L’Arc〜en〜Ciel (ラルク アン シエル) 41枚目のシングル「Don’t be Afraid」。
前作「Wings Flap」から1年。2016年12月のリリースですが、21年5月の時点ではバンドの最新シングル。
個人の活動があるので「そんな出ていないの?」 という感じですが、タイトルや描かれているテーマを含め、今の状況にも合う内容です。
:Don’t be Afraid 収録曲概要
「Don’t be Afraid」収録曲は以下の通り。
- Don’t be Afraid
- Cradle -L’Acoustic version-
- Don’t be Afraid (hydeless version)
- Cradle -L’Acoustic version- (hydeless version)
- Don’t be Afraid -English version-
お楽しみのカップリングはインストの他、6枚目のアルバム「ark」から「Cradle」のアコースティックバージョン。表題曲のEnglish ver.を収録。
改めて聞いてみても、しっくりとくる組み合わせ。特に「Cradle」は、こちらが本来の形ではないの? というぐらいのアレンジになっているのが特徴です。
Don’t be Afraid
![]() | 「Don’t be Afraid」 フルMVをApple Musicで観る |
映画「バイオハザード: ザ・ファイナル」日本語吹替版主題歌「Don’t be Afraid」。(1曲目)
恐れて隠れてしまうのではなく、自分を信じ、自らの手で運命を掴み取れ! 行動をしたからこそ先があるというのは、実際に多いことです。
怖がっていたり、文句を言っているだけじゃ、何も変わらないので…。
覚醒めたいなら迷わずアイツへ
銃弾を打ち放て
本当の自分になるための行動。銃弾を放つアイツとは、自らに作った壁のことではないでしょうか。自分を越えられるのは、本人しかいないですから。
バイオハザードだとゾンビですが、それも越えて行くべきものですよね。
Don’t be afraid, believe yourself
運命を掴み取れ!
「恐れずに自分を信じて」。運命を掴み取るのは誰かにしてもらうのではなく、自分ですべきことだから。他人任せにしていたら、手に取ることはできません。
運命と言うと大きなことのように思えますが、ほんの小さな変化でも、きっかけにもなるもの。怖がっていたら、何も変わらないですから…。
今自分ができることをするのが、未来、そして運命を変えてくれそうです。
Cradle -L’Acoustic version-
揺れる感じが増した「Cradle -L’Acoustic version-」。(2曲目)
クレジットを見ずに聞いても、書いたのはyukihiroだと分かる曲。怪しげで寂しげな音が大きな特徴。hydeのウィスパーボイスも、がっつりとハマります。
I float in cosmos for the place to return
Living or dying there is no meaning
「帰るべき場所も求めて宇宙に浮かぶ。生きるも死ぬも意味はない」。揺籠に揺られ、感じる思い。イメージとしては母の胎内のことでしょうか。
とても寂しげですが、逆に「意味を持たなければいけないの?」 ということかもしれません。
love for you there is no meaning
「あなたの愛に意味はないよ」。なんとも切ない…。それでも、いろいろな意味で捉えることのできる言葉でもあります。
ちっぽけなものかもしれないし、やがて一つになるのであれば感情は関係ないとも…。ループするフレーズが同じようで、違うようにも聞こえる不思議な曲。
無になることは怖いことではないからという、メッセージなのかも。そう考えると「Don’t be Afraid 」につながるというのも、興味深いところです。
Don’t be Afraid -English version-
表題曲のEnglish ver.「Don’t be Afraid -English version-」。(5曲目)
ソロのHYDEを多くオンタイムで聞いているせいか、今やこちらの英語の方が自然に聞こえるという…。習慣からの面白い部分です。
ラルクが今後音源をリリースしていく時は、日本語、英語をどちらをメインにするのでしょうか? 曲によりけりだとは思いますが、どうなるのか楽しみです。
また、English ver.で興味深いのは、日本語とは少しニュアンスが異なること。文法も違えば、メロディーに言葉を乗せるからですが、比較すると面白い!
Try to believe in what you’ve got and for the last time
Open up your eyes now!
「自分を信じて。そして最後に目を開けて!」。日本語ver.では”最後にもう1度だけ自分を信じてみる”からですから、意味合いは似てますが、違いますよね。
翻訳の仕方だったりにもよりますけれど、他にも少しニュアンスが異なる部分が多々あるので、比べてみると面白いと思いますよ。
あとがき
WOWOWで昨年末から特集を組まれていて「ん?」と思っていましたが、今年結成30周年を迎えるL’Arc〜en〜Ciel。
今月末には29、30日の2daysで「30th L’Anniversary Starting Live “L’APPY BIRTHDAY!”」を開催予定となっています。
配信もされますが、後日となっていること。30周年は過去を振り返るだけでなく、新たなる提示をするというのに絶好な場面でもあります。
サプライズで新曲が聞ける可能性は高いのではないでしょうか? 実際どうなるかは当日になってみないと分かりませんが、楽しみにしていい部分かなと。
個々の活動もありますが、集合体の本体でというのも期待しちゃいますね。
以上、『L’Arc〜en〜Ciel:Don’t be Afraid ~恐れずに自分だけは信じて! ~』でした。
L’Arc〜en〜Ciel 関連記事
1993/4/10 release 1st Album
L’Arc〜en〜Ciel:DUNE ~静かなる切なさの中にある強い想い~
1994/7/14 release 2nd Album
L’Arc〜en〜Ciel:Tierra ~大地と空は変わらず見守ってくれる~
2001/3/14 release Best Album
L’Arc〜en〜Ciel:Clicked Singles Best 13 ~書き残した記憶と記録~
2014/8/13 release Limited Single
L’Arc〜en〜Ciel:EVERLASTING ~降り続く雨のように終わらない~
2015/12/23 release 40th Single
L’Arc〜en〜Ciel:Wings Flap ~新たな自由を得るために飛ぶよ~
2016/12/21 release 41st Single
L’Arc〜en〜Ciel:Don’t be Afraid ~恐れずに自分だけは信じて! ~ ←今ココ
2021/5/31 release Digital Single
L’Arc〜en〜Ciel:ミライ ~あの向こう側へ一緒に行こうよ~
2021/7/25 release Digital Single
L’Arc〜en〜Ciel:FOREVER (Anime Edit) ~横に並んで描く世界~
2021/8/8 release Digital Single
L’Arc〜en〜Ciel:FOREVER ~消えていく痛みと続いていく繋がり~
関連アーティスト記事一覧
HYDE (ハイド)
JOE (ジョウ)
最新記事 by JOE (ジョウ) (全て見る)
- Ed Sheeran:2step (feat. Lil Baby) ~一人の時とは異なる歩み~ - 22年5月22日
- Arch Enemy:Sunset Over The Empire ~夜明けの先にあるのは…~ - 22年5月21日
- Rina Sawayama:This Hell ~届いたのは直行便の招待状~ - 22年5月20日
- Rainych:Zankyou Sanka ~消せないならぶつけて変えてやる~ - 22年5月19日
- 鬼頭明里:怪物 – from CrosSing – ~確実に僕の中にある強い感情~ - 22年5月18日
コメント