Lamb of God (ラム・オブ・ゴッド) 配信シングル「Wake Up Dead (feat. Dave Mustaine) 」。
セルフタイトルで、8枚目のアルバム「Lamb of God」から1年9カ月。途中デラックス盤を含みつつリリースされるのは、Megadethのカバー。
フィーチャリングとしてデイヴ・ムステイン、現バンドメンバーが全員参加し、中々の面白い形の表現となっています。
Wake Up Dead 概要
![]() | 「Wake Up Dead」 フルMVをApple Musicで観る |
「Wake Up Dead」は1986年にリリースされた、Megadethの2枚目のアルバム「Peace Sells… but Who’s Buying?」オープニングトラック。
現在もライブでよく演奏されるので、ファンならお馴染みのナンバー。PV、今で言うMVが見れますが、さすがにデイヴ・ムステインがめちゃくちゃ若い!
現在と比較すると36年という月日の重さを感じられるのも、興味深い所です。
Wake Up Dead
メガデスのカバー「Wake Up Dead (feat. Dave Mustaine) 」。
生きるために女性を騙し、家に入り生活をさせてもらう。そこに愛はないですから、バレたら女性は怒り狂い、恐らく殺されてしまうのはないか? という思い。
バリバリのメタルですが、描かれている世界が面白い曲。デイヴ・ムステインの実体験からというのも、背景を読み解くと印象的です。
I know if I wake her
I’ll wake up dead
「彼女を起こした場合、どうなるか知ってる。俺は死んで目を覚ますんだ」。彼女を起こすというのは、目覚めではなく俺がしていることを知られること。
死んで目を覚ますとは、生きて起きるということはないということでしょうね。本当は悪いなと思っている心があるのは、男っぽさを感じさせます。
騙しとはいえ実際にできてしまうのは、オリジナルのMVを見れば分かりますが、デイヴ・ムステインが色男だったというのも大きく関係していそうです。
また、YouTubeで公開されている、オフィシャルビデオ。概要に記述されていますが、動画その物だけでなく、リモートでレコーディングされたとのこと。
ロック。ことさらメタルとなるとその場に全員が集まってというのが定番だと思いますが、文明の利器を利用しない手はありません。
所謂大御所なバンドも当たり前のように行うこととなると、欲言えばブレずに頑な。悪く言えば頭の固いメタルの界隈も何か変化が出てくるかも…。
あとがき
そもそも何故ラム・オブ・ゴッドがメガデスをカバーするかと言えば、22年4月9日から行われる共同ツアー「The Metal Tour of the Year」があるから。
21年にも行われていますが、カバーをリリースするとういうのはプロモーションとして面白い試み。来年があるのであれば、逆があっても面白いかも…。
また、22年夏にはテスタメント スティーヴ・ディジョルジオがベースを弾き直したメガデスのニュー・アルバムがリリース予定。
そう遠くない時期に先行シングルを含めて聞けると思いますので、楽しみです。
以上、『Lamb of God:Wake Up Dead ~生きた心地がしないよ~』でした。
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Lamb of God:Lamb of God ~止まったのではなく時計は再び動き始める~
2022/4/1 release Digital Single
Lamb of God:Wake Up Dead ~生きた心地がしないよ~
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JOE (ジョウ)
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