幾田りら：スパークル ~一瞬だけ煌めいて消えていった恋…~

幾田りら (いくたりら) 配信シングル「スパークル」。

リメイクの前作「ロマンスの約束」から5カ月。途中YOASOBIはもちろんのこと、milet, Aimer & 幾田りら「おもかげ」のリリースを挟んでの新曲。

実ることが無く切なくとも、これからの糧となる恋の歌が聞けます。

この記事の目次(もくじ)

スパークル概要

前作「ロマンスの約束」がリメイクされたのは、AbemaTV「今日、好きになりました。向日葵編」のタイアップが付いたから。

自分はドラマを見ていないのでWiki情報ですが、向日葵編に続く朝顔編、秋桜編、花梨編でも継続して主題歌に。ドラマにぴったりだったんでしょうね。

その上で配信日と同日に始まる蜜柑編の主題歌に、「スパークル」が選出。彼女が継続して起用されるのは、ある意味で必然と言えます。

また、タイアップの付き方はいろいろとありますが、今回のように起用側に求められて継続する形。アーティスト冥利に尽きると言っていいかもです。

ABEMA「今日、好きになりました。蜜柑編」主題歌「スパークル」。

実る恋もあれば、そうはならない場合も多いもの。ハッピーエンドにはならずとも、これからも頭の中から消す事のできない恋の思い出。

切ない出来事には変わりないけれど、これからの糧になる恋でありそうです。

それでも君の横顔愛おしくなって
浮かんだ二文字が駆け巡る
声に出来ず

君は私を恋愛の対象としてはいないかもしれない。それでも頭に浮かんでくるのは”好き”。声に出せないのは、完全に終わってしまうからでしょうか。

恋をするとよくあることですから、自分の経験に置き換えて想像してしまうという方も多いかもしれませんね。伝えられない思いは、沢山ありますから…。

こんな近くにいるのに
いつも遠くを見ているね

実際の距離は触れられる程に近いのに、絡み合うことのない見ている場所。この恋が実ることはないと、気付いた瞬間でもありそう。

いくら私が君のことを好きでも、思いは伝わらない。寂しく感じる場面です。

煌めいて消えてった
夜空を走り去る星のように

君を好きな思いは、花火のように一瞬だけ煌めいて消えていく…。恋が実らずにはじけるのは、正にこんな感じだといっていいかも。

1度は気持ちが伝わって付き合ってから別れるのではなく、片思いで終わる恋の場合は、より近い状況でありそうです。

なんとも切ないですが、こんな恋をしなければよかったではないのは、素直に君を好きだったからゆえなのでしょう。

ふとした時に、あの時はと思い出してしまう恋の経験。結果はどうであれ、その時だからこそできた、素敵な経験です。

小説が原作にあるYOASOBIとは、異なる曲で描くアプローチ。聴き比べてみると面白いですし、ソロとして成長していく様も興味深く感じます。

単なる歌い手ではなく、今回のようなソロとして。また、伶に提供した「宝石 (feat. 幾田りら)」など、活動の幅を広げているのも関係しているのでしょう。

心地の良い歌声に加えて、歌詞で時折あえての話し言葉などの使い方も面白い彼女。今後がどうなっていくのか、すごく楽しみな存在です。

以上、『幾田りら：スパークル ~一瞬だけ煌めいて消えていった恋…~』でした。

2022/1/17 release Digital Single
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Guitar、F1を筆頭にモータースポーツ全般、野球(巨人)が好きな、ジャンルを問わない音楽マニア。日々記事更新中で、SNSは基本オマケ。もっとプロフィール & あぶまいについて