=LOVE (イコールラブ) 8枚目のシングル「青春”サブリミナル”」。
前作「CAMEO」から4カ月強。今回は予定から延期されることなく、発売されるとともに、ひとみんこと髙松瞳ちゃんの完全なる復帰作。
ある意味で横道にそれた「CAMEO」とは異なり、本体の形が戻ってきました。
青春”サブリミナル” 収録曲概要
「青春”サブリミナル”」収録曲は以下の通り。
- 青春“サブリミナル”
- しゅきぴ
- 流星群
- P.I.C.
- 青春“サブリミナル” (instrumental)
- しゅきぴ (instrumental)
- 流星群 (instrumental)
- P.I.C. (instrumental)
6枚目「ズルいよ ズルいね」からと同様、≠MEとのスプリット盤。
別途記載していますが「P.I.C.」がかなり微妙なので、コラボ曲「次に会えた時 何を話そうかな」を収録した方がもっといい形になったかも…。
≠MEとは逆に、本来の姿に戻った=LOVEはすごくいい感じになっていますよ。
青春“サブリミナル”
![]() | 「青春”サブリミナル”」 フルMVをApple Musicで観る |
甘酸っぱい恋の歌「青春“サブリミナル”」。(1曲目)
君じゃなきゃダメだめというくらいなのに、実際に言葉としては言えない「好き」。だからこそ思いがより強くなっていくのが、青春を感じさせます。
「別れた」って噂で聞いた
本当が まだわからないけれど…
大人になるとそうでもないですが、若い頃は過去の人が見えると引いてしまうのが典型的な男性。それでも恋するのは君というのは、女性ならではかも。
気持ちが成熟していない青春時代だからこそ、男性は影を負うので…。
やっとわかった (やっとわかった)
答えは1つ 青春“サブリミナル”
例え何があったとしても君のことが本当に好きで、東大生も知らない私だけしか導けない恋とわかった確信。思いを告白する勇気が最後に得るのがいいですね。
私の恋の意識と潜在意識が完全にリンクするからこそ、「青春“サブリミナル”」。歌詞も含めて心境の変化を聞いていると、実にいいタイトルです。
また、この続きの実際の告白や、その後の部分も曲にできそうな感じなので、今後に期待しちゃいます。
しゅきぴ
恋する楽しい女の子の思い「しゅきぴ」。(2曲目)
タイトルからしてですが、言葉使いが面白い曲。あなたに恋することが私は本当に楽しいの! という形を表現できるのは、アイドルならでは。
よくよく歌詞を見るとめいんどくさい系なんですけれど、それでもかわいく思えてしまう。やっぱり。恋をしてキラキラな女の子には、魅力があります。
「もしもし…今なにしてる?
あー…付き合いだもんね わかった」
好きって言ってくれたら切るのにー!
セリフ部分があるのが、さらに好きな気持ちと曲を面白くしています。大人ではなく子どもの部分も同居する恋する思いが、やっぱりかわいらしい。
聞く人も同じように楽しくさせる恋は、うまくいくといいね! 思わされます。
MVも恋する楽しさが溢れていますし、この曲でのセンター佐々木舞香ちゃんは特にかわいいですね。単純に好みのタイプというのも加味されてますが…。
流星群
復帰した高松瞳ちゃんと齊藤なぎさちゃんが歌う「流星群」。(3曲目)
自分にないものを持っているからこそ、君のことがより好きなる感情。歌詞が男性目線というのが興味深く、加えて爽やかなラブ・ソング。
同じ好きでも「青春”サブリミナル”」、「しゅきぴ」とは異なる形です。
太陽みたいなその笑顔
ちょっと怒って拗ねた顔
1つの面ではなく、いろいろな表現をしてくれるからこそ一緒にいることがうれしいし、ありがとうと思える。実に爽やかな恋。
1人であれば流れ星だけど、2人であれば2よりも増えて流星群になる。無理やりではなく、キレイに想像ができるのは、いい思いだなと感じさせてくれます。
P.I.C.
![]() | 「P.I.C.」 フルMVをApple Musicで観る |
≠MEの楽曲「P.I.C.」。(4曲目)
「CAMEO」で表現したのと同様の韓流ソング。「P.I.C.」は最後歌詞にも出てきますが、「Partner In Crime = 共犯者」の略語。タイトルはカッコいい!
全部 自分で 決めたんでしょ? (孤独じゃ 死ねないから)
I need a “P.I.C.”
1人では弱いからこそ、共犯者がいる。分かるようでもあり、不明な表現。ここら辺も韓流に寄せているのでしょうけれど、ちょっとツッコミ過ぎかも…。
例えるなら関西人でないのに、関西弁を使うエテのような感じ。本質にあるものではなく、似せて作るからこそ無理矢理感が大きいです。
また、MVを見ても分かりますが、曲としてだけでなくせっかくの個を消して平坦にする形。加えて「CAMEO」もでしたが、さらに上乗せした微妙過ぎる曲。
韓流の音は特徴的ですが、似せるのでなくいい形にするのは難しいかも…。音として守備範囲外とはいえ、本家の人たちのバランスが絶妙なのは認識してます。
そもそも論を言ってしまえば、=LOVE、≠MEの多くのファンが期待したり、求める音ではないはず。もしやるなら、別プロジェクトでがっつりのがいいかも。
何よりも聞いていて疲れる曲。通常は曲に対しての否定はあまり書いてこなかったですが、正直「P.I.C.」はオススメできないです。
≠MEの存在が面白いだけに、めちゃくちゃもったいない気がしました。
あとがき
良い面とよろしくない部分が同居した1枚。他のアーティストでもそうですが、アイドルはグループであっても、特に個が重要となる存在。
人数が少なければなんとかなっても、=LOVE、≠MEはどちらも12名。メンバーが多いからこそ、個が弱まると一気に平坦になってしまいます。
これは強みである、魅力が見えなくなるということ。伸びる時は一気でも、下降も早いのがアイドル。伸ばすべき場所を輝かせることを期待しています。
以上、『=LOVE:青春”サブリミナル” ~私がする恋は君だからいいんだ~』でした。
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