=LOVE/≠ME:次に会えた時 何を話そうかな ~想いを温めておいて~
2020/7/8 release 7th Single
=LOVE:CAMEO ~私がいつも同じだと思ったら違うんだから!~
2020/11/25 release 8th Single
=LOVE:青春”サブリミナル” ~私がする恋は君だからいいんだ~
関連アーティスト記事一覧
≠ME (ノットイコールミー)
JOE (ジョウ)
最新記事 by JOE (ジョウ) (全て見る)
- Maggie Lindemann:PARANOIA ~私の中に確実に存在するモノ~ - 21年1月27日
- Black Veil Brides:Scarlet Cross ~心を強く痛みつける十字架~ - 21年1月26日
- Pantera:Vulgar Display of Power ~表現するのは内にあるもの~ - 21年1月25日
- 水樹奈々:Link or Chains ~あなたとは深くつながっていたい~ - 21年1月24日
- Roselia:ZEAL of proud ~前へと突き進むことを選んだ理由~ - 21年1月23日
コメント