Korn (コーン) 配信シングル「Forgotten」。
前作「Start The Healing」から2カ月。2022年2月4日にリリースされる、14枚目のアルバム「Requiem」からのセカンドシングル。
バンドならではの重さと、なんとも言えない切なさが両立した楽曲です。
Forgotten 概要
「Requiem」は9曲が収録されますが、「Forgotten」はオープニングナンバー。アルバムにとって重要な位置であり、核となる楽曲であるはず。
また、他のバンドと比べるとローが出ているのですが、Kornとして考えると控えめ。加えて「Start The Healing」と同じく、ポップであるのが印象的です。
「Requiem = 鎮魂曲」。今までのアルバムとは異なる表現になるのかも…。
Forgotten
全てのことが「Forgotten」。
誰でもSNSなどを通して、承認欲求が満たせられる時代。自己の存在意義とも言えますが、何も意味をなすことすらない。自己満さえも得られない…。
その上で全てが忘れ去らさられるとしたら、寂しく感じてしまいそうです。
I want to be free
You won’t allow it
「自由になりたいのに、あなたはそれを許さない」。何かに抵抗することさえできないのは、意思を持つことさえ許されないということなのかも…。
“あなた”が何を指すかで、人ぞれそれぞれで受け取り方が変わってきそうです。
And now that’s left
Is forgotten
「そして今残っているのものは、忘れさられる」。形あるものはいずれ終わりがきて、その多くは時とともに忘れされれるのはある意味で必然なこと。
それでも、意味さえ持たないというのは寂しく感じてしまいます。
聞く人によって「どこが?」と言われてしまうかもですが、歌メロがポップであるので、逆にやるせなささを感じるのは自分だけではないかも…。
寂しさのある思いは、耳に残る表現です。自分も好き勝手きままにこのブログを書いていますが、全く誰も見る人がいない、何も残らないでは寂しいです。
とはいえ、別に何か特別なものを得ようともしてはいないですが…。それでも0しかなりえないとしたら嫌だと思うのは、人とはわがままな存在なのでしょう。
あとがき
「Start The Healing」の表現も興味深かったですが、「Forgotten」も同様。単曲だけでなく、アルバム全体でどう表現されるのか気になってしまいます。
バンドも含めシングルのみ表現をする割合が増えてきた気もしますが、Kornはある意味で昔ながらのアルバムあってこそということなのでしょう。
もうすぐ全容が明らかになる「Requiem = 鎮魂曲」。実に楽しみです。
以上、『Korn:Forgotten ~ここに存在したことさえも全て…~』でした。
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JOE (ジョウ)
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